【満月】2019天秤座満月★内なる声にしたがう勇気 | ***Walk on the light side

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銀河に煌く星たちのように

2019年4月19日20:11に天秤座の満月ですてんびん座

平成最後の満月は、和を象徴する天秤座の月。

他の誰とも異なる自分であることを自分に許し、内側にあるものを正直に表現することで世界と調和するのが天秤座です。

もし、わたしたちが正直に表現することを自分に許さなければ、他の人の自由な発言や振る舞いを否定したくもなるでしょう。

正直な気持ちを表現する時に、誰かを否定する必要はないというのが、天秤座の持っている他者と関わる時の質。

その場にいる全員が正直な思いをテーブルの上に差し出して、みんなで協力しながら、全員が納得できる調和点を見つけ出すことが大切です

前回の牡羊座新月に引き続いて『調和のためのコミュニケーション』が強調されています。

 

全員が正直でいることでしか調和しない世界


令和の時代では、他者や世界との新しい関わり方がとても重要なのでしょう。



天王星が太陽に寄り添い、月の真向かいに位置しています。

天王星は昨年5月に牡牛座に入りましたが、その後牡羊座に戻り、3月に再び牡牛座へやってきました。

天王星は進化をうながす星であり、ひとつの星座に滞在する7~8年の間に、その星座の象徴するテーマの新しい局面を明らかにしていきます。

 


牡牛座の進化というのは、新しい愛と豊かさの形を見出すこと。

おはようからおやすみまで愛に満ちて生きる


それは牡牛座を守護する金星からやってきているテーマであり、そして今回の満月である天秤座を守護するのもまた金星です。

ここに共通して『愛のめざめ』という主題があるでしょう。


ここでいう愛とは『自分自身を見る力』のこと。

わたしたちは誰かを愛すると「ずっと見ていたい」と思うでしょう。

自分を見て、気づいている力。

それは自分に「くっついていなければ」できません。

もし、わたしたちのマインドがいつも忙しく、あれこれ追われて、未来の心配や過去の反省や、ここで起こっていないことにばかり気を取られていたとしたら、どうして自分に気づいていられるのでしょうか。

赤ちゃんがぐずっているのに、お母さんが外側で起こっていることにばかり意識を向けていたとしたら、そのニーズを見落としてしまうかもしれません。

 


愛とは、くっついて、見て、気づいている力。

「今ここにいる、わたし」にぴったりと寄り添う力です。


今、ここで見えるもの、聞こえるもの、感じるもの……それに対して、わたしがいま、心地よいのか、悪いのか、泣きたいのか、笑いたいのか……。

いま起きていることを体感し、そこに伴う感情に触れる力であるともいえるでしょう。


わたしたちが誰かの愛を感じるのは、心に寄り添われて、ここで起きていることに、そっと触れられるとき。

 

自分の感じているものに、その人自身も触れていることが分かった時に、深い共感が生まれて、愛を受け取ることができるでしょう。

身体だけはここにいながらも、もし「気が逸れて、こちらの心を感じようとしない」のであれば、そこには愛を感じません。

このあたりのセンサーは水の星座(蟹・蠍・魚)が抜群ですね。


いま起きていることに気づいて、感じていること……ここにもっと意識を向けるようにと、牡牛座の天王星が促しているのでしょう。

それはすなわち、わたしたちが「自分の中心」にいるということ。

すべてはそこから始まります。



自分自身の中心と繋がっていると、何がしたいのか、何が心地よくて、どう感じたのかが、おのずと内側から生じるでしょう。

すると次なる障害は「それを話しても良いのだろうか」「それを選択しても良いのだろうか」という天の声。

「これをしたい」という内側からの声と同時に「それをして大丈夫なの?!」という声が、どこからか湧き上がってきます。

すると途端に迷いが生じて、どうしていいのか、わからなくなるでしょう。


感じていること、したいこと、思っていることに対して「良い」も「悪い」もなく、それは事実として「起こっている」のに、わたしたちはそれに従うことに迷いや戸惑いを覚えます。

それはかつて、好きなことを発言したり、自由に振る舞ったりしたときに、親や先生や大人たちから怒られたり、咎められたり、笑われたりした経験からやってきているのでしょう。

「そんなことをしたらおかしい」「みっともない」「わがままだ」「ダメ」と自由な意思と感情とを、ことごとく否定された経験が、内なる天の声となり、いつまでもわたしたちの足を引っ張るのです。


それらはわたしたちが社会の規律を守って生きるための指標でもあるでしょう。

しかし同時に、人生の自由な創造を妨げる原因にもなっています。



そこで出番となるのが反抗児の火星。

親や先生に「うるさい!!」言い返す、ティーンエイジャーのような反抗心を発揮するのが火星です。

これは内なる天の声に対抗しうる力を持ち「まわりがなんと言おうとも」自分の欲求を貫き実行しようとするでしょう。

「ちゃんとやらなくてはいけない」「こうあるべきだ」「みっともない」という天の声がなくなるわけではありませんが、それらを脇に置いて、自分自身の真実に従う勇気を発揮させます。



金星と火星はコンビネーションで働き、わたしたちの金星が強くなるほどに、火星も強くすることができます。今回の満月のように。

天秤座の月がハートの声を聞き、牡羊座の太陽がそれに従う勇気を発揮する。

人生の最大のチャレンジは、内なる天の声に逆らって、ハートの望む生き方に飛び込むことといえるかもしれません。


自分の真実を無視して、安定した面白味のない人生の中で努力し続けることをやめて、変容の嵐の渦中にジャンプする。

ひとりひとりが自由で自分らしくいることで調和する世界は、誰もがハートの中心から正直にコミュニケーションすることで起こります。

それはハートの声を表現する、勇気を持つことから始まるでしょう。



平成最後の満月は、新しい時代の生き方を彷彿とさせるもの。

愛と勇気に支えられた、美しい時代が始まります。