野球場でやらない、バットも振らないしボールも飛び交わない文化系野球のイベントにお邪魔してきた、本日日中の話をさせて頂く。
向かった先は西神田の、令和の時代になってもまだ昭和の気配を色濃く漂わせているこのビル。
昨夏の『野球文化大学』の講義もどき以来となった、由緒正しいかどうかは知らないが、とにかく老舗建造物であることは間違いないビル西神田。
目的は、イベントスペースとしても利用されているこのビルの3階の『編集室屋上』で開催されていたアートイベント。
『野球かわいい展』などの活動で知られる若きベースボールアーティスト、あらたようさん、堀岡暦さんによる作品展、『Seals』である。
架空球団『シールズ』の様々なシールや印刷物、という設定から野球をアーティスティックに表現するという、かなり斬新で面白い切り口の作品展。初めに構想を伺った時から、開催を楽しみにしていた。
毎度そうなのだが、この手のアート的なものに対しては、審美眼もなければ表現する語彙も持ち合わせいない不調法者ゆえ、つべこべ言わずに会場内の展示品の写真を並べてゆく。
シールはもちろん、マッチ箱やガムの包み紙といった細かい印刷物から、Tシャツやバッグなどの大物のプリントグッズまで、センスあふれる『シールズ』グッズがずらりとならんでいる。
ある意味において同じ架空球団と言える当スタジアム的には、非常に刺激的で参考になるモノだらけであった。
物販コーナーにも、お洒落なシールなどが並んでいた。
お洒落成分が不足している当スタジアムに貼ろうと、一通り仕入れてきた。
今回のこの作品展、非常にささやかではあるがスポンサーとして協賛させて頂いた当スタジアム。
ありがたいことに、作って頂いたキャップシールとともに、会場内入口にでかでかと掲出頂いていた。
大したスポンサードをしていないので、逆に恐縮である。
本日が初日だったこの『Seals』は、明日26日(日)と来週6月1日(土)、2日(日)の計4日間開催されるので、一風変わった野球へのアプローチを楽しみに、ぜひ皆様も足をお運び頂ければ。
明日も来週土日も東京ドームで試合があるので、観戦前のアート鑑賞もお勧めである。
架空球団グッズに刺激を受け、また何かくだらないモノを製作したくなってきた当スタジアムへの皆様のご来場を、引き続き心よりお待ちしております。