こんにちは!
全国的に梅雨が明けてめちゃくちゃ暑くなっていますね。
熱中症に気を付けて過ごしましょう。
さてこのコーナーでは一つのカラーに絞ってその色の効果やコーディネートなどをご紹介しています。
好きな色をメインにコーディネートする場合や、アクセントカラーとして使いたいという方に役立つと思います。
今回のテーマは「青(ブルー)」です。
・集中力を高める
・気持ちを落ち着かせる(鎮静効果)
・睡眠を促進する
・時間経過を遅く感じさせる
・鎮痛作用
・気分を沈める場合もある
・冷たい印象
人間にとって一番身近といってもいい空や海、水などを連想させることもあり、好む人が多く嫌う人が少ない色です。
気分を落ち着かせたり、食欲抑制の効果は知られていると思います。
時間経過については「赤」の時とは逆の効果が働きます。
青系の空間には時間を短く感じさせ、物足りなさを残すことができるため、招いた人に「また来たい」と思わせたいときも有効です。(おもてなしのレベルと話の面白さは大前提です)
また、青は後退色なので部屋を広く感じさせることができます。例えばトイレだと、入口の正面にあたる壁(アクセントウォール)を青系の壁紙などにすると、実際よりも少し広く感じさせる効果が期待できます。(フォーカルポイントとしても有効ですね)
集中力を高める効果もありますので、仕事部屋や勉強部屋などに最適です。その場合は照明にも気を付けたいですね。色温度の高い照明(昼白色)だと更に集中できるでしょう。
後退色の関連記事についてはこちら↓↓↓
フォーカルポイントについてはこちら↓↓↓
色温度についてはこちら↓↓↓
反対色(補色)の黄赤系。同系色の青緑系、青紫系が無難な組み合わせですね
カラーコーディネートの知識についてはこちら↓↓↓
それではいくつか画像を見ていきましょう♪
【例1】
出典:covethouse.eu
ブルーグレーのアクセントウォールとトーンオントーンでまとめたファブリックがとても落ち着きを感じさせる寝室のコーディネートです。
太陽光が沢山入る寝室の場合は、もっと濃いめの青を使っても暗くなり過ぎず、夜は眠りにつきやすい明るさになると思います。
太陽光があまり入らない部屋(一般的には北向きの部屋や隣に高い建物がある部屋など)は青を多用すると寒々しく物悲しい雰囲気になるので注意が必要です。(もちろん個人差ありますが)
【例2】
出典:casavogue.globo.com
全体を青でまとめたリビング。
ベースカラーの床を明るめのカーペットにすることで、圧迫感を軽減しています。反対にアクセントウォールを暗めの青(藍色に近い)にすることで空間が引き締まった印象になっています。
アクセントカラーとしてクッションにトーンの濃い青も入っていて素晴らしいコーディネートですね
ちなみに青は収縮色でもありますので、空間を引き締める効果も期待できます。
チラッと見えるチェアの座面は相性の良い黄赤系(レザーですが)を採用しているのも素晴らしいです。黄赤系のレザーソファやチェアを揃えている方は青を合わせるのも良いですよ
【例3】
出典:livingetc.com
先ほどのリビングよりも大きい面積で採用せずに小物を多用している例。
青と相性が良い青緑系(ピーコックグリーンやターコイズグリーンなど)が使われていて、西海岸系のインテリアになっています。コースタルスタイルを目指す場合はこの色の組み合わせが鉄板ですね。
コースタルスタイルについてはこちら↓↓↓
【例4】
出典:artsandclassy.com
濃い青(ネイビーブルー)などでまとめたコーディネート。このトーンはとても落ち着いた印象を作り出せます。ちょっと知的な雰囲気すら感じませんか?
ラグジュアリー感を出したい場合はテーブルの脚などにゴールドを採用しましょう。(シャンパンゴールドぐらいが上品です)
ゴールドはツヤのある黄赤系といえますので、反対色(補色)になりお互いを引き立て合います。
床はタイルだと思いますが、グレー系にすることでうるさくならず、小物を増やす場合もコーディネートの幅が広がるのでオススメの色です。
【例5】
出典:forthefrillofit.com
ダイニングキッチンのコーディネート例。
先ほど述べましたが、青にはゴールドがとてもよく似合います。ここではペンダントライトやスツールだけでなくレンジフードにまでゴールドを採用してますね。
レンジフードはアクセントとしてゴールドを入れていますが、これが正解で、面積の大きいアイテム全体にゴールドをいれてしまうと、どぎつく印象が良くありません。(あくまで青をベースにアクセントカラーとして使う場合)
とてもセンスがよい配色だと思います。
ちなみに濃い青で注意が必要なのが観葉植物です。
濃い青を背景にすると正直あまり映えません。
観葉植物大好きで映えさせたいという方は壁面に濃い青を採用するのは避けた方がよいと思います。
【例6】
出典:bodyartstyle.com
配色に関しては先ほどのキッチンと同様ですが、観葉植物の問題をうまく回避していますのでご紹介します。
よく見ると、観葉植物のバック(背景)が白になるように配置していますね。こうすることで観葉植物の濃い緑色もしっかりと映えます。
観葉植物を映えさせたい場合はぜひお手本にしましょう
【例7】
出典:micasarevista.com
トイレのコーディネート例。
水色系のヘリンボーンタイルが爽やかな印象を与えてくれています。
黄赤系の木目は反対色(補色)としてお互いを引き立て合ってくれていますし、彩度が高めなので寒々しさを中和してくれています。とてもバランスの良い配色だと思います。
【例8】
出典:alizswonderland.com
トイレなどの狭い空間に濃い目の青を使いたい場合はこのコーディネートが参考になると思います。
全体に採用してしまうと狭く暗い雰囲気になってしまいますので(後退色なので進出色よりはマシですが)写真のように腰壁部分を白などの明るい色にするのが良いアイデアです。
開放感が欲しい場合は写真とは逆に天井に向けて段々と明るくしていくのが良いですね。
いかがでしたか?
今回はインテリアに於ける「青(ブルー)」の心理効果やコーディネートなどについてお届けしました。以前ご紹介したカラーコーディネートの知識と合わせて、お部屋づくりのヒントにして頂ければ幸いです。
この記事が少しでもお役に立てばとても嬉しいです。
最後までご覧頂き有難うございます。
無料相談、有料コーディネートの詳細はこちら↓↓↓
個人の方向けパース作成サービスはこちら↓↓↓
業者様はこちらから↓↓↓