【梨林の酷暑のデイゲーム ~桃色行脚'15~】 | 監督のささやき戦術
 梅雨時らしく雨がちであった上旬から一転、中旬に入って連日の酷暑に見舞われている7月の東京地方。

 そんな中、真夏の殺人的太陽に真っ向勝負を挑んできた日曜日のデイゲーム観戦の話をさせて頂く。

 
 まだ実りの時期には早い梨林の中を通り抜けてやって来たのはこちら。
鎌スタ
 今季初訪問となるファイターズタウン鎌ヶ谷スタジアムである。

 カードはイースタンリーグ公式戦ファイターズVSイーグルス
 ここ1ヶ月ばかりご無沙汰していた若鷲利府イーグルスを見物にやって来た。

 
 到着するなり、球場正面のチケット売り場の横に出来ていた新施設が目に入る。
ラウンジ
 『FAN'S LOUNGE』という、冷暖房完備でモニターで試合中継も楽しめる有料のラウンジスペースだそうである。

 昨年秋に来た時にはまだ工事中だった、球場脇の帰りのバス乗り場付近のスペースのこの建物も完成していた。
スクール
 この日は「鎌スタ☆スクール」は開校していなかった模様。

 ハイテクビジョンやプールなど、毎年アップデートを重ね続ける鎌ヶ谷スタジアム。
 ファイターズ球団さんの鎌ヶ谷への情熱と愛情は素晴らしいといつも感心させられる。


 この日のマイシートは、ビジター側である一塁側の上段あたり。
マイシート
 鎌ヶ谷では、ほぼいつもこのあたりが定位置である。

 公式発表では、この日の来場者数は1141名
スタンド
 この殺人的な暑さの中、一日で一番熱い時間帯で、日差しを遮るものの何もない屋外球場二軍戦という事を考えれば、よく入っている方であろう。


 スタメンはこちら。
スタメン
 

 この試合の目玉、かどうかは分からないが、犬鷲ファン側の観客動員増に多少貢献したと思われるのが、この選手の出場。
嶋選手
 胸に輝くお馴染のキャプテンマーク、そして全く見慣れぬクラシックスタイル嶋選手である。

 交流戦中にファウルチップで肋骨を骨折してしまった嶋選手。「全治4~6週間」と報じられていたが、その最短の方で試合復帰できたのである。
 復帰を待ちわびていたピンク色の嶋選手タオルを持つファンの姿が多数見られた、この日のスタンドであった。

 この試合ではセンター前ヒットを放ち、全快をアピール。
空振り!
 前日の土曜日の試合ではDHでの出場であったが、この日はスタメンマスク
 打つ方も守る方も問題ないようで、怪我人だらけのチームにあって、久々の明るい話題であった。


 復帰した嶋選手とバッテリーを組んだ先発は、ケニー・レイ投手
レイ投手
 開幕直後は完全にエースとしてチームを支えた41歳の右腕
 この試合でも「ついこの間までハイスクールボーイだった奴らには簡単に打たせんよ」という老獪なピッチングで、6回78球2安打無失点の好投。
 やはり先発に適性があるんじゃないかと個人的には思うが…。


 この日、イーグルスファンを一番沸かせたのはこの選手。
片山選手
 怪我人多数などのチーム状況があるとはいえ、今春のキャンプで野手転向したばかりにも関わらず既に4番を打つ片山選手

 その4番片山選手のメモリアルな一打が、5回に飛び出したのだった。
初ホームラン
 公式戦第1号ホームランを、今季一軍で3勝を挙げている浦野投手から放ったのである。

 代打陣の手薄なイーグルス。ひょっとしたら今季中に一軍の舞台で見られるかもしれない。


 ファイターズ側で目だったのは、高卒1年目のこの選手。高濱選手
 7回に同点スリーランホームランを放った、横浜高校出身の高濱選手。これが今季5号。

 既に一軍デビューを果たしている同じ横浜高校出身のルーキー淺間選手など、楽しみな若手が多い鎌ヶ谷ファイターズ。なかなか羨ましい…。


 その高濱選手のスリーランを含め、レイ投手以後のリリーフ陣が軒並み打たれ、7回に試合をひっくり返されたイーグルス。
 結果、試合は3-5でファイターズの勝利だったのだが、次の予定があったため、最後まで見届けずに8回終了時点で鎌ヶ谷をあとにしたのだった。

 
 1100人少々の来場者であったこの日の鎌ヶ谷で、結構な数の当スタジアムのお客様にお声掛け頂いたのだが、驚いたのは、この日のこの球場に『フランク三浦 桃魂2015モデル』オーナーが3名(自分を入れて4名)もいた事である。
 現状売れている数を考えれば驚異的な確率であり、実際に観戦用時計として使って頂いている事はありがたい限りである。
 「完全非防水」の『フランク三浦』、汗などによる水濡れ故障にはくれぐれもご注意いただきたい。


 飲んだビールがその瞬間に汗になるような酷暑の中でのデイゲームであったが、「これぞ夏野球!!」を絵に描いたような夏の日の一戦。わずか数時間でめちゃくちゃ日に焼けたが、暑さを比較的苦にしない自分的には大いに楽しめたのだった。
 
 試合を途中で切り上げて向かった次の予定とやらの話は、また次回。


 真夏の屋外球場で汗をかきかき試合を見るのも風情はあるが、エアコンの効いた屋内で快適に野球観戦をしたい、という方はぜひ当スタジアムへどうぞ。

 引き続き皆様の当スタジアムへのご来場を心よりお待ちしております。