すっかり鮮度が落ち切った話で恐縮だが、日曜日の野球観戦の話の続きをさせて頂く。
真夏の太陽光線が容赦なく責めつける鎌ヶ谷スタジアムのデイゲーム脱出し、涼しいナイトゲームを観戦しようとやって来たのはこの球場。
明治神宮野球場である。
カードはスワローズVSベイスターズ。この試合にやって来た一番の理由はこれ。
スワローズの「燕パワーユニフォーム」配布試合。
そう、当スタジアムのコレクション拡充活動、通称「ユニフォームくれくれツアー」である。
というわけで、この試合のマイシートは前売り購入者先着10000名にユニフォームが配布されるスワローズ側、一塁側の内野B指定の上段あたり。
緑色に埋め尽くされたスタンドの中、イベントに一人反旗を翻すかのごとき異形の桃色。
例によってこの手の試合では悪目立ち度が常の8割増しである。
日中、鎌ヶ谷スタジアムで散々っぱら直射日光を浴びてきたので、ダブルヘッダー観戦のナイトゲームは涼しく観戦したかったのであるが、この日の神宮はナイトゲームとは名ばかりの17時プレイボールの試合。
写真でお分かりいただける通り、ここでもかなり長い時間西日を浴び続ける羽目になる。
鎌ヶ谷からの脱出に若干手間取り、到着は2回裏終了時点。
ユニフォームのカラーに合わせ、スコアボードの表記もグリーンに。
ゆえに、この日のベイスターズ先発三浦投手には、マウンドより先に打席でお目にかかる事に。
マウンド上の番長。
6回を投げて6安打を浴びながらも、粘りのピッチングで無失点に抑える好投を見せる。
対するスワローズの先発は、今季好投を続けながらも援護に恵まれていない新垣投手。
元ダイエーホークスファン的に、無条件で応援している残り少なくなってきたダイエー戦士のひとり。
この試合でもソロホームランの1点のみで凌いだが…。
こちらも無条件に応援してる元犬鷲戦士。
2番セカンドでスタメン出場の内村選手は、残念ながらこの日はノーヒット。
スワローズの「燕パワーメント」ユニ着用試合であったこの日。選手のみならずこの鳥ももちろん着用。
彼も着用…、というのかどうか…?
「なんでボタンしないの?」と尋ねたところ、「胸板が厚すぎて無理」との回答を身振り手振りで頂いた。通訳がいなかったので、本当にそう言っていたかは不明…。
そう言えば、このユニフォームのデザイナー、イーグルスファン的に言えば「TOHOKU GREEN」のデザイナーである大岩Larry正志さんが、自分のはるか前方の席に座っていた。
やはり自分のデザインしたユニの着用試合の結果は気になるのだろうか…?
売店では、限定のスペシャルドリンクが販売されていた。
イベントに合わせた緑は分かるが、山田選手でなければならない理由はない気がするが…。
試合中、ちょっとした故あってレフトスタンドに出没。
緑一色のスワローズ側でも存分に悪目立ちしたが、青一色のレフトスタンドでもその状況に変わりはなく。
あちこちから当スタジアムのお客様にお声掛け頂いたのだった。
ようやくナイトゲームらしい夜空になってきたスワローズのラッキーセブンに、ライトスタンドに現れたビッグフラッグ。
他球団のと比べるとずいぶん控えめなビッグさである。
この試合最大のクライマックス(?)は、スワローズ3点ビハインドで迎えた9回裏1アウト一塁、中村選手のファーストゴロの場面。
一塁走者の武内選手のゲッツー崩しのスライディングが守備妨害と判定され、ダブルプレイで一気に2アウトランナーなしに。
抗議する真中監督の後ろで、武内選手がヘルメットをグラウンドに力一杯叩きつけ、侮辱行為で退場に。
美しい弧を描いて弾んだヘルメットと、すぐさまそれを回収に走ったボールボーイの素晴らしいダッシュは、咄嗟の事で写真に収められず…。
最終盤にそんなドタバタもあったが、結局ベイスターズが完封リレーで勝利。
4月に同球場の同カードで延長12回5時間20分という試合にぶち当たったが、この日は3時間20分と平均的な時間に収まる。
4勝目を挙げた番長。
レフトスタンドのベイスターズファンにご挨拶の図。
鎌ヶ谷スタジアムのデイゲームと神宮球場のナイトゲームのダブルヘッダー観戦を楽しんだ日曜日の桃色行脚であったが、17時プレイボールの神宮は試合終盤まで結構明るく、「デイゲームを見ているうちに日が暮れた」感が強かった。そして暑かった…。
週休一日の限られた時間の中で可能な限り観戦数を稼ぐため、今後も精力的に連戦を続けてゆきたいと思う。
いよいよ明日明後日に開催される今季のオールスターゲーム。お陰様で当スタジアムは金土ともに満席御礼。
東京ドームはオールスターの翌日から都市対抗野球がスタートするなど、野球の夏真っ盛りとなる7月後半も、引き続き皆様の当スタジアムへのご来場を心よりお待ちしております。