2018年5月16日00:24に天王星が牡牛座に入宮します
天王星はおよそ84年かけて太陽のまわりをひとめぐりする星。
天王星の自転軸は98度傾いており、黄道面に対して、ほぼ直角に横倒しです。
みんながくるくると左右に回転していたところへ、急に前後に回転する、まったく新しいやつがやって来たぞ!!というのが天王星を特徴をよく表していて、占星術的な象徴としては目醒めと改革。
ひとつの星座に7~8年滞在するあいだに、その星座のテーマをいまの時代に沿った新しい形に改革することをうながしていきます。
これから入宮する牡牛座のテーマは『愛』と『豊かさ』そして『生きる喜び』。
わたしたちの人生がますます愛に満ちて、豊かで喜びあふれるように導いてくれる時期となるでしょう。
しかし、そのためには古い考え方や価値観にしがみついていては、うまくいきません。
特に「お金を稼ぐ」ということに関する価値観がガラッと変わっていくときですし、柔軟に対応する人と、変えることのできない人との差が歴然と開いていくでしょう。
この星の流れを活かすために、もっと自分の人生と自分の持っている「価値観」に対して、意識を向けていくと良いかもしれません。
わたしたちがこの世に誕生して、3~4年が過ぎると物心がつき、さまざまな道理を少しずつ理解するようになっていきます。
赤ちゃんの時は親から与えられるものをただ受け取るだけだったのが、食べ物の好き嫌いが出てきたり、お気に入りの洋服やおもちゃ、好きな遊び、好きな色、好きな場所など、自分の好みがはっきりと表れてもくるでしょう。
好きなもの、面白い遊び、お気に入りの場所などがたくさんあると、わたしたちはこの地上で生きることが楽しくなります。
地球には美味しいもの、楽しいこと、素敵なものがたくさんあって、生きることは楽しい!!
そう感じるほど、地上に降りたわたしたちのたましいは身体に馴染んでいき、地球に根付きやすくなるでしょう。
これが牡牛座の司る『生きる喜び』です。
身体で体験する、心地よさ。
身体が喜ぶ、気持ちよさ。
この地球にはたくさんのものがあり、特に現在は数多の物があふれています。
素敵な場所もたくさんあるでしょう。
美味しいものも、楽しい遊びもバリエーションは無限と思えるほどです。
その数多の選択肢の中から、なぜその場所を、その遊びを、その物を気に入ったのでしょうか?
「なにかを気に入る」という行為は、わたしたちが「そのものに価値を見出した」ということです。
それが欲しい、そこへ行きたい、それがしたいと望むとき、わたしたちはその対象が自分にとって価値があると感じています。
大人であれば実際に対価を支払って、それを手にするでしょう。
わたしたちがそれに価値を見出すということは「それを扱うことのできる価値を自分の内に持っているから」です。
文才のある人が多くの本を読みたがり、感受性の高い人がたくさんのアートを見たがり、センスの良い人がたくさん服を欲しがり、冒険心あふれる人があちこちへ旅したいと思うでしょう。
知的好奇心がなければ本を多く読もうとは思わないでしょうし、アートを解する心がなければ美術館へ行こうと思わないかもしれないし、行動力がなければ旅立とうとは考えないかもしれません。
わたしたちがそれを求めて欲するのは、それを扱うことのできる資質を秘めているからで、これこそが「自己価値」であり「才能のタネ」といえるでしょう。
自分で見つけ出した喜びや楽しみを、地上で実際の生活のなかで育んでいくのが、これからの7年間のテーマです。
好きなこと、好きなもの、好きな場所を見出すことは、自己価値と才能のタネを見つけたということですが、これはタネですから、花を咲かせるためには育てる必要があります。
このとき「それをやって意味があるのかな」とか「これをやってもお金にはならないよね」とか「わたしにはそれができるようになるとは思えない」などと考えてはいけません(←ここ重要)
2011年から天王星が牡羊座に入宮していた7年のあいだに、わたしたちは「自分は何者か」という内なる問いかけを続けてきたことでしょう。
そして、その最後に「わたしはわたしでした」というところへ行きつきました。
牡羊座新月★情熱を傾けて喜びを味わい尽くす
https://ameblo.jp/light-side/entry-12367822161.html
わたしのしたいことは、他の人とは違うかもしれない。
わたしの好きなことは、他の人とは違うかもしれない。
だけれども、わたしはこれがしたいし、このように生きたい。
牡羊座の最後でわたしたちはすでに「自分を生きるぞ」という決意をかためているはずです。
それをなにも保証がないからと諦めてしまっては、自己価値が育ちません。
そして、これこそが、いまの時代を象徴する「価値観の改革ポイント」といえるでしょう。
誰かに与えられた古い価値観から脱して、自分だけの価値観を構築して生きること。
たとえば「ローンを組んで家を買う」というのはよくある価値観ですが、本当にそれはあなたが求めている価値なのでしょうか?
家を買うことをなにより欲していて、憧れの家を手にしてしあわせ、ここが大好きで、わたしはこの家を手に入れられて本望だ!!という人は自己価値をそこに見出しているでしょう。
しかし「ローンがあるから仕事が辞められない」「だからいまの仕事が好きではないけれど転職できない」「家があるから他の好きな場所に引っ越せない」ということが起きたとしたら、それは自分が所有しているものに支配されていることになるかもしれません。
これは価値の本末転倒で「わたしの所有物」に「使われている」ということ。
「わたしの持ち物」に「使われる」と、その物や行為に行動が制限されていき、喜びが遠ざかります。
すると、自己価値が育まれないため、ますますお金に対して不安を感じることが増えていくでしょう。
どうすれば不安がなくなるのか?
それは自己価値を育てることです。
文才の資質があるなら、たくさん読んで、たくさん書いて、表現を学んでみる。
センスの資質があるなら、たくさん着てみて、組み合わせて、他の人の着こなしを研究したり、色や形や素材についての知識を学んでみる。
もともとが好きなことであれば、それは楽しい作業となるでしょう。
やっている内に「自分はとにかく書くよりも本を読むのが好きで、特にミステリが好きなんだな」ということがわかるかもしれません。
そうしたら「とにかくミステリ小説に詳しく、その分野なら、どんなことでも知っている」という才能に育つことがあるでしょう。
服のことを研究しているうちに「わたしは自分でパターンをひいて、作ってみたいんだ」ということに気づいて「手作り服が得意な人」になることもあるかもしれません。
そのようにして育てた資質は才能となって、他の誰とも異なる自分だけの価値となり、豊かさを生み出す源泉となるでしょう。
それが、牡牛座のもうひとつのテーマである『豊かさ』です。
豊かになりたければ、他人がどう思うかや、それが世間的にどう評価されるかなどはまったく気にしないで、徹底的に好きなことだけをとことん追求して、自分自身でその価値を育てあげること。
そして、その育った価値を惜しみなく、まわりに差し出し、与えていくことで、その恩恵が自分自身をも必ず豊かにしてくれます。
もし、自分の内なる価値を育てることができずにいると「自分には特別なものはなにもない」と感じるかもしれません。
そこでせめて、なにかしらの価値を身につけようと「これは仕事に有利」「これがあるとお給料がたくさんもらえる」といわれるような資格や技術を学ぶことがあるでしょう。
しかし、それは「外なる価値」です。
たまたま、自分が好きで気に入ったことと、その資格や技術が一致していて「やっていると楽しい!!」「もっと極めたい!!」と感じられたならラッキーですし、それは内なる価値へと成長していくでしょう。
だけれども、特に数字が好きではないのに経理の資格をとったり、単調作業に愛着がないのに事務系の技術を身につけたりして、実際にその職につくと、できているし、まわりも認めてくれているのに「仕事が面白くない」「たくさん求められると負担に感じる」ということが起こるかもしれません。
「仕事だから、ガマンしてやるもの」という意識が芽生えると、労働意欲は低下して、必要以上のことをする気にはなれず、しかしやめても他にできることがないからと、責任感で時間と労力を消耗するときを過ごすことにもなるでしょう。
内なる自己価値ではなく、外なる価値を追いかけて育てていると、みずから豊かさを生み出す力が育たないため、お金の不安がついてまわります。
生きる喜びがわたしたちの豊かさの源泉であるなら、喜びからかけ離れた行為で、豊かさの土台を築くことはむずかしいでしょう。
朝、目が醒めた瞬間から、夜に眠る寸前まで、生活のすべてを自分のお気に入りの物と行為で埋め尽くすのが牡牛座の野望です。
起きるとお気に入りのインテリアに囲まれていて、カーテンを開けると気持ちいい風と景色が広がり、好きな曲を聴きながら、香りのよい珈琲を、お気に入りのカップで楽しむ。
素敵な朝食を、美しい食器に盛り付けて、季節の花が飾られたテーブルでゆっくりと味わい、柔らかい服と、履き心地の良い靴で家を出る。
通勤路は景色の良い道を選び、会社のデスクは使いやすく整理されていて、お気に入りの飲み物を片手に、自分のペースで仕事をはじめる。
ランチはお気に入りのお店で、仲良しの同僚とおしゃべりを楽しみ、午後のおやつにとっておきのスイーツを忍ばせて、仕事をさくさくと効率よく片付けて、充実のアフターファイブを過ごす。
家に帰って、アロマを垂らしたお風呂にゆっくりと入り、ストレッチして身体をほぐし、ふかふかの布団に包まれて、暖かく心地よく眠りにつく……。
わたしたちが一日を隅々まで本当に丁寧に心地よく過ごせるように心を砕いて実践すると、それは自分に対する貢献となり、愛の行為となるでしょう。
これが牡牛座のいまひとつのテーマの「愛」。
このベースにあるものは「生きる喜び」としてわたしたちが見出したお気に入りの物、行為、場所、遊びです。
それらが自分の才能のタネとなり、それを育てることで自己価値が実り、それを分かち合うことで豊かさが広がって、更にお気に入りの心地よい物と行為で人生を満たすことができるでしょう。
『わたしはなにが好きなのか?』
What do I love doing?
What do I love things?
愛からはじまる革命です。
内なる価値を見出し、大切に育み、実践する7年を過ごしましょう。