日本人の生産性の低さ(日系超巨大企業)を再認識したエピソードを紹介する。


あるお客様より「請求書に記載金額である715ドルの内訳を教えて欲しい。」と連絡があった。


そのサービスはクラウドサービスなだけに、秒で何十というトランザクション処理を行い、出せない訳ではないが、請求書発行後の事後調査となると大変な労力と時間を必要とするのだ。


「内訳は業務に必要な訳ではなく、このサービスがどこまで顧客の質問/要望に応える事ができるのか、テストだ。」とも。



本社(米国)の営業とSEに状況を伝え、内訳の調査を依頼した。


「ヘイ、状況理解したよ。結論、この請求は無かったことにするよ。お客様伝えてくれ。」


え?!内訳教えてって言ったのに、請求しないってどういうこと?!って問いかけた。


「わたしや同僚が、この715ドルの内訳を調査回答する為に費やす労働時間を時給換算すると、715ドルを超えてしまうからだよ。」


彼は言わなかったが、おそらく「そんな715ドルの為に働くなんてクレイジーだよ。日本人は生産性が低い仕事をし過ぎだよ。」という心中だったに違いない。


Life is a Great Journey

蔦に覆われた高台にある白壁の家。大人の背丈よりも高い擁壁に囲まれた立派なお屋敷。


自転車で駅まで向かう途中にある。


わたしの通学路、ケンケンパをする女の子、家の中から聞こえるピアノの音色。高台にあるから夕焼けがよく見える。ピアノの音が止み、家の中にから出てきて、軒先から道路で遊ぶ女の子に声を掛けるおばあさん。日も暮れて、街灯が点き始めた頃に帰宅するスーツ姿の男性。


暑い夏、家の中からピアノの音が聞こえる。ある日を境に、通路で遊ぶ女の子を見なくなった。夕暮れどきには、スーツ姿の男性が足早に帰宅する。



木枯らし吹く秋の休日、ピアノの音もしばらく聴いていない事に気が付いた。陽落ちが早くなり、街灯が煌めく。夜、お弁当屋さんのビニール袋を片手に帰宅する男性の姿を見るようになった。


大忙しの師走、いつも通る白壁の家は蔦に覆われ始めていた。


春になり、わたしは就職し、生まれ育ったこの地を離れた。あれから何年経っただろうか。白壁の家は、全面蔦に覆われていた。


道路に目をやると、地面には幾つか輪っかが描かれていた。ピアノの音色も聞こえてくるようだった。


今は誰もいない、蔦に覆われた白壁の家。


Life is a Great Journey


マックでモバイルオーダーしたところ、20分たっても着マックしないから、店員に声をかけて確認お願いしたところ。。。

「こちらのオーダーですが、南口店舗の方に入っておりまして、ここの店舗ではないんですね。。。」

なんと、店舗間違えないよう最も気を付けていたのに、、、大間違いではないか。

「えぇ!では南口にあるんですか?!」
「そですね、南口にございます。」
完全にこちらのミスにて困っていると、次のようなご提案を頂きました。

「南口店にゆくか、キャンセルしてもう一度こちらの店舗でオーダー頂くか、如何致しましょう。」

ほんとすいません、たかが1,250円のオーダーにも関わらず、高級ホテル並みの神対応。オプションは後者を選択しました。



話はここで終わらず。



さて、再度オーダーする時に、神対応店員にこんなオファーされました。()カッコ内は心の声。

「再オーダーの際は(また間違えると面倒だから)、店舗選択するところまで、ご一緒に操作しましょうか。」

「(いやいや、どちらかというとこういうの強い方なんだけど、今回だけ特別間違えたんだけど、そだね、心配する気持ちはわかるから)お願いします。。。」としかいえなかったね。

最後はITに弱いじいさん対応されましたが、致し方なし。
神対応店員、おみごと!

Life is a Great Journey
太平洋戦争の前年生まれ、物心ついた頃は周りになにも無かった。

遠い昔の記憶、稲刈りは学生さんが手伝ってくれた。自発的な行為なのか、勤労奉仕の一環なのかはわからない。飛行機が飛んでくると、反射的に建物に身を隠した。

家の裏にあった防空壕は、地面と水平にL字型に掘ってあった。先に空気穴を兼ねた四角い窓があり、上陸された場合はその穴から敵を狙撃する予定だったと言う。本土決戦前提の世論だった。

今年83歳、最近の記憶を維持する事は難しくなってきた。悲しいかな経年とは、いつまで生きられるかわからないが、語り継げる記憶は、未来を担う子ども達への平和を願うおき土産と思っている。

語れるうちに語っておきたい。

Life is a Great Journey

これまでだいたい2年おきに開催されてきた東京モーターショウが一般大衆化したイベントにトランスフォーム、その名もジャパンモビリティショウ2023行ってきました。



広大な東京ビックサイト東西南全イベントフロア使ったでっかいイベント、見どころは山ほどあるんですが、独断と偏見はお許しを、特に良かったイケてる体験を3つ、イマイチも3つレポートします。

 

イケてる

▪️ひとつ目

ナンバープレート展(全国自動車表版協議会様)


日本全国のご当地ナンバープレートを維持管理運営している思われる一般社団法人のブース。ここでは、選択したナンバープレートにお気に入りの4桁数字を印刷してネックストラップとしてプレゼントしてくれます。


こんなかんじ、とにかく嬉しい。


▪️ふたつ目

TOYOTA様の巨大サイトでやってるグランツーリスモ。

次世代自動車操舵システムがゲームしながら体験できます。数年後に実装されるんではないかな、と。

手だけで、アクセル/ブレーキも操作できるインタフェースの開発最前線ですかね。


▪️みっつ目

MAZDA様サイトのモリゾウさんのサイン。

トミカ4800台のどこかに、自工会会長(トヨタ自動車会長)であるモリゾウさんの「I ❤️Cars!」ステッカーとサインがあります。探してみて下さい。



イマイチ

▪️ひとつ目

ソニーホンダモビリティ様のサイト。

ブランディング力ある2社の相乗効果期待ですが、アフィーラプロトタイプは外観のみ。観るだけなのに、大行列。プレステ感覚で運転できるとか、未来の操舵感を体験できるとかもない。何にもなかったです。。。


▪️ふたつ目

JAF様のサイト。

会員のみプルバックカープレゼント。会員でなくても間接的にメーカーが受負っているレッカーサービスがJAFアウトソースされている場合もある訳で、そうなると皆JAFのユーザーなのに、、、と思いました。


▪️みっつ目

トミカ様サイト、激込みだし品薄で買えない。。。残念。


Life is a Great Journey

総合病院の待合室。


3ヶ月前来院した時に「頭が痛い」って言ってた30歳くらいの女性がいたんですが、その後どうしているのかな、とふと気になった。


自分の事でもないし家族の事でもないし、友人の事でもないし、こんな記憶に脳のメモリを消費してしまう事は無駄だな、と思いつつも気になった。


今日は採血だったので、診察前に2Fの採血ポイントに行く。途中、お腹が大きいプレママとプレパパもいた。病院に来る妊婦自身と妊婦に関わる関係者はほぼ全員、この季節になるとマスクをしている。いろんな不調を抱える方が多く集まる総合病院だから仕方ないね。


今日は同じ会社に勤める人にも会った。どうしたの?とたわいもない世間話し。他人に言えない病気へ発展するかもしれないし、そもそもプライバシーに関わる事なので誰かは言えない。


病院の待ち時間は長い。だけど、いろんな事を思ったり考えたりできるから退屈しない。長すぎるも問題だから、短くする手法や長くても退屈しない方法を皆さん考えているんだろう。前者は他力で後者は自力。わたしは既に最適化されている。


わたしが座る席の隣人は、写真集を開いて見ていた。熱帯魚が紹介されていた。


みな何を考えているのか、病院は考えさせられる事がおおい。


Life is a Great Journey

いやー、なかなかタクシー捕まらないですかね。金山はたくさん走っとるんですがね。えぇ、ライドシェアですか?ウーバーとかそういうのですよね。白タクは危ないでしょ、安全性とか大丈夫なんですかね。



「大丈夫でしょ、だって日本だけですよ。UberとかLiftとか解禁なってないのは。何が危ないっていうんですか?」


誰が運転しとるか、わからんでしょうに。


「わたし、あなた(運ちゃん)の事、今日初めて会ったし、知らない方ですよ。Uberなんかね、客とって運転中、ずーっとセンターと繋がってますから、位置から会話からモニターされとるんですわ。運ちゃんの評価も乗ったあとに利用者が行いますから、評価悪いとお客取れんくなるんやで。」


・・・


Life is a Great Journey

常務を訴えたとんでもない執行役員がいたので、仮名を使って、そのおもしろ話を記録に残しておく。若干のフィクションありです。


▪️出演

    中村常務・・・性格は温厚、62歳

    羽島執行役員・・・先日入社した営業部の役員、55歳

    芳賀部長・・・元気な営業部長、49際

     秘書・・・お局、50代、敵に回すと面倒な部類の方


▪️エピソード

  その1 お客様名を間違えた羽島執行役員

   中村常務の企画でセミナーを開催するプランが浮上。常務のお客様へのお声がけを羽島執行役員が取りまとめした。その際、羽島執行役員が取引先の社長名をメール記載で間違えてた。それに気が付いた中村常務は、取引先社長に記載ミスがあった事を謝罪、羽島執行役員にも社長へとりあえず謝罪する様、通知をした。

    本件は、参加者氏名の指示通達が曖昧であり、謝罪の要求はパワーハラスメントにあたる、との訴えであった。



   その2 セミナー開催時にお渡しするノベルティ

     セミナー当日、会場の仕切りは羽島執行役員に一任されていた。中村常務のお声がけで全国から集まった取引先の社長が、続々と会場へ足を運ぶ。デスク上にはノベルティボールペンのみが配置されていた。通常、セミナー時には、セミナーで利用すると想定される筆記用具一式(ボールペン/ノート/付箋など)と、ドリンクを入れるタンブラーなど配置が常識であるが、セットされていなかった。受付開始後に気が付いた中村常務は、デスク上のノベルティ配置がいつもと違う事に気が付き、傍にたまたま居合わせた芳賀部長、秘書に対し、いつものセミナー時と同様にノベルティを至急配置するよう指示。併せて、羽島執行役員に対し準備不足を指摘、なぜ用意をしなかったのか理由を追求した。

     本件は、いつものセットとの指示が曖昧であり、セミナー準備の経験がない事も背景にあると羽島執行役員は主張。準備は強要である、したがってパワーハラスメントにあたるとの訴えたであった。


    その3 接待時のお土産

     セミナー終了後、中村常務と特に懇意な社長との会食に際し、手土産を羽島執行役員が手配する事となった。お店入り口で店内スタッフにお土産の準備をしている際にチラリと見えた手土産。芳賀部長が確認をすると、それはレモンケーキがひとつ入った箱、手土産とは呼べるような代物ではなく、言い換えれば粗品程度。芳賀部長は至急代替品を用意すると共に、中村常務へ連絡。これまでのエピソードと同様に、羽島執行役員へ状況説明を求めた。

      本件は接待時の手土産の調達となり、いわゆる業務外対応。パワハラあたるとの訴えたであった。


以上3点、これらパワーハラスメントに該当、これらが原因で部下からの信頼も低下、業務遂行が困難な状態となり自主退職を余儀なくされた、ついては3,000万払え、と相なったのである。



時間は前後するが、このような訴えがあった事は現場は知らず。芳賀部長はじめ、秘書の面々も羽島執行役員の粗相に対するフォローに追われる日々、当然信頼も日増しにだだ下がり、遂には誰も相手にしなくなっての自主退職か、となった頃にパワハラ訴えがあったようである。


色々あるもんだね。


Life is a Great Journey

コロナ明けましたので、海外からゲストが来日することが多くなってきました。

ランチ/ディナーをご一緒する機会も復活しましたので、いくつかご紹介致します。

(順番は特にオススメ順というわけではありません。)

 

 

◆焼き鳥 - 伊勢廣 京橋本店(東京駅)

 中国からのゲストをお連れしました。

 建て直されたのかな、店内はきれいな和風仕様、焼き鳥定食がおすすめです。


◆焼き鳥 - おもてなしとりよし 吉祥寺店

 スイスからのゲストをお連れしました。

 井の頭公園の入り口にある、ローカルな日本を存分に感じることができるお店です。

◆お好み焼き - さくら亭(原宿)

 アメリカからのゲストをお連れしました。おしゃれな内装に日本の伝統的なお好み焼きが、多少の日本サブカル感も得られていい雰囲気でした。

◆おでん - O'denbar うまみ 代官山(渋谷/代官山)

 シンガポールからのゲストをお連れしました。都内近郊に三店舗展開するうまみブランドのおでん屋さんです。

 お出汁にこだわった関西風おでん、典型的な日本っぽいけどしっかり目の味わいですから、海外からのゲストも満足されておりました。

◆豆腐 - 空野 渋谷店(渋谷/代官山)

 シンガポールからのゲストをお連れしました。日本の古民家的な出で立ちが期待をさせます。ベジタリアンがおりましたので、豆腐を選びました。

 はも、とりも出てきますが、概ね満足いただけたかなと思います。

 

◆回転寿司 - かっぱ寿司 三鷹店

 スイスからのゲストをお連れしました。

 クオリティはご存知のとおり、「わぉ、外国人がオレしかいないよ!」ととても喜んでおりました。

 わたしとしても、外国人がまったくいないローカルなお店に連れて行くと喜ぶ、という気付きを得られました。

先日、小学校の同級生と新宿のとある場所で会合した。彼は県内で最高峰の高校から、国立大学へ進み、いまは教頭先生をしているという事だった。


わたしのような俗物とは大違いだ。師範学校出は人格からして違うなぁ、改めて自身との違いを噛み締めながら、お互いが過ごした遠い小学生時代に思いを巡らした。


暑い夏、蝉の音、地平線まで続く田んぼ、そんな環境で我々は育った。世帯年収は200万にも満たないだろう、第二次ベビーブームの世代だから、兄弟が多い。経済的に治安的にもけっして良いとは言えない環境で、親は必死になってわたしたちを育ててくれた。


同級生の母親は、団子を作って売り歩いて家計の足しにしていた。わたしの母親は美容師をして、家計助けた。他には内職で電球作ったりネジを組んだりして、家計の足しにして生活していた。余裕などない、だけどみな笑顔を絶やさず一生懸命に生きていた。



お互いの親に共通していた事は中卒だった事だ。高等教育を受けていない親、子どもたちにしてあげられることは、こうしたら一流企業に入れるとか、えらくなれるとか、導く事ではなかった。義務教育以上の世界を知らず、正確にアドバイス出来なかったのだろう。ただ、社会的規範を身につけて、みなのお手本となるよう、強く繰り返した。これしかできなかったのだ。だからみなただただ、やみくもに一生懸命働き、子どもたちの将来へ投資した。


そんな事を思い出しながら、同級生との話しは続く。


後続の行末と、我々の育ちについて、田舎にはない新宿の一流ホテルで小一時間ほど、アイスコーヒーを片手に語り合った。わたしは好き放題はなした、教頭先生に向かって俗物の主張は続いた。


そろそろ時間かな、我々は大変な環境で育った訳だが、なんとかこうして語り合えている事に、2人で感謝した。


帰り際に「まだ元気に団子作って売り歩いているよ。」と聞いた。


わたしは、生きているうちに親孝行できなかった申し訳なさを噛み締め、同級生の母親の笑顔を思い出した。


目頭が熱くなった、ゲリラ豪雨で良かった。

傘を持たずにずぶ濡れで帰宅した(^^)


Life is a Great Journey