降り続く雨に、昨晩の時点では半ば諦め気味であったのだが、ぐんぐん天候が回復し無事に開催が叶った、本日日中のとある地方球場のデイゲーム。
出勤前に観戦してきたそのデイゲームの話をさせて頂く。
降り立ったのは、JR京浜東北線の西川口駅。
駅を出て東進してゆくと、駅前の沿道にはこんなフラッグがたなびく。
道中にあった古本屋。
昔、『宝島』の投稿コーナー「VOW」で見たやつだ!!、とちょっとテンションが上がり、描かれている偽○ッキー同様に鼻息が荒くなる。
そんなこんなで歩くこと10分弱、辿り着いたのはこの球場。
川口市営球場である。
今季三度目となる地方球場での野球観戦は、6年目のシーズンを迎える女子プロ野球公式戦。
先日、『Lilies Baseball Live 12』のゲストとして当スタジアムにご来場頂いた辻内崇伸さん、中島梨紗選手、三浦由美子選手の所属する埼玉アストライアのホームゲーム開幕戦。
対戦相手は京都フローラである。
昨年9月の鎌ヶ谷スタジアム以来となる女子プロ野球観戦。
いや、その試合はプレイボール10分前から大雨が降りだして、結局中止になってしまったので、正確に言うと観戦はしていない。
本日も雨で試合中止となったら、その相性の悪さを呪いつつ女子プロ野球観戦から引退した方が良かろうかと密かに案じていたが、無事に開催され、軽く安堵…。
全席自由、大人1000円也のチケットを購入し、入場。
ホーム埼玉アストライア側である一塁側内野スタンド上段に着座。
5500名収容というこの川口市営球場であるが、ご覧のようにホーム側を中心に結構埋まっているスタンド。
と思ったら…
外野寄りの席は地元の中学生と思しきブラスバンド専用の場所となっており、スタンドは実質半面開放であった。
今回初めて訪れた、この川口市営球場。
6基の巨大な照明塔がそびえ、内外野全面に人工芝が敷設されており、前述の5500名収容のスタンドも含め、なかなか立派な地方球場である。
地方球場ながら直前まで雨が降り続いたコンディションでも開催できたのは、この全面人工芝のお陰であろう。
試合開始直前、選手がグラウンドへ登場。
中島選手はこの日は出番なし。
三浦選手は8番センターでスタメン出場。
肌寒い中で半袖であった。
ぼやぼやしていたら、辻内コーチを撮りそびれる…。
ホーム開幕戦という事で、キャプテン川端有紀選手のスピーチが行われる。
始球式を務めたのは、地元埼玉出身(初めて知った)の男性デュオ「サスケ」のおふたり(写真は一人だが…)。
試合前にミニライブを行ったそうだが、到着がギリギリであったため見られず。
試合中のイニング間などに常に流れていた代表曲である「青いベンチ」。
確かに仰る通りスタンドのベンチは大半が青かったが、歌詞に出てくる「君と待ち合わせた青いベンチ」は多分球場の椅子ではないと思われる。
この試合のスタメン。
スコアボード下段の「本日の試合結果」欄が、高校野球の県予選などをメインに開催している地方球場らしい特色である。
元犬鷲戦士の姿を発見。
元近鉄バファローズドラ1で、分配ドラフトでイーグルスに入団した犬鷲1期生のひとり。
現在は京都フローラのコーチを務める朝井秀樹さん。
イーグルス創設直後のあの苦しかった時代が懐かしく脳裏に蘇り、しばし胸が熱くなる。
京都フローラの先発、矢野みなみ投手。
職業病…、とは少し違うが、すっかりピンクのものに目が行く体質になっている桃色装束。
京都フローラの赤地にピンクのボーダーのストッキングがお洒落だな…、と試合と全然関係ないところに注目。
雨は上がったものの、決して観戦日和とは言い難いコンディションではあったが、ブラスバンドの応援と鋭い金属バットの打球音というプロ野球とはまた異なる雰囲気、何よりも選手たちの一生懸命でありながら楽しそうなプレイを最後まで楽しみたかったが、例によって出勤前の時限観戦、3回が終了したところで時間切れとなり途中退場。
この川口市営球場での女子プロ野球公式戦は、明日がデイゲーム、明後日がナイトゲームで開催されるので、ご興味おありの方はぜひ足を運んでみて頂きたいと思う。
詳細は女子プロ野球さんの公式サイトをどうぞ。
今シーズンも関東近郊の地方球場や神宮球場での開催が予定されている女子プロ野球観戦帰りでの皆様のご来場も、引き続き心よりお待ちしております。