【レポート】ザビエ・アストロロジー・リトリート宮古島 | ***Walk on the light side

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銀河に煌く星たちのように

連休明けの5月8~10日に宮古島にて、ザビエ・ベトコート・ジャパンのスペシャルなリトリートが開催されましたニコ

 

宮古島アストロロジー・リトリート

 

令和初、そしてザビエにとって初のリトリートは『クンダリーニ・ヨガの実践を通じ、土星の理解を深め、自身の出生図を生きることを更に活性化する三日間』

占星術とヨガはどう関係しているのか?

土星とヨガというのは、どういう関わりがあるのだろうか?


そんな思いを抱いたまま、リトリートは、ヨガマット持参、動きやすい服装に各自着替えてから始まったのでした。 



占星術を学び、実践する目的のひとつとして、わたしたちが自分の中にある、さまざまな質を統合することが挙げられます。

ホロスコープ・チャートに映し出された10の星たちは、わたしたちの中にあるさまざまな資質や可能性を示していますが、それらは対極の働きを有しています。


太陽の能動性はみんなを明るく照らして導きますが、時に自分勝手になって、まわりの迷惑を考えずに自身を貫くことがあるでしょう。

月の受動性は場の空気を読み、環境にすんなりと馴染むことをうながしますが、時に心を閉じて、一切馴染まずに、そこから逃げ出させるような気分にもさせます。

金星はあふれる愛情と優美さでみんなを心地よくさせますが、時に自分自身が快楽のとりことなって、そこに溺れます。


ひとりの人間の中にさまざまな極があり、その矛盾に自分自身のバランスを失い、振り回されることがあるでしょう。

それらの対極にあるもの、あるいは自分の中にあるさまざまな異なる質を統合することを助けてくれるのが土星です。


ヨガをする人のことを『ヨギ(Yogi)』と呼びますが、これはサンスクリット語の『ヨギック(Yogic)』から来ていて、その意味は『ユニオン(UNION)=統合し、ひとつすること』

つまりヨガを実践すること=土星の働きを強化して、自身の中にあるいろいろなものを精神の中で統合することになる、というのです!!


なるほど……冒頭の10分で、ヨガと土星、ヨガと占星術の関わりの謎が解けました!!(笑)



今回、ザビエがレクチャーしてくれたヨガは『クンダリーニ・ヨガ』といって、身体の中心にエネルギーを通すことで、自身をより覚醒に目覚めさせるという種類のものでした。

一般的に知れ渡っている『ハタヨガ』と比較すると随分異なる雰囲気です。

もちろん、その目覚めは一朝一夕に……というわけにはいかず、ザビエ自身が土星の一周(29年)かけて毎日続けてきた経験による叡智をシェアしてくれました。


わたしたちの身体は月の象徴ですが、普段、無意識に使っている身体を、ヨガを修練することで意識的に、より愛するようになり、身体自身が持っているパターンに気付いて、統合できるようになるそうです。

月は感情を表し、鉱物でいうならば銀。

鉛である土星を錬金して金(太陽)に変容させることが錬金術ですが、ここではそのために火星の火を使います。

実際に火の呼吸(ブレス・オブ・ファイア)のプラクティスをみんなでやってみましたが、ふいごのように腹筋を使って激しい呼吸を繰り返すことで、全身の熱が高まり、エネルギーが短時間で上昇するのを感じました。

クンダリーニ・ヨガのプラクティスはそのように「身体を作っておこなう錬金術」であり、自身の身体の内にある惑星を活性化させるテクニック。

わたしたちの身体と精神は繋がっていますから、身体の鍛錬を繰り返すことで、内なる惑星の力を高めて、自身をより統合へと導くことができると、ザビエはいいます。




土星を厳しい星だという人がいますし、多分にそうである側面もありますが、実際の土星はわたしたちが真に成長し、統合に向かっていくことを助けてくれる星。

土星の求める成長とは、わたしたちが生まれた時代、環境、肉体という限定された状況において、その成長しうる最高のベストを尽くすことです。

その状況に根付くことを放棄しようとした時、あるいはベストを尽くすことを怠った時に、土星はその事実に気付かせるためにツケを払わせることがあるでしょう。


わたしは個人的にそのツケは土星の周期、すなわち29.5年以内には払わなくてはならないと思っているので、どんなにこじれた問題も、悪い習慣も、個人から発したものに関しては「この周期内に土星に捕まる」のだと感じます。

それを厳しさと感じるのか、自分を人生の中心に戻して、自立をうながされているのだと感じるのかは個人の感性と経験によるのでしょう。

土星は肉体においては背骨を司りますが、これはわたしたちの存在の自立に導き、低次から高次のレベルへと、エネルギーを引き上げて、成長させるもの。

実際のプラクティスを通して、わたしたちはザビエからそのことを学びました。

自分のできるレベルでじっくりと、しかし少しだけプッシュして、自身の成長をうながしていきます。



これからの時代、わたしたちにとって、ますます自身の内なる成長が大切になってくるでしょう。

二日目の終わりに、ザビエと対談をさせていただきましたが、これからは足りない何かを外側のもので埋めるのではなく、自身の内から満たしていくことが大事のように感じます。

天王星牡牛座の時代は個々に豊かさへの目覚めが起こる時代ですが、それは「限りある資源を贅沢に使い果たすこと」ではなく「自身の才能で身のまわりの環境に豊かさをもたらすこと」ではないかと思うのです。

牡牛座は「個人の所有物」を象徴し、たくさん物を持つことを示していますが、その対極にあるのは「与えること」。

内側に成熟した知性と技術があるからこそ、わたしたちはいつでもみずから創り出すことができ、それゆえに、存分に外の世界に与えて、世界を豊かにすることができるのでしょう。




リトリートの二日目にバスツアーがあって、美しい宮古島のビーチをみんなで訪れました。

この美しい土地を、星を、美しいそのままに残すために何ができるのか……そんなことに思いを馳せた三日間。

何度も繰り返されたクンダリーニ・ヨガのプラクティスで、より瞑想的になりながら、ザビエの持っている幅広い叡智と、山羊座ならではの実践に基づいた経験をたくさんシェアしてもらいました。

これからの変容期を乗り越えるためのヒントを大いに受け取ったリトリートです。


チームザビエのみなさま、ありがとうございました~!! パーフェクトなチームワークに感謝★

つくづく錬金術とは、ファンタジーに出てくる遠いどこかの世界のものではなく、占星術を通して得られるような、わたしたちが地上を生きるための実践的な学問だと感じました。

5月25・26日には東京にて、ザビエの座学のセミナーがありますから、自分自身をもっと磨き、成長させていきたいという意欲のある方は是非ご一緒いたしましょう。

ザビエ・アストロロジー・2daysセミナー★東京

 

 

 

会場は、宮古島の中でも最も美しい「与那覇前浜ビーチ」の目の前。

 

おかげで毎朝オーガナイザーのなおっつとビーチで禊いでから1日を始めるという贅沢を味わせていただきました~ニコ

 

来年もまた宮古島でザビエ・アストロロジー・リトリートがあるかも…です!!