小学1年生だったね、友達がスキーしているという事で、自分もしてみたい!となり、うちは裕福でなかったので、小銭貯金がはじまりました。

セトモノでできたドラえもんの貯金箱にひたすら1円、5円、10円を投入する日々が続きます。

そしてようやく満杯となり、スキー板を買いに行く日が訪れます。
中央通りにある関根スポーツへ、ドラえもん貯金箱をもって、おふくろと伺います。

どの板がいいなんてわからないし、おそらく子供用の一番短い板だったと思うんだけど、モノが決まりました。

支払う段となり、ドラえもん貯金箱の登場です。わたしはその場でガシャンと割りまして、小銭を拾い数え始めます。確か7,000円くらいあった記憶です。

7,000円でスキー用品一式買えたのか分かりませんが、おふくろと一緒に意気揚々と帰宅した事を覚えています。後日、ビンディング取り付けてもらった板をPickupしたんだと思う。

地元の名士の子、友人は裕福でした。スキーは裕福なお宅の冬のたしなみ、みたいなかっこいいスポーツだった訳で、親は子へ様々な経験をしてもらいたいだけでなく、そうなんだ、高みへ近づく行動のひとつとして、スキーさせてくれたんだと思う。

冬になるといつも思い出す、昭和のお話し。

Life is a Great Journey