8ハウスで起きる葛藤と、認知するということ | ***Walk on the light side

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銀河に煌く星たちのように

こないだ8ハウス研究会シーズン3の4回目が終わって、さらに佳境というか、ますます密林に足を踏み入れたような心地がしています。

 

そもそも8ハウス研究会はその名の通り、占星術の8ハウスが象徴するあらゆる活動のなかで体験することを、いまひとたび、しっかりと振り返り、理解を深めていこうという試みです。


8ハウスのみならず、4-8-12のステーション・ハウス、水の星座のハウスは、その名が示すように留まることで(ステーション)はじめて見えてくるものがある領域。

 

逆にいうなら、しっかり留まって、感じて観てみようとしなければ、容易に見過ごされてしまい、そこで培われたパターンと同一化して『私はこういう性格だ』と思いこんでしまいやすい部分でもありますね。

 

人との関わりが苦手なことも、相手に迎合してしまうのも、揉めることを避けたり、怒るのをやめられなかったりするのも『そういう性質(タチ)なのだ』ということで見過ごされてしまいやすいのですが、それはほぼ体験によって作られています。

 

ですから、そこをしっかりと見て、絡まっているものを解きほぐしていくことで、いつも同じパターンを繰り返すだけでなく、その幅を広げていくことができるでしょう。

 

 

人の悩みのほとんどが人間関係にまつわること……親子・夫婦・友人・兄弟・上司部下・同僚・先生生徒・ご近所さん等々だと思います。仕事やお金や健康の悩みも、他者との比較や関係性が関わっている意味において、人間関係がベースにありますね。

 

そのベースとなる部分は、すべて『父と母と子』というトライアングルの中で作られるということで、8ハウス研究会のシーズン3では、このパターンをさまざまな角度から探求しています。

 

『8』という数は、タロットの『強さ』のカードとして示されるように、パワーと衝動と葛藤のテーマがそこには必ずあります。それが『父と母と子』というトライアングルで、どのように表現されてきたのか……ということが、自分のパターンとなって、成長したのちの人間関係に投影されるでしょう。

 

ですから、ここを紐解いて認知することこそが、自分の中で凝り固まってしまったパターンを変化させるカギなのです。

 

ここ数回は『ふたりの男女のカップルにとって、子どもがどんな存在だったのか?』ということを掘り下げていました。

 

やってきた子どもが、いつでも歓迎されて、喜ばしい存在であるとは限りません。もちろん、どのカップルも子どもを愛していて、歓迎したいという気持ちはあるでしょう。

 

しかし人生でどのような状態に置かれているのか、あるいはカップルがどのような関係にあるのかによって、子どもの存在は大きく変わってきます。

 

ふたりの男女の橋渡し役として、いつもメッセンジャーの役割を担わされたり、ふたりが生きていく上で邪魔者のように扱われたり、ふたりのお互いに対する不満をぶつけ合うための武器として利用されたりですね。

 

表からは見えないところで、どういう意図が含まれていたのか……8ハウスというのは冥王ハデスの「見えざる部屋」であり、何が行われていたのか、気づきにくいことが多々あります。

 

それはまた、親であるふたりの男女が、子どもをどのように扱っているのか、自覚しにくいということでもあるでしょう。

 

自身が子どもとして体験したことの背後に、親のどんな意図があったのか。そのとき、母や父はどれだけ、子どもをそのように扱っていると自覚していたのか。

 

この自覚すること……認知することが唯一、私たちを縛っているパターンから自由にするものであり、それを意図的に使えるようにしてくれるでしょう。

 

 

クローバー  クローバー  クローバー  クローバー  クローバー

 

 

2月のザビエの2daysセミナーでは、まさにその認知しづらいものの代表である月と土星のパターンについて、どんな風に働きかけて、それを扱うことができるのか?ということを教えてもらいます。

 

それがどういうことであるのか……という、簡単なレクチャーとなるようなトークライブを1月31日21:00からザビエがやってくれます~。

 

 

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