バイオエタノールあれこれ -36ページ目

商社の動きが一通り出て来た?

これで帝人が出て、丸紅、三井物産、伊藤忠、三菱商事も何かあったような。
各社の今後の進捗に要注意。
本日の日経にはその一覧が出ているので、要チェックです?
(5面だったか?)

http://www.nikkei.co.jp/news/sangyo/20061116AT1D1508N15112006.html
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帝人がバイオ燃料に参入、欧州に生産会社
 帝人は植物を原料とするバイオ燃料事業に参入する。欧州で軽油代替となるバイオディーゼル燃料の生産会社を現地企業と共同で設立した。同事業を手掛けることで次世代の収益の柱と位置づける環境・エネルギー事業を強化する。温暖化ガス削減の規制を追い風に、国内主要企業がバイオ燃料事業に乗り出す動きが本格化してきた。

 バイオディーゼル燃料は、バイオエタノールとともに次世代のバイオ燃料の主力とされている。 (07:00)
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製糖各社が好決算

国内製糖産業の事情は悲惨なようだ。
実際、構造が複雑である。
エタノールで注目されるも、収益を上げるのが農家でないところがひとつ、ひねらないと行けない。
Win/Winにもっていかないとどこかに構造欠陥が残るシステムは長続きしない。

http://news.goo.ne.jp/article/hokkaido/region/200611145948-hokkaido.html
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製糖各社が好決算 次年度は交付金減 ビート農家は収入増えず…
2006年11月15日(水)09:00

 製糖業界が好決算に沸いている。原油高に伴う国際的なバイオエタノール需要の高まりで国内外ともに砂糖価格が急騰。日本甜菜(てんさい)製糖(東京)は二○○六年九月中間連結決算で、砂糖の売り上げは減ったものの、砂糖事業の利益が前期比十倍となるなど、利益を大きく伸ばしている。
 十四日発表された日甜の連結中間決算は売上高は前年同期に比べて7・1%しか増えていないが、経常利益は三・一八倍。砂糖事業のみの営業利益は同一〇・七九倍の二十四億六千万円に達した。北海道糖業(東京)も「決算はまだ確定していないが、大幅な増益になる見通し」。

 砂糖高騰の原因の一つは、自動車燃料として脚光を浴びるバイオエタノールだ。原油高や環境問題を受け、ブラジルなどがサトウキビを原料とするエタノール生産を拡大。その影響で粗糖生産が需要増に追いつかず、本年度上半期の米ニューヨーク粗糖現物相場は、前年同期を二割程度上回り、一時は二倍近い価格となった。

 輸入価格上昇に引きずられるように国内産の砂糖も値上がり。ビート生産農家への支払額はほとんど変わっていないため、値上がり分がそっくり利益になった格好だ。しかし、国が生産支援のため製糖業者に支払っている交付金は、過去一年間の製造コストと販売価格に応じて決まるため「価格が上昇したので次年度の交付金は大きく減る」(農水省)。砂糖のように甘い話は長くは続きそうにない。
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バイオマス・ニッポン総合戦略の行方

毎日新聞サイトでは以下の様に報じられた。

http://www.mainichi-msn.co.jp/science/env/archive/news/2006/11/20061111ddm008010146000c.html
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バイオエタノール:増産で工程表作成、関係省庁会議で一致
 政府は10日、「バイオマス・ニッポン総合戦略推進会議」を開き、国産バイオエタノールを大幅増産する「工程表」を年度内に作ることで一致した。同会議はバイオ燃料についての関係省庁の局長級で構成。安倍晋三首相が検討を指示したガソリン消費の1割に当たる量の国産バイオエタノール導入について、目標年次をいつに設定するか、実現のための課題は何かなどを詰める。
毎日新聞 2006年11月11日 東京朝刊
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現在の推進会議構成員は以下の通り。
バイオマス・ニッポン総合戦略推進会議 構成員
(http://www.maff.go.jp/www/press/2006/20061108press_3b.pdfよりコピー)
内閣府
 政策統括官(科学技術政策担当)
総務省
 消防庁次長
文部科学省
 研究開発局長
農林水産省
 大臣官房技術総括審議官
 総合食料局長
 生産局長
 農村振興局長
 農林水産技術会議事務局長
 林野庁長官
経済産業省
 資源エネルギー庁長官
国土交通省
 総合政策局長
 都市・地域整備局長
 北海道局長
環境省
 総合環境政策局長
 地球環境局長
 廃棄物・リサイクル対策部長

輸入義務米をバイオ燃料に?

とんでもない話し?なのか、それとも積極的に原料米として輸入すると言ってしまえば良いのか?
複雑・・・。

http://www.asahi.com/business/update/1113/020.html
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輸入義務米をバイオ燃料に 農水省、エタノール化推進
2006年11月13日06時09分
 農林水産省は、在庫が積み上がっている政府の最低輸入義務(ミニマムアクセス)米を、ガソリンの代替燃料として期待されるバイオエタノールの原料として活用する方針を固めた。米や麦などからエタノールを生産する民間工場で、原料が足りなくなった場合に利用する。年間200億円を超える輸入義務米の保管費用削減との一石二鳥を狙っているが、売却価格は買い入れ価格を下回り、損失が出るのは確実とみられる。

 農水省は5年後までに、国内でバイオエタノールを年間5万キロリットル生産する態勢を整える方針で、民間工場建設に補助金を出す考え。原料としては、地元産の規格外の麦、くず米などを想定してきたが、作柄によっては不足する可能性がある。このため、保管している輸入義務米のうち古米の一部をエタノール工場に販売し、工場稼働率を維持することにした。売却量や価格などは今後詰める。

 最低輸入義務にもとづく輸入米の在庫は、今年3月末時点で203万トン(玄米換算)に上り、主食用国産米の年間需要の4分の1にあたる。全国各地の倉庫で保管する費用は、今年度は217億円に上る見込みだ。

 政府は93年にコメ自由化を受け入れ、高関税を課す代わりに一定量の輸入義務を受け入れた。現在は米国、豪州、中国、タイなどから年間約77万トン輸入している。

 ただ、国産米の売れ行きに影響を与えないように、主食用への販売は年約10万トンに抑えている。みそや焼酎などへの加工用と、途上国への食糧援助に、同約20万トンずつ使っているが、在庫は膨らみ、保管費用も増える一方だ。会計検査院などから在庫圧縮を求められた農水省は、用途の多様化を模索していた。

 エタノール原料に回すと売却損が出るのは必至だ。政府は毎年、輸入義務米の買い入れに300億円余りの税金を投じており、購入価格は1キロあたり30~60円。これに対し、バイオエタノールの価格をガソリン並みに抑えるには、原料米の価格を同15~20円にとどめる必要があるとみられる。

 安倍政権はバイオ燃料の利用拡大に力を入れている。これを受けて農水省はバイオエタノールの国内年間生産目標を、ガソリン消費量の1割にあたる600万キロリットルに設定した。今後、生産量が増えれば、輸入義務米の原料転用が大きく膨らむことも予想される。

 これに対して米国など輸出国からは、日本の農家を保護するために外国産米を主食用として販売せずに燃料の原料に回すことに、反発が出る可能性もある
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中国は次はサツマイモ

サツマイモって来ましたか。
出来るのは分かってるけど、このニュースはどうも疑問ですねぇ。
本気でやろうとしていることではないんじゃないでしょうか?

http://news.searchina.ne.jp/disp.cgi?y=2006&d=1115&f=business_1115_011.shtml
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バイオエタノール:サツマイモを自動車燃料に
2006/11/15(水) 17:23:21更新
  重慶市の西南大学で開かれた学術討論会で、重慶環球石化有限公司の関係者は「来年をめどにサツマイモを原料とするバイオエタノールを実用化したい」と述べた。15日付で中油網が伝えた。

  同社の別の関係者は「一般的なガソリンにサツマイモからとれたバイオエタノールを10%混合させれば、汚染物質は38%減少する」「河南や黒龍江など5つの省でテストが始まっている」と説明。更に「重慶市はサツマイモの産地として有名だが、大油田に変わる可能性がある」と付け加えた。

  なおサツマイモ1トンから140キログラムのバイオエタノールがとれるとの見解もある。(編集担当:菅原大輔)
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中国は既に走っている

中国すごいです。
すごい。

http://news.searchina.ne.jp/disp.cgi?y=2006&d=1113&f=business_1113_002.shtml
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中国政府の肝いりで、エタノール大増産へ
2006/11/13(月) 11:57:55更新

  国家発展・改革委員会(発改委)工業司の熊必琳・副司長は12日午後、北京市内の人民大会堂で開かれたフォーラムで講演し、「第11次5カ年規画によると、2010年までに自動車で使われる燃料のうち、エタノール混合ガソリンが過半数を占めるようになるだろう」と述べた。12日付で中国新聞社が伝えた。

  また熊副司長は「バイオエタノールの生産開始から5年が経過し、現在では4社が生産を行っており、年産能力は102万トンになった」「黒龍江など東北3省と河南、安徽両省などでエタノールの使用を推進した結果、自動車で使われる燃料のうち、エタノール混合ガソリンが20%を占めるようになった」と付け加えた。

  中国農業大学の石元春・教授は「中国は生物資源が豊富だ。農林などの有機廃棄物の潜在的な年産能力は標準炭換算で3.82億トンだ。農業には適していない土地も、エネルギー植物の栽培により年間で標準炭4.15億トン分のエネルギーを生産する潜在力がある」と指摘。

  更に石教授によると、2020年までにバイオエタノールを2300万トン、バイオディーゼルを500万トン、自動車用メタンを60億立方メートル、バイオプラスチックを1200万トン生産することが可能だという。写真は吉林省・長春市のガソリンスタンドでエタノール混合ガソリンを給油する様子。(編集担当:菅原大輔)
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伊藤忠は現地合弁生産

先のペトロブラスとからの調達が、三井物産。
伊藤忠は、合弁で自ら生産に乗り出すということですね。
さて、実際はどうなるのか?

http://www.nikkei.co.jp/news/sangyo/20061112AT1D1005611112006.html
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伊藤忠、ブラジルでバイオエタノール生産
 伊藤忠商事はブラジルで現地政府系企業などと、自動車用代替燃料のバイオエタノール生産に乗り出す。同国東部に年産20万キロリットルの工場を数カ所建設、2010年までに生産を始め、日本に輸入する。日本政府が温暖化ガス削減のためバイオエタノール導入を予定していることを踏まえ、サトウキビが豊富で同製品の主要生産国であるブラジルに拠点を持つ。

 伊藤忠は13日、同社が4.9%出資する現地合弁の農地開発会社「日伯農業開発」「サンフランシスコ川流域開発公社」の2社と生産に向けた合意書に調印する。 (07:17)
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はいー、まずはブラジルからですね。

ブラジルのペトロブラスと輸入契約を握ったのが某商社。
いろいろこれから出てきますよ。
要注目です。

株式を購入する方も、商社に注目。
手続き上は商社窓口、国内流通は子会社でってな感じで、いろいろ役割もありますのでね。

http://www.nikkei.co.jp/news/kaigai/20061111AT2M0201J11112006.html
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ブラジル、バイオエタノール対日輸出へ・2008年から
 ブラジルの国営石油会社ペトロブラスは2008年から自動車向け代替燃料として注目されるバイオエタノールの対日輸出を開始する。11年に現在供給している医薬品向けなどの2倍以上に当たる約70万キロリットルに増やすとみられる。安倍晋三首相は年間のガソリン消費量の1割をバイオ燃料に置き換える意向を表明しており、同社1社で潜在需要の1割強を賄う計算になる。三井物産と組んで生産体制の拡充策を検討するほか、合弁会社を設立して販路を開拓する。

 ペトロブラスは三井物産と共同で、ブラジル国内でより効率的にバイオエタノールを生産する方法についての調査を開始した。対日輸出専用のサトウキビ畑や精製工場の整備、パイプライン敷設やタンカー確保といった輸送インフラの拡充策などを検討する。原料となるサトウキビの効果的な精製方法なども研究する。日本向け輸出の開始時期、量など詳細は今後、詰める。 (16:20)
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このての話題が、どこの商社さんからでしょうか?それとも?

そろそろ出てくる時分ですよねぇ。
最近は、国内の新しい取組みの話題でしっかり盛り上げておいて、新聞紙上ではバイオエタノール賛成!ってな感じ。
でも、裏じゃ、直接エタノールか、ETBEかってやってるんだけど、その一方でやってるのが、どっから輸入するか。そろそろ、自らの地位を表明しておきましょうかって感じでしょうか?

商社のみなさん、そろそろ各社何%ずつか、割当をしなきゃ行けないですね。
ぜひ、その議論は公開でやってください!!

http://www.nikkei.co.jp/news/sangyo/20061111AT2M1100411112006.html
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バイオエタノール、調達先の確保課題に
 日本政府はエネルギー源の多様化を目指し、バイオエタノールなどを積極的に導入する方針を示している。既に全国6カ所で試験生産に着手した。しかし、輸入によって国内需要を賄わなければならない点は石油と同じ。調達先の確保が緊急の課題となっている。

 日本では現在、輸送部門の燃料のほぼ全量を石油に依存している。経済産業省は5月に公表した新国家エネルギー戦略で、バイオ燃料の導入を進め、2030年までに自動車燃料の石油依存度を8割に引き下げる方針を打ち出した。 (16:21)
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水田が油田に?

あのぉ?確かにすばらしいことと思います。
発想が休耕田と私鉄カッっていな板を利用して、また農家の収益改善を図るって言うんだから良いことだと思います。さらに、高収率の味にこだわらない稲の栽培をしたり。

良いことも多くあるでしょう。

でも本当のその視点間違ってませんか?
私たちの食料自給率が分かっていますか?

http://www.asahi.com/business/topics/TKY200611100089.html
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水田が油田に? コメからバイオエタノール
2006年11月10日
 「水田を油田に変えよう」。そんな構想が動き出しています。コメを原料にバイオエタノール燃料をつくり、減反調整にあえいできた農村を活性化する狙いです。最大の課題はコスト高。採算が合うコメづくりの道は険しいようですが、「瑞穂(みずほ)の国」ならではの環境にやさしいエネルギー生産は広がるのでしょうか。

国産バイオエタノールの原料導入スケジュール

バイオエタノール化を目指した栽培実証試験で、初めての稲刈りが行われた。用意したコンテナが足りなくなるほどの豊作だった=新潟県見附市で
 ◆進む構想、農村活性化狙い

 新潟県中部の水田地帯。周囲はとうに稲刈りが終わった10月中旬、遅い刈り取りをする一画があった。コメのバイオエタノール化へ、全農とJAにいがた南蒲が今年始めた試験栽培地だ。

 三条市と見附市の2カ所、計83アールに超多収米の「北陸193号」を植えた。牛の飼料用に開発された長粒種で、あまりおいしくないというが、10アール当たりの収量はサンプル試算で800キロ以上。食用米は500~600キロで、差は歴然だ。

 「とにかくたくさんつくればいいのだから、戦後の楽しかった食糧増産時代を思い出すね。何せここ20年は、コメは作るなと言われ続けてきたから」。実験に参加した三条市の安達宰さん(68)の表情は明るい。

 倍の肥料を与えても弱らず、「ほったらかしでよかった」。収穫時期は食用米とずれ、作業が分散しやすい。

 「水田を油田にするための事業構想」。福岡県築上町は5月、こんな副題の計画を立案した。経済産業省の調査事業として、1000万円の補助を受けた。

 町の主産業は農業だが、約2000ヘクタールの水田の4割近くが「減反」による生産調整水田。このうち500ヘクタールで最大3600トンのコメを作り、エタノール1000キロリットルの製造を目指す。食用米でなければ、制度上は転作したのと同じになる。

 「転作にも努力しているが、やはり水田は米作が一番適している。田んぼでコメを作れる政策こそ、農村部の地域振興になり、環境政策にも合致する」。同町産業課の田村啓二さんは力説する。

 岩手県の旧胆沢町(現奥州市)も、03年から「地産地消エネルギー」の模索を始めた。04年には約1800ヘクタールの調整水田の一部を利用したエタノール製造計画を作り、05年度からは製造実験を始めた。

 実は15年以上前にコメのエタノール化を説いた人がいる。農学博士の故角田重三郎・東北大名誉教授だ。イネを増産し、飼料や燃料用に積極的に活用すべきだと唱えた。

 生産調整が続く中、結局この構想は具現化しないまま、国内ではこの20年間に耕作放棄地が3倍の38万ヘクタールに急増した。東北大の両角和夫教授は「環境問題への責任からも、今こそコメのエタノール化のためのシステムを政府も考えるべきだ」と説く。

 ◆大幅なコスト削減条件

 政府は、10年度中にバイオエタノールを含むバイオ燃料を輸送用に年間50万キロリットル(原油換算)使う目標を掲げる。このうち国産エタノールは5万キロリットル。さらに安倍首相は1日、国産目標をガソリンの消費量の1割(原油換算で360万キロリットル)程度に増やすよう指示した。

 しかし、現状は北海道や沖縄など6カ所の実証事業で年間30キロリットルの生産だけ。今後、食品副産物や余剰品、廃木材からのエタノール製造を進め、田畑で育てる資源作物にも広げる想定だ。

 環境省のエコ燃料利用推進会議は、農地利用が可能な全国の調整水田71万ヘクタールのうち3万~6万ヘクタールを利用すれば、コメから年7万5000~15万キロリットル生産できると見込む。そうなれば、バイオ燃料の中では沖縄のサトウキビや北海道の規格外小麦の供給可能量を上回る。

 コメのエタノール化で最大の課題は、コスト削減だ。全農によると、食用米の販売単価が1キロ平均350円なのに対し、燃料用は、ガソリンや外国産エタノールとの価格競争を考えると20円にする必要がある。

 食用米との同時生産を想定して機材費は考えず、農薬の使用を控えたり、無人ヘリを利用した直播(じかま)きにしたりすれば、1キロ23円台にまでコストを落とせる、と全農は試算する。それでもなお収支は合わない。さらに品種改良などで収量を上げるにしても、政府が補助金を出すなど生産を支える新たな仕組みが必要になるとみられている。
   ◇  ◇
 ◆荒廃止める光明に
 コメの燃料用栽培は、長年の「減反」政策を覆すことになりかねないため、農水省内でも強い反発が予想される。「食べものを燃料に回す」ことへの抵抗感を抱く人もいる。

 しかし、エタノール化に取り組む築上町の担当者は「このままでは日本の農業は立ちゆかなくなる」と懸命だ。地域の衰退にあえぐ農村にとって、水田を生かす道は光明と映る。今のままでは水田の荒廃はさらに進み、地域振興への希望も抱けない。コメのエタノール化は、本気で検討していい施策だろう。
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