上階の玄関からはいり、ベランダを経て下階の玄関から入る。そんな動きを何度か繰り返し、今やっと2階に辿り着いたところだ。


2階のベランダ柵は風除けか雨避けかわからないけど、全面に透明なシートが掛けてある。換気用の隙間なのか、一部に隙間がありわたしはここにぶら下がってベランダの先にある石垣から脱出を試みる事にした。


長年の腐食と苔により、指を掛ける場所がない。少し触るとボロボロと崩れ落ちそうだ。向こうには壁の頭が除いている。指で触ると、そこそこの強度があり、伝って向こう側まで行けそうだ。


思い切って指の先に力を入れて、壁を辿る。2階なので、前に進めないようであれば飛び降りて仕舞えばいいや、と思っていたが、下を見ると岩が剥き出しとなっており、飛び降りれば無傷では済まないなと理解する。だが、わたしは無事に自分の部屋に戻る事ができた。


あ、2階の部屋に侵入した時、サンダルをそのままにしてきてしまった。あれは先日石井スポーツで仕入れた新しいリカバリーサンダルなのだ。今は自分の部屋に戻れたのでほっとしているが、回収したい気持ちが沸々と湧いてきた。




リスクはあるか、いや無いだろう。簡単に何部屋入れた、しかも2階は生活音を感じる程に距離が短かった。玄関あけてサンダルを持って来るだけだし、容易だ。


数分後、2階の玄関ドア前に立っている。先程違うのは時間帯だった、いまは真っ昼間だ。


玄関をそぅっと開けた。


Life is a Great Journey

何度も玄関のピンポンなる。いやここは自宅ではなくホテルだ。ベットから起きようと思ったが、パンツを履いていないではないか、おまけに昨晩はしゃぎ過ぎて身体が思うように動かない。だったら、しばらく泳がせたらどうかな。

まだピンポンはなり続けている。

まだ朝早く辺りは深海のごとく暗闇だ。うとうとした平和な時間を満喫してたところ、急にドアが開いた。


わお、なにごとか!ベットから飛び起きて目をやると、そこには身体はクルマ、顔は人型のAIロボットが機械音を鳴らし静かに佇んでいる。暗闇に映える白い筐体に青いLED装飾ランプが特に異様さを増幅する。

あー、思い出した、早朝の飛行機移動だったからモーニングコールと、起きなかったら強引に起床から空港まで連れてってもいいよとAIサービスをお願いしていたんだ!

AIロボットは静かに近付き、布団ごとそのままわたしを持ち上げて空港まで連れて行く様だ。

パンツ履いていないんだけど。

・・・とまぁ、こんな話しもあれば面白いんだけどね(^^)

Life is a Great Journey


身も心も、とても居心地がよい。なぜだろうか、夢かそれとも天国か、くらいにゆっくりできている。


生きているだけで様々な負荷がかかり、正直しんどい。お金がたくさんあっても無くてもこの感覚は同じだ。



あの時は言えなかったですが、今だったらいえるかな。。。なんて話しもされてしまった。承認欲求が存分に満たされ、脳内ドーパミンが出力しっぱなしなんだと思う。


心配する事がない安堵感を裏付ける他人にも認められた体験が、更に心に余裕を持たせる。


これは天国に違いない。


目が覚めて、Garmin様の Body Battery を確認する、なんと100%だ。


こんなシナリオで、睡眠を支配する事もできるんだ。


Life is a Great Journey

小学1年生だったね、友達がスキーしているという事で、自分もしてみたい!となり、うちは裕福でなかったので、小銭貯金がはじまりました。

セトモノでできたドラえもんの貯金箱にひたすら1円、5円、10円を投入する日々が続きます。

そしてようやく満杯となり、スキー板を買いに行く日が訪れます。
中央通りにある関根スポーツへ、ドラえもん貯金箱をもって、おふくろと伺います。

どの板がいいなんてわからないし、おそらく子供用の一番短い板だったと思うんだけど、モノが決まりました。

支払う段となり、ドラえもん貯金箱の登場です。わたしはその場でガシャンと割りまして、小銭を拾い数え始めます。確か7,000円くらいあった記憶です。

7,000円でスキー用品一式買えたのか分かりませんが、おふくろと一緒に意気揚々と帰宅した事を覚えています。後日、ビンディング取り付けてもらった板をPickupしたんだと思う。

地元の名士の子、友人は裕福でした。スキーは裕福なお宅の冬のたしなみ、みたいなかっこいいスポーツだった訳で、親は子へ様々な経験をしてもらいたいだけでなく、そうなんだ、高みへ近づく行動のひとつとして、スキーさせてくれたんだと思う。

冬になるといつも思い出す、昭和のお話し。

Life is a Great Journey

「土地の価値が上がってるもんですからね、億で売った方を知らないかって、マスコミの方によく言われるんですよ。取材したいって事なんですよね。」


いつもは話題少なそうな運ちゃん、だけどこの半導体バブルに尋常じゃない雰囲気を体感している地元民のひとりだ。


外資系コンサルを昨年辞めて、地元熊本へUターンしてタクシー運ちゃんしているそうだ。見た目よりも老けているそうで、もう60歳目前という事でした。


「もう朝晩は大渋滞でして、そりゃ人の流入数が違いますから。いまある第一工場で1700人、秋に着工する第二工場なんて2400人とかいってましたかね、第三工場はそれ以上だって言ってましたよ!」


おそらく、半導体関係者をタクシー乗せて運んだ時の会話内容からの知識なんでしょうね。


「農地だったら何の価値もね、ないんでしょうけど、宅地や工業用地やら、坪10万なんて話はほんとらしいですよ。だから今までなんの役に立たなかった空き地みたいな土地がね、億で売れていく訳ですから。そりゃ浮き足立ちますよね。」


まだまだ始まったばかり、これからどうなるか見ものですな。


Life is a Great Journey


ビルの7階へエレベータで登り、名刺を受付に渡しご担当者に渡してほしいと事付けし、代表電話から電話を掛けて、受付から担当の方に繋いでもらい、アポを取り付け、後日面談に漕ぎ付け、面談後に「また来てください。」と言われるような、古典的な営業もしています。


英語では Cold Call、日本語では飛び込み営業といい、昔は「無礼」という一言でシャットダウンする方が多かった印象です。某大手商社系SI企業様では、入社して半年はこれだそうです。(なるほど、だからアグレッシブな営業が多いんだ!)


売上をあげる為の努力は惜しまず、かと言ってご対応頂く未来のお客様のお時間を無為無策に消費する結果ならぬ様、万全の準備を行い行動に移します。


過去「へー、天下の◯◯(某大手外資系PCメーカー)さんでも、こんな営業するんだ!」と驚かれる方もいらっしゃいました。また、同じ様な営業を抱える販売店系のお客様では、「よくぞいらっしゃいました!素晴らしい行動です!」とお褒め下さる方もいらっしゃいました。コンタクトして良かった、と思う体験です。


デジタルマーケ時代、広くあまねく隅々まで情報を展開して、顧客に行動させる時代なりましたが、大規模な商談へ結び付く行動スタート地点は、この様な名もなき営業の行動ひとつから始まる事もあるのです。


Big Deal を掴む確率は非常に少ないです。ですが、誰もやらないやりたくない行動の積み重ねが、近道であると体験しています。


そしてその根底には、未来のお客様の為だけでなく、人の行動を変化させる=イノベーションを起こすんだ、と言った強い意志が必要なのです。


Life is a Great Journey

先輩がゴルフ場の経理部門で働いているとは初めて知った。意志固く、鋭い意見の持ち主だから、そういう団体に所属しているのかと思っていた。


前日夜に服用したクスリのチカラで、今朝はだいぶ元気になっている。月曜日から始まる新たな1週間を闘い抜く準備としてはいい状態だと思う。


そして様々なわたしの我儘に付き合ってくれている家人に感謝だ。歳を取るに連れ、より好き勝手いう様になって来たが、なんとそれに合わせてくれている。わたしがえらいのは、自分の立ち位置と変化に自覚症状があるので、感謝の念を抱いているところだと思う。



ふと田んぼのあぜ道を走り、ぬかるむ土の中から冬眠を始めた牛蛙を掘り起こし、その大きさに驚いた少年時代の原体験を思い出した。


早朝に特有の体験が強烈な思い出として残ることは、自然との深い繋がりや純粋な好奇心、静寂との調和など、子ども時代の感性や冒険心を示唆している可能性があるのだろうか。その瞬間が豊かな経験であったことから、自然や環境との交わりが人生において重要であることを反映しているかもしれない。


どうでも良い事から導きかれる事もあるのだろう、これはもしかしたら大きな変化が目前に迫っているのかも知れない。


Life is a Great Journey

どこでなにをどんな飯を喰ったのか、明確な記憶は無い。ただ楽しく会話しながら、心地よい時間を過ごしていた訳だが、そろそろ帰る段になって、気が付いたら最寄駅を降りて帰路に付いていたのだ。



連れとはどこで別れたんだっけ?あれあれ、そう言えば会計もせずにお店を出てきたのだろうか。。。


布団の中、わたしの心地よい時はまだまだ続いていたのだった。


Life is a Great Journey


「キャラクターの版権を利用させてほしい...」


中東系ビジネスをサポートするエージェントから連絡が入った。


申し訳ないが、その利用範囲ですとご要望は承れない、と回答したところ。。。



「お前の会社は幾ら出せば買える(買収)できるんだ?」と追加の問い合わせがあった。


グローバル感覚とはこういう事なんだ(^^)


Life is a Great Journey

日本人の生産性の低さ(日系超巨大企業)を再認識したエピソードを紹介する。


あるお客様より「請求書に記載金額である715ドルの内訳を教えて欲しい。」と連絡があった。


そのサービスはクラウドサービスなだけに、秒で何十というトランザクション処理を行い、出せない訳ではないが、請求書発行後の事後調査となると大変な労力と時間を必要とするのだ。


「内訳は業務に必要な訳ではなく、このサービスがどこまで顧客の質問/要望に応える事ができるのか、テストだ。」とも。



本社(米国)の営業とSEに状況を伝え、内訳の調査を依頼した。


「ヘイ、状況理解したよ。結論、この請求は無かったことにするよ。お客様伝えてくれ。」


え?!内訳教えてって言ったのに、請求しないってどういうこと?!って問いかけた。


「わたしや同僚が、この715ドルの内訳を調査回答する為に費やす労働時間を時給換算すると、715ドルを超えてしまうからだよ。」


彼は言わなかったが、おそらく「そんな715ドルの為に働くなんてクレイジーだよ。日本人は生産性が低い仕事をし過ぎだよ。」という心中だったに違いない。


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