こちらも自分用の備忘録を兼ねて。
フィンランドの旅では、VR(フィンランド鉄道)、メトロ、トラム、バス、フェリーと、あらゆる交通機関を利用しました。

ヘルシンキとその周辺で利用可能な交通アプリHSLについてはこちら↓


利用頻度が一番多かったのは、何と言ってもトラム(路面電車)です。

今は1から10までの路線が走っています。



ヘルシンキのトラムは、車との併用軌道を走っていますので、その後ろをバスや乗用車が走っているのをしばしば見かけます。



トラムの停留所にはそれぞれ番号が振られています。

こちらはヘルシンキ中央駅に近いトラムの停留所Rautatieasema。その下に書いてあるJärnvägsstationenはスウェーデン語で、いずれも鉄道駅と言う意味です。

この停留所の番号は41で、3,5,6,7,9の路線のトラムが止まります。

それぞれ行き先(終点)も書いてありますので、誤った方向のトラムに乗ることを防げます。

右下にある「A」は、HSLのゾーン分けのAに相当することを示しています。



また、何番の路線のトラムがあと何分で着くかも表示されます。



それでも方向を間違えてしまう可能性があるので、よくGoogleマップを開き、トラムが正しい方向を走っているかをチェックしました。
遅延が生じた場合には、このように表示されます。



こちらのGoogleマップ、時々停留所の名前がスウェーデン語で表示されるのが玉に瑕でした。

スウェーデン語も公用語ですから、仕方ないのですが、停留所の名前が全く違う場合はどこだか分からなくて焦ります。


次の停留所は、車内の電光掲示板に表示されますので、下車する場合は黄色のボックスの中にあるボタンを押します。日本でバスを降りる時の要領と同じですね。



なお、フィンランドにも優先席があります。
出入口付近にある場合がほとんどですので、そこに座ったり、その前に立ったりするのは避けるようにしましょう。

さて、次によく利用したのはメトロ(地下鉄)です。
メトロの入り口にこんなパネルがあり、無賃乗車は80ユーロの罰金と書かれていますが、パネルにタッチする必要はありません。
つまり、トラムと同様、改札はないのです。



長いエスカレーターで地下に降ります。



地下鉄のホーム。



今停車中の電車と、次発、そのあとの電車の行き先と何分後に到着するかが表示されます。

メトロもトラムも、日本の鉄道と異なるのは、何時何分ではなく、何分後に来るかを表示する点です。



VR(フィンランド鉄道)は、ヴァンター空港とヘルシンキ中央駅との間の往復で利用しました。


途中の駅。

Oulunkyläはフィンランド語、Aggelbyはスウェーデン語の駅名です。

Aggelbyは隣駅を示している訳ではないので、ご注意ください。



今回の旅では、あまり遠出している時間がなかったので、鉄子としては次回はラップランドまで鉄道で行ってみたいです。

下の写真はヘルシンキ中央駅です。



バスには往復で合計2回乗りました。




行きはKamppiの地下のバスセンターから乗車しました。

バスに乗る時は運転手に有効なチケットを見せるか、その場で購入する必要があります。

行き先がヘルシンキ市内か、Espoo、Vantaa、Kauniainen、Siuntio、Kirkkonummi、Sipoo、Kerava、Tuusulaの場合は、HSLアプリでチケットを購入できます。


私たちの乗車したバスはEspoo経由でしたので、バスの中でHSLのアプリを見せている人がいました。
それ以外の区間の場合、運賃は乗車の際に行き先の停留所の名前を告げ、運転席横にあるマシンでクレジットカードで支払います。

その際に、運転手に、停留所が近づいたら教えてくださいと頼むことをお勧めします。



船は、スオメンリンナ島と、エストニアへ行く際に利用しました。

スオメンリンナ島はヘルシンキ市内ですので、HSLのAB区間で行き来が可能です。


エストニアは国外ですので、もちろん新たにチケットを買う必要がありますね。
エストニアへ行った時の記録はこちら↓


エストニアに行く際は、私たちが利用したタリンクシリヤライン以外にも運航している会社があります。

時期によって運賃は異なり、私たちはオフシーズンだったので比較的安価に購入できました。
次回はぜひ、船でスウェーデンに行ってみたいです。

なお、公共の交通機関ではありませんが、若者を中心に電動キックボードに器用に乗っている姿を頻繁に見ました。
WOLT(フィンランド発祥のUber Eatsの競合)の配達員がよく使っていましたね。
フィンランドでは歩道、自転車道、車道が分かれており、電動キックボードは自転車道を走ります。


街のあちこちに電動キックボードステーションがあります。