玲子のアート&世界遺産×自転車で世界文化紀行
  • 26May
    • VIVA JOMON ! 「北海道・北東北の縄文遺跡群」世界文化遺産登録の見通しにの画像

      VIVA JOMON ! 「北海道・北東北の縄文遺跡群」世界文化遺産登録の見通しに

      2018年の夏 トーハクに日本中の縄文遺跡から出土した遺物たちが大集合集まった展示品の中に、この日がくるのを首を長くしてまっていた土偶、土器がいたのも記憶に新しいところ。本日、ICOMOSから世界遺産センターに「北海道・北東北の縄文遺跡群」世界文化遺産登録へ「記載」の勧告がでて、7月の世界遺産委員会で正式に世界文化遺産登録の運びになります。狩猟や採集、漁を基盤に人々が定住して集落が発展し、1万年以上続いた「縄文時代」の生活や精神文化を現代に伝えるもので、顕著で普遍的な価値があるとして、世界文化遺として認められる。我が国の美の原点、この先史時代と言われる頃、この島国に住んだ人々の優れた造形美のありかた川端康成が、岡本太郎が愛でた縄文土器トーハクで行われたこの展覧会の研究成果もこの登録にあたっての礎になっていることでしょう。 今月10日に奄美大島、徳之島、沖縄北部及び西表島が自然遺産登録の勧告を受け、いつこの発表になるのか、首を長くして待っていました。つい数日前、北海道の地方新聞で、登録に向けて遺跡の現地ガイドを養成しているとの記事も目にしたばかりでした。今回、「北海道・北東北の縄文遺跡群」は、「三内丸山遺跡」など、北海道と青森県、岩手県、それに秋田県にある17の縄文時代の遺跡で構成されるシリアル・ノミネーション・サイト。いわゆる、グローバルストラテジーと言われている先史時代の遺跡群の強化の一環として登録への道筋がついたと言えます。北海道は大規模な貝塚の「北黄金貝塚」や、沿岸地域の集落跡の「大船遺跡」のほか、「垣ノ島遺跡」「入江貝塚」「高砂貝塚」「キウス周堤墓群」の6つの遺跡。「垣ノ島遺跡」は、漁を基盤に人々が定住して集落を築いた場所で、遺跡の近くに道の駅に併設している縄文文化交流センターに北海道で唯一国宝に認定されている中空土偶があります。動画は、縄文展の時に作成された一連のビデオレターで、中空土偶が送り出される様子が映っています。青森県は最も多い8つの遺跡。17の遺跡の中でも学術上の価値が特に高いとされる「三内丸山遺跡」は、東京ドームおよそ9個分にあたる大規模な集落跡で、縄文時代の建築技術を示す「掘立柱建物」のほか、「竪穴建物」などが計画的に配置された遺跡。このほか、「大平山元遺跡」「田小屋野貝塚」「二ツ森貝塚」「小牧野遺跡」「大森勝山遺跡」「亀ヶ岡石器時代遺跡」、「是川石器時代遺跡」が構成遺産となっています。三内丸山遺跡にある「掘立柱建物」は、欧州でやはりシリアル・ノミネーション・サイトとして登録されている「アルプス山脈周辺の先史時代の掘立柱住居群」と比較してみるのも良いかもしれません。ユーラシア大陸の東と西に位置した人類が、どのような生活様式を持っていたのかに考えを巡らせるによさそうです。縄文時代、いまの気候よりも温暖で過ごしやすい土地であったという話も聞きますが、「三内丸山遺跡」は、アフターコロナのフェーズになったら一番行きたいところです。網代編みされ、中にクルミの殻が入っていたという木製籠縄文ポシェットが出土したのもこの遺跡。出土された土地でまた改めて見てみたいものです。岩手県からは、最近地下鉄の中吊り広告にもかかっていた、配石遺構などの墓域と祭祀場である盛土を伴う大規模な集落跡の「御所野遺跡」。トーハクの展覧会連動の現地ビデオレターでは、地元の小学生たちが元気いっぱい、精いっぱいの元気さでPRしていてこの子供たちの遺跡応援団の存在も含めて訪ねてみたくなります。秋田県からは、2つの遺跡で、「大湯環状列石」と「伊勢堂岱遺跡」。このうち鹿角市の「大湯環状列石」は、「秋田のストーンサークル」と呼ばれ、大小の石が配置された最大径が52メートルと44メートルの2つの環状列石などからなる祭祀遺跡で、「三内丸山遺跡」と並んで17の遺跡の中でも「学術上の価値が特に高い」とされています。巨石や環状列石に関する遺跡は、地中海地域や英国などを中心に多くの残り、つとに有名なのは英国のストーンヘンジ。ストーンヘンジには足を運んだことがあるので、実際に秋田の遺跡にいって東西の環状列石の存在意義や配置などどのようなものか確認してみたいものです。先史時代は、太古の人々がどのように生活を営んでいたのかまだま未知なことが多く、それらをひとつづつひも解く楽しさもあるように感じます。

  • 16May
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      このバラの名は?

      薔薇が綺麗に咲き揃う季節となりました。近くの四季のローズガーデンの工事がおわり、この週末やっとオープン。買い物ついでに寄ってみました。園内に入り、このバラの名前に目が釘付けになりました。誰だと思います?レオナルド・ダ・ヴィンチ1993年 フランス産赤みがかった濃いピンクでとても印象的で大きめで華やぎのあるバラ香りはおとなしめ初夏の様な日差しに負けないくらい輝いていました。数メートル歩いたところに今度は真紅のバラ艶やかな個性名前を見てびっくりしました。スリール・ドゥ・モナリザそうモナリザの微笑です。このバラもフランスで作られたもの。神秘的で存在感があり重厚感のある赤は印象的ですね。こちらのバラも太陽の光に負けないインパクトを放っていました。この赤は、クラシカルな感じがとってもします。現在、7月の試験に向けて世界遺産検定の勉強中ですが、テキストに挟むのに使っているしおりがダヴィンチとロワール渓谷にあるアンボワース城世界遺産検定の勉強を始めてからがぜん興味を持ち始めたのがこのロワール渓谷。昨年、フランス観光開発機構がzoomで配信でシャンボール城とダ・ヴィンチの墓のあるアンボーワーズ城を紹介したのをみてなおさら行ってみたくなりました。しかも、レンタサイクルが整備されていて数日かけて城巡りができる。それを聞いて検定の参考資料になればとGWからじっくりフランス史の本を読んでいました。教養としての「フランス史」の読み方Amazon(アマゾン)1,900円読み物としてフランスの歴史を概観している本他国の歴史を通してよんでみると今まで抱いていたイメージと違った目で見られますね。久しぶりに近場ですがたっぷり散策できた週末でしたが、感染症対策もウィルスは強毒化しています。しっかり口元をカバーしながら呼吸のしやすいマスクの装着法も取り入れていきたいものです。皆さま、心身ともに穏やかに充実した時間を過ごしていきたいものですね。

  • 10May
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      「奄美大島、徳之島、沖縄島北部および西表島」の世界遺産登録を勧告

      昨年、中国の福州で開催される世界遺産委員会で登録の可否が審議される予定だった「奄美大島、徳之島、沖縄島北部および西表島」。2021年は、リモート世界遺産委員会で2020年と2021年登録対象分の審議を行うということで、日本からは2件の申請が上がっています。その一つである「奄美大島、徳之島、沖縄島北部および西表島」が、世界遺産諮問機関で自然遺産の専門調査や審査を行い、その審査報告を行うIUCN(世界自然保護連合)から審査結果である「登録勧告」の報告がなされ、世界遺産センターから日本政府に連絡があったとのニュースが流れました。通常は、世界遺産委員会が開かれる6週間前までに審査結果と提言を評価報告書にまとめ、世界遺産委員会の決議と同じ4段階の「勧告」として世界遺産センターに提出されることになっています。今年の世界遺産委員会は、7月16~31日に開催なので、報告締め切りよりやや早いタイミングでの「登録勧告」報告というのはうれしい限り。現在、自然遺産は、世界からほぼ出尽くした状況にあり、今後、登録される物件も多くはなく、また、日本から自然遺産としての世界遺産登録できる物件もこれが最後になるのではともいわれています。2018年5月に登録延期を勧告を受け、再提出での今回の登録勧告。2011年の小笠原諸島以来、国内から10年ぶりの自然遺産の登録にホッとしました。推薦されるエリアは、琉球列島に位置する中琉球の奄美大島と徳之島、沖縄島北部、南琉球の西表島の4つの島からなる5つのエリア。このエリアは温暖多湿な亜熱帯性気候で常緑広葉樹の多雨林が生い茂る土地。この環境は、日本の国土面積の0.5%に満たないにもかかわらず、日本の陸生脊椎動物の約57%。その中に日本の固有種の脊椎動物の44%が含まれているという稀有な動植物の生息・生育環境が評価されたとされます。また、国際的な絶滅危惧種も多くIUCNのレッドリストに記載された奄美大島や徳之島でしかみられないアマミノクロウサギや沖縄島北部のヤンバルクイナ、天然記念物となっている世界最初のヤマネコであるイリオモテヤマネコや奄美大島近隣だけでみることができるルリカケスなど固有種の存在も評価されたとされます。ざざっと、世界遺産的に抑えるポイントは上記のような説明になりますが、美術ファンには、奄美大島というと奄美の自然に魅了され「アダンの海辺」を描いた田中一村の存在を思い出さずにはいられません。田中一村記念美術館は、奄美の自然や歴史、文化を学べる「鹿児島県奄美パーク」の一角にあるそうです。先日、東京から奄美にIターンされた方がいて「アダンの海辺」みたいでしょと海辺の写真をSNSにあげてくれたのを見ました。そこには、「アダンの海辺」がごくごく普通の風景として存在していました。絵からはその土地の持つ湿度や波の音、風のそよぎといったものは聞こえてきませんが、一村のみた自然を探検してから、目の前にある作品をゆっくり堪能し、一村の世界に浸るのもまた一興のように思えてきます。毛が本州のウサギよりも短いそうですがモフモフ系のアマミノクロウサギにも萌えます。あとは、今年審議対象となる「北海道・北東北を中心とした縄文遺跡群」の登録勧告の報告がひたすら待ち遠しく感じ、世界は行きたいことろ、見たいところに溢れているを感じる1日となりました。

  • 27Apr
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      3度目の緊急事態宣言@ミッドタウン六本木

      3度目の緊急事態宣言発令後の初出勤3度目の緊急事態宣言発令しての初出勤。強めの要請が出たこともあり、複合ビル内の飲食店が昼時にも関わらず店を閉めているところが多いことに驚いた日となりました。お弁当を売る店に群がる人が多く年明けの宣言時と違って、どよんとした空気がレストランフロアに漂っていました。帰宅時にミッドタウン内のスーパーで買い物して駅に向かう道すがら先週までやっていたカフェも11日まで閉店テーブルに椅子を上げた店内の様子が見えるだけにうら寂しさが漂う。昼に感じた異様な感じも、ここの複合施設、あそこの施設もといった感じで確認モード。こんな調子で2週間過ごすのかとうつうつとした気分になります。ただ、ミッドタウンは、私の勤務するオフィスがあるビルよりまし。ストリート・ミュージアムというミッドタウンが主催するアート・アワードの展示がオープンスペースで行われていること。通路の壁やショーケースに展示された若手アーチストの作品が殺伐としたフロアに、活力を、エネルギーを与えてくれる。次々と施設での展覧会が中止状態に追い込まれているけれど、ちょっと、きょろきょろしながら歩いて出会えるまだまだ、そういう作品が街の中に溢れているのでしょうね今宵の月はピンクムーン最寄りの駅に降り、駅の外に出るとほんのり赤らんだお月様がぽっかり浮かんでおりました。写真でとると、赤みが消えてしまうけど、肉眼でみるとロゼワインのよう。来月の満月も健康で外でみることができますようにと月にお願いいたします。4月の満月は、ピンクムーンGWは、ゆるりと検定試験勉強と読書とワークアウトして過ごそうかな。

  • 24Apr
    • 渡辺省亭@齋田記念館と加島美術の画像

      渡辺省亭@齋田記念館と加島美術

      世田谷代田にある齋田記念館へ現在、「古き良き日本の美」- 渡辺省亭と谷文晁模写≪佐竹本三十六歌仙絵巻≫-今話題の省亭の掛け軸や扇面、木版本が公開されています。齋田記念館は環七からちょっと奥まった高台にあります。敷地に足を踏み入れ、記念館の入口に向かいふと左手に顔を向けると立派な屋敷門が目に飛び込んで来ました。屋敷の方は幕末に焼失したものを復元し、近代数寄屋造りとして貴重な資料として世田谷区の文化財にも指定されています。屋根に鳥の飾り瓦があって鳥の形をしているのは初めて、絵を拝見する前に1本とられた感じ。帰農し名主となってこの地に居を構えた齋田家のきっと床の間を飾っただろう省亭の作品が展示室に並んでいました。第4土曜日を除き土日は休館。藝大美術館に貸し出し中とはいえ茶を生業とする屋敷の床の間を飾るちょっとつましく、清明さと華やぎのある絵が並んでいました。隅田川の春、夏、冬を描いた春雨、雨中渡舟、冬の渡し舟の3作。同じ場所を季節を違えて描いた3作を並べるとその季節の趣の違ちがいが、雨降りの様が雪となり、桜の花が季節によって移ろい傘さす人の様子も変わる。描き分けの妙が楽しめます。もちろん、たらしこみの美しさを存分に味わえる月下秋草といった人気のモチーフもありました。午後に京橋の加島美術へ足を運びました。今日から始まった加島美術での省亭・暁斎・是真海を越えた明治の日本美術。省亭の作品が10作品前後展示販売されています。珍しい風神雷神を描いた作品もありました。ポスターになっている美人図。一ツ橋にある出版社が所蔵している作品。省亭らしい薄緑や抹茶といった緑の色彩の美しさが女性を引き立てている。ついっと裾を捌く姿の色気は色彩を抑えているからこそ女性の所作の美しさを際立たせています。そして、壁に掛けた時女性と着物の裾の合わせから覗かせる白が映える。海外の方から見た日本へのエロチシズムを垣間見る作品。立て続けに省亭をみたせいなのかこの加島にある作品は床の間に飾るのによさそうな作品ではあるがよくよくみるとシミや折れ等、ちょっと修復したほうがよさそうな作品が見受けられました。または、人気のモチーフが描かれているけど筆が、絵が荒れている作品も見受けられ、2017年に拝見した時よりも画の価値も倍くらい上がっているのに驚きました。とはいいつつも、表具が渋くてかっこいいのが多いですね。これも江戸の粋。江戸の気質なのでしょう。藝大美術館に集められている作品は、なんだかんだ言ってもベスト・オブ・省亭ですね。

  • 18Apr
    • バイシクル タウン青山 自転車スタンプラリー2021の画像

      バイシクル タウン青山 自転車スタンプラリー2021

      バイシクル タウン青山 自転車スタンプラリー参加してきました4月17日からスタートしたバイシクルタウン青山 自転車スタンプラリーに参加してきました。青山・渋谷・代官山に点在するサイクルカフェやバイクショップなど12店舗のうち3店舗スタンプを集めると1回くじが引け先着100名様にプレゼントが頂けます。ホイールを交換をお願いしていたのを引き取りがてらいざショップ巡り新宿の紀伊国屋書店でベテランサイクリストからも熱い視線が注がれているとのうわさの東京サイクリングを購入し北参道へ向かいました。東京サイクリング 23区編 (ヤエスメディアムック677)Amazon(アマゾン)1,320〜3,828円1個目のスタンプはRaphaでゲット。新型コロナの影響でカフェがオープンしていないのが残念ですが、ショップの方は入場制限中で入場待ち状態でした。さすが人気あります。新しいホーイルを履いた愛車とご対面走りごこちが大いに変わって走りやすくなりますよと聞いていたのでワクワクモードでなるしまフレンド神宮店に向かいました。ここで二つ目のスタンプをゲット。次は、11速に変更したいのでこれを機会にご相談。ちょっとコロナ太りを感じるので機材を軽くするよりも自分、体重落とすのが最初ですよねと自嘲気味だったりします。愛車を引き取り、反対の歩道沿いにあるTrekさんへ店の表にいた店員さんにスタンプラリーでと声をかけると「レジカウンターでスタンプやっています」ということで、店内でバイクをきょろきょろ見ながらカウンターへ赴きスタンプゲット。くじ引きを行っているOVEさんへ向かいます。くじを引いたら大あたり!今日は1回だけくじが引けるということで三角くじを取り上げる1位ルイガノのアパレル製品からウィンドブレイカーを頂きました。それと、土曜日に行われた東京サイクリングのZOOMセミナーに参加者限定のお土産自転車がらがかわいい散走手ぬぐいも頂きました!残りのショップを巡ると再度スタンプ数にあわせてくじが引けますよということなのでGWの宿題にしようと思います。たけのこと山椒の麻婆豆腐がメイン。たけのこはこの季節の楽しみですよね!梅シロップとシークワーサーリンゴ酢ははシークワーサーの酸味とリンゴの甘みがたってすっきりした味スイスチャードと人参のマリネに入ったナッツが香ばしくて美味しかった。ハーブティーはレモングラスのすっきり感が汗ばむ陽気で口の中が乾きがちだとこうしたお茶は口の中からフレッシュ感が得られてGOODでした。この後、カペルミュールに寄って帰宅。このブログを書き終わったら、東京サイクリングの本とOVEでもらった武蔵のエリア、御岳、秋川渓谷付近のマップとゆっくり眺めて見ようかと思います。(東京サイクリングの中にある2つの西武線を巡るサイクリングは、マニアックさ全開だと思います。)走りにいくの楽しみだなぁ

  • 13Apr
    • 【てくてく】歩いてみた澁澤栄一 所縁の場所を巡る(都内編)の画像

      【てくてく】歩いてみた澁澤栄一 所縁の場所を巡る(都内編)

      澁澤栄一所縁の場所を巡る(都内編)日曜日、自転車つながりで、3月に埼玉某市で澁澤栄一についての講演会を行った方からお誘いいただき、都内に残る「日本資本主義の父」にまつわる場所を徒歩で巡ってきました。集合は、王子駅飛鳥山からのスタートゴールの東京駅を目指します。飛鳥山と言えば江戸の桜の名所そして、飛鳥山公園の一角には栄一の旧邸宅であった「曖依村荘」の跡に渋沢史料館、栄一の雅号を持つ青淵文庫、父の雅号を持つ晩香廬が残っています。青淵文庫はコウモリのモチーフがあるステンドグラスなど大正期のモダンな建築。外のテラスのところには喜寿の祝いの意匠がほどこされていました。予約制で中の見学ができます。渋澤家の屋敷門は、飛鳥山公園の公園名の石碑のある入口にありました。屋敷の前には日光東照宮へ続く日光御成街道の一里塚(二里目)のそば。都電荒川線の延長にあたり撤去の憂き目に会ったとき、渋澤翁が立ち上がり、地元の有力者たちの尽力もあって、飛鳥山公園の附属地としての保存がきまりました。榎は、立ち枯れし植え替えられているそうだけど一里塚はそのまま現在に至っています。日光御成街道の一里塚 二本榎滝野川の方に歩を進めると、深谷で造られたレンガ造りの建物があります。旧醸造試験所第一工場(赤煉瓦酒造工場)ビールを造っていたところだそうです。このエリアには旧陸軍の駐屯地があったこともあり政府関連の施設に煉瓦造りの建物がかなりありました。昨秋ポタリングでも寄った「日本の都市公園100選」に選ばれている音無親水公園。気が付くと青紅葉の緑色が目にもまぶしい季節となっていました。王子駅から日暮里へ電車で移動。谷中、寛永寺、上野公園へ日暮里で下車し目指すは、澁澤栄一と徳川慶喜公の墓所。と、その前に4月半ばならではの谷中の名所鬱金の桜別名、浅黄桜。咲き出しは黄緑色、やがてだんだんと淡い紅色になって、蕊の辺りが真っ赤になる。江戸時代、この谷中は浅黄桜の木が沢山あったそうです。このことから二代歌川広重の江戸名勝図絵天王寺に、天王寺の五重塔とともに描かれています。幸田文さんなどの話ではとても美しい塔だったとの回想もありますが、天王寺の五重塔は1957年に火災で焼失し現在は上の写真の様な跡しか残っていません。谷中の墓地の中をどんどん進みます。有名人などの墓巡りは、粋な趣味などともいわれます。青淵澁澤栄一の墓は、乙11号1の渋澤家の墓所にあります。敷地内に石碑も沢山あり墓のそばに植えられていたタブノキも大きく育ち問題が生じたため近年整備され、石碑のいくつかは渋澤の生家や深谷の縁がある場所に移したと言います。後日、深谷編でその碑は見ることができると思われますが、現在の墓所はすっきり。澁澤栄一の墓の前に個性的な枝ぶりのタブノキが移し植えられ、数百m先の一直線上には徳川慶喜公の墓所があります。慶喜公の墓所には、今を盛りとばかりに桜が咲き雅な雰囲気を称えて香しかった。澁澤栄一の墓はすきっきり実利的な感じ。慶喜公の墓は、向かって左手に納められています。右手には、碑で隠れていますが正室の美賀君の墓墓参を済ませ、上野寛永寺根本中堂へ。ここには、徳川15代の肖像画や慶喜が蟄居した部屋などがあります。お正月にトーハクのイベントでお堂の中を拝観することもできます。次に向かったのは、グラント将軍(アメリカ合衆国第18代大統領)訪日の植樹記念碑1879年6月に来日した際、接遇にあたったのが渋澤栄一。グラントの言葉Let us have peace平和を我等にがきざまれています。ランチは、京成上野駅前の中華・蓬莱閣でエビと野菜のうま煮にチャーハン。アツアツのシューマイが後からサーブされました。エビがぷりぷりだったし、シューマイが美味しかった。私は呑みませんでしたが、ビールといただくといい味付けでした。お昼のあとは大江戸線で清澄白河へ清澄白河から金融の街 兜町界隈へ清澄白河公園に沿っておしゃれにリフォームされた大正時代の商店建築を横目に深川方面に移動。福住旧宅跡を目指します。この旧宅跡は、邸宅は移築されているのですが、この地には、現在、渋澤の名前を唯一残す企業澁澤倉庫株式会社の本社があります。 永代橋を渡り、日本銀行創業の地に立ち寄り、もう一つの旧宅跡である現・日証館へ。 東証をはじめ、兜町のこのエリアには銀行発祥の地や郵便発祥の地などが密集しています。日本橋、日銀本店、常盤橋、そして東京駅しかし、目の前直ぐが日本橋。橋のたもとにやってくると今回の主催者さんから衝撃の説明。日本橋、この文字の揮毫は徳川慶喜のものなんですよえぇ~~~~こんな字かいたんだって心の中でつぶやいてしまいました。どうして慶喜の揮毫が使われたのかちょっと気になります。現在の日本銀行ここの基礎には深谷で製造された煉瓦が使われています。日本銀行の対岸常盤橋の麓にある澁澤栄一の立像に向います。神田よりに新しい橋が架けられ護岸は工事中の部分はありますが覆いもとれて整備された様子もうかがえます。鳥がいるあらっこれは、ひょっとしてカワウの翼干し?こんなところにもカワウがやってきているのかとおどろきます。都心の自然環境が少しづつよくなっているのを目撃させてもらっているようです。そして、やっとゴールまじかで澁澤栄一の姿とご対面。この像、どこを見ているのでしょうか。銀座とか、その先の湾岸方向?JRの高架下の煉瓦の遺構を横目に観つつゴールの丸の内駅前広場へ東京ステーションギャラリーや東京ステーションホテルで古い煉瓦の遺構が見られますがこの日は、駅前で全行程修了。次回は、煉瓦が造られた街栄一の生誕地深谷を(自転車で)巡る編も鋭意企画中だそうです。早く、新型コロナの感染拡大の勢いが収まって欲しいものです。この日の行程は、飛鳥山公園・渋沢史料館(栄一住居跡)⇒渋沢家墓所(谷中墓地)⇒上野寛永寺⇒上野公園⇒御徒町⇒門前仲町⇒栄一福住旧宅跡⇒日本銀行創業の地⇒日証館(栄一日本橋旧宅跡)⇒第一国立銀行跡⇒海運橋跡⇒日本橋⇒日本銀行本店⇒常盤橋栄一立像⇒東京駅丸の内駅前広場

  • 11Apr
    • 三沢厚彦 Animal 2017-01-B2の画像

      三沢厚彦 Animal 2017-01-B2

      暑くもなく、寒くもなく晴天に恵まれ今日は、一日都内を散策してきたのですが、常盤橋からゴールとなる東京駅へ向かうとき出会ってしまいました。くま、しかも三沢厚彦のくま2017-01-B22019年頃に設置されたようですが、こちらの方向にあまり足を運ばないので気が付きませんでした。クマの肉球がピンクってのが衝撃的です。これは反則技です。ピンクの肉球にかかる修辞はかわいいはず。かなりデカくて棒状に立ちはだかり目見開かれちゃうと怖いんだか、笑っちゃうのかシュールな四コマ漫画の世界に引き込まれたような気分になります。今日は、12キロほど歩きました。渋澤栄一を巡る都内のゆかりの地を巡る散策楽しかった。どこを巡ってきたかは、また後日。

  • 10Apr
    • 朝散歩で出会ったもの達の画像

      朝散歩で出会ったもの達

      すがすがしい陽気に誘われ朝散歩してきました。春らしさを感じるオフホワイトと薄紫の花々公園のウォーキングコースにそった自然保護林の区域には自生する花々がそこかしこに咲き春らしい風景となっていました。今日は、いつもより人の姿も少ない。人の手がはいったローズガーデンの柵の周りには白や薄紫、紫のチューリップ。かわいらしいシロツメクサフレッシュで上品な色合いが目覚めの季節にぴったり朝の陽ざしを浴びて、元気に咲いている姿に元気をもらう些細なことだけどこの1年ちょとした自然の移り変わりの変化にも敏感になってきたように感じます。ダイサギ、アオサギにも会えました冬場はあまり活発に動いている姿をみなかったダイサギ今日は、沼地をあっちこっちと動き回りエサを見つけてはぱくりとくちばしを水の中に先日みた渡辺省亭の絵を思い出して、生きているダイサギをみてそのリアルさを改めて感じた一瞬でした。アオサギもいつもは置物のようになっているのに今日は、悠々と滑空しているすがたを写真におさめることができました。カイツブリかな?並んで泳いでいました。そして、先ほどのアオサギもとダイサギも近くに接近したところをパチリと納めることができました。このバードサンクチュアリに立ちよるようになってやっと賑やかに動き回る鳥たちに出会えました。些細なことだけど、こうした動物との出会いってテンション上がりますねっ。楽しかった♪

  • 08Apr
    • 春爛漫な上野のひとこまの画像

      春爛漫な上野のひとこま

      上野広小路上野広小路からゆるゆると桜以外の花を愛でなが上野のお山をお散歩 やまぶきやしろやまぶきの可愛らしい花がちらちらと見え、野辺を歩いているような気分に引き込まれる。歩を進めると、視界が広がり上野寛永寺清水観音堂と葉桜に月の松、真っ赤な躑躅が目に飛び込んできます。ああ、やまと絵にみられる桜にやまぶき、躑躅の取り合わせ!浮世絵や日本画のモチーフに描かれた場所ならではの花、樹木。清水観音堂を過ぎると開けたスペースがありプレートをよく見ると浩宮御誕生記念 つつじとあります。植樹された草木は管理も大変と思われます。剪定されているのでしょうか。花をつけたところを見るのが楽しみになりました。シャガの花も咲き乱れ昔、住んでいた庭にあった池の片隅に咲いていたことを思い出しました。藝大の生垣は、和風な趣があって日本画の学生さんがデッサンしそうな雰囲気があります。ところで、話は変わります。帰ってきた伝説のOのマスター(小澤剛さんの作品名のパロディ調です)2018年に講演会を聴講しに行ったとき、教室前のホールで受付をやっていた学生さんが「すごいメンバーだから写真撮った方がいいよ」といってくれて撮った記念写真。にこにこ、ノリノリでぱちりといきました。左から O Jun先生、小澤剛先生、大浦食堂のおじさんと記念写真(2018年)NHKの「サラめし」で先ごろ取り上げられた藝大の美術館脇にある学食。大浦食堂に替わって、現在はこの藝大食樂部(GEIDAI CLUB)に替わっていますが、今日、件のとびラ~をやられている知人からビックリ情報をいただきました。なんと、大浦食堂のおじさん、新しい学食のアドバイザーとして復職されています。そして、多くの藝大関係者、美術愛好家を胃袋から支えてきた、あの一品もメニューにラインナップ。再び学食が利用できる日が楽しみになりました。伝説のメニュー 完食しようねっ♪

  • 05Apr
    • 上野のさくらと吉野のさくらの画像

      上野のさくらと吉野のさくら

      渡辺省亭展を鑑賞した帰り道。黒門の横を通るとさくら色と新緑が差し色のように目に飛び込んできました。いまの季節でなければ見れない光景しばし、足を止め観桜モードに。『欧米を魅力した花鳥画 渡辺省亭』欧米を魅了した花鳥画渡辺省亭 展東京藝大学大学美術館に行ってきました。渡辺省亭という画家の名前を初めて目にしたのは迎賓館でした。2017年の連動企画で都…ameblo.jpすると敷地内の方からギターをバイオリンの音が聞こえてきます。正門前に移動し敷地内を覗いてみると本館前でコンサートをやっているのが見えました。おお!これは、年パスホルダーの強みさくっと受付で整理券を貰い中へ。ジュスカ・グランペール コンサートDaiwa Sakura Aidプロジェクトの一環として奈良県吉野山と上野公園に咲く、桜の写真と保存活動を記録した写真展を平成館で開催中(~4月11日まで)このプロジェクトのテーマソングを彼らが担当していることからコンサートが丁度開かれていました。インストルメンタルデュオによる生演奏ゴンチチなどを一時期よくきいていたので耳馴染みもよく4月に入っても引きこもりがちな在宅勤務ライフ継続中なので、こういう機会はとても貴重で音楽を、ライブを楽しめました。(世界遺産 吉野山金峯山寺蔵王堂でのライブ)上野公園内には、何か所か吉野山から植樹された桜があるのは知っていました。いつかは、ほんものの吉野の桜 一目千本をとおもっていますが、いま、こうして吉野と上野はつながっている。そして、写真の桜だけではなく、トーハクの園内にも吉野の桜があることが発覚。今年は、もうその花を拝めなかったのですが、来年の桜の時期が楽しみになりました。

  • 04Apr
    • 欧米を魅力した花鳥画 渡辺省亭の画像

      欧米を魅力した花鳥画 渡辺省亭

      欧米を魅了した花鳥画渡辺省亭 展東京藝大学大学美術館に行ってきました。渡辺省亭という画家の名前を初めて目にしたのは迎賓館でした。2017年の連動企画で都内で数か所でその作品をまじかにみることになったのは記憶に新しいところ。16歳で柴田是真の門を叩くも、是真は自分のところよりも菊池容斎がよかろうと勧められ入門。菊池容斎は、初めの3年間ひたすら古の能書家の筆の運びを習熟させたり、見てきたものをそのままえがいてこいと指示を出し、初めてそれをみて描き方を教える。それに加え、解剖学的な素描といった近代的な技法も取り入れていたなど厳しくもユニークな教育法を施していたといいます。そんな環境の下で才能を花開かせた渡辺省亭。「省亭風」といわれる世界は流麗で華やぎのある中に清涼感があり描かれる生き物たちの震えるような息吹やふわりとした羽根や毛並みが感じられる作品が溢れているのです。一番上の作品はフライヤーにも採用されている牡丹に蝶の図。加島美術での展示の時に撮影したものですが、日本美術応援団の団長。あの白金台の先生がお持ちの作品だそうです。応援団長自ら、省亭はこの時代のNo1画家といっていいとも言い切っているのが印象的でした。富裕層の顧客のために床の間を飾る絵を沢山描き、当時は大観、玉堂よりも高値で取引されたといいます。こうした事実も、今回の展覧会で知ることとなりました。展覧会の第二会場の冒頭で出迎えてくれる迎賓館赤坂離宮七宝額下絵描かれた鳥の目の表情や毛並みなどの描写力の正確さと構図の美しさはためいきもの。手元に写真はないけれど、山翡翠・翡翠に柳という作品をみると公園でみた翡翠の姿を思い出しドキドキしてきます。この図案が七宝になると七宝の釉薬で描かれた絵柄がつやつやになり一層優雅さが増す。日本古来の染付にない美しさ、西洋の磁器にみられる彩色にも引けを取らないクリアな色の表現が可能になっていると感じます。うさぎは、自分の干支というのもありますが、モフモフさと目の表現が何とも言えず。一体、何羽いるのか。まじまじ見つめてかぞえてしまいました。地味だけど、この作品の持つスピード感が好きです。滝の音が聞こえてきそうな水の表現。岩燕の浮遊感を伴う写実的な描写。西洋的な表現に滝と青紅葉という日本的なモチーフ。隙が無い、そつなさが良くも悪くも省亭風なのかもしれません。筆がたつ省亭が書をしたためた作品はこの二つしかないそうです。右が南無阿弥陀仏。左が何妙法蓮華経。背景にはハスの絵が薄墨で描かれています。書をやられる方からみたらどうなんでしょうね。感想をきいてみたいな。シカゴ万博に出品された雪中群鶏図もありました。そして、若冲の作品を翻案した雪中鴛鴦図もありました。この展覧会をみて奇想臭が感じられるのかしらとおもいきや、それは杞憂でした。やはり、省亭は江戸の人間ゆえのユーモアや瀟洒さ、洒脱さが際立っている。えぐみのなさは、飽きのこなさに繋がるのかもしれません。意外だったのは、省亭が生きた時代は出版が近代化を果たした時代でもあったこと。かなり意欲的に挿絵、口絵をかいています。しかも、翻訳本の挿絵も西洋風な人物像を美しい線描で描き切っている。そうかとおもうと、背中姿の裸婦像を描いた挿絵に紙面には雲母を散らす贅沢さ!意欲的に色んな事に取り組んで妥協ない人だったこともうかがえました。2017年にみた作品もありましたが、あれは序章だったのか?それ以上にたっぷり渡辺省亭の世界が楽しめました。※絵画の写真は2017年の加島美術、トーハクで撮ったものを使っています。図録は、Amazonでも買えます!渡辺省亭-欧米を魅了した花鳥画-Amazon(アマゾン)2,600〜3,380円今日のランチ藝大美術館2階 ホテルオークラ運営のカフェで生ハムとたまごのガレット+コーヒーランチのコーヒーはサービス値段にも関わらず、お代わり可がうれしかった。今日のおまけとびラーをやられているMさんからいだたきました。著者で、現 藝大美術館館長の黒川廣子さんのサイン本です。ありがとうございました。省亭が私淑した柴田是真の植物図 百花繚乱、ページをひらくたびにいろいろな花とであえてぱらぱらめくるだけでも楽しいです。

  • 03Apr
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      ホイール買い替えました。

      ホイール買っちゃいました!東京都の緊急事態宣言が明けたので、久しぶりに自転車でお出かけ。会社からは今月は、在宅勤務強化期間とのお達しが出たけど、後になればなるほど状況は悪くなるのでサクッと用を足すべく出動!先日、ホイールを変えようと相談しに行った時、タイヤ幅が25mm履けるか確認しましょうと言うことで、なるしまフレンド神宮店に。途中、スローパンクしていることが発覚。これは替え時?かなと思いつつ、店内にあった試乗ホイール合わせてみたら、しっかりサイズも合い、ホイール購入決定しちゃいました。とりあえず、自転車を預けて、履いていたホイールをローラー台で使うようにお持ち帰りに。後日、自転車を引き取りに行くことにしました。本日のランチランチは、久しぶりにOVE のたっぷり味噌汁に土鍋ごはん 高野豆腐の串揚げはボリュームたっぷり具沢山のお味噌汁は、免疫力アップ⤴️で注目の発酵食に野菜のビタミンCと腸内環境を整えるのグッド👍このランチのお楽しみは、食前酢だったりします。今日は、ストロベリー🍓にバルサミコ酢。ハーブティーもたっぷりで美味しゅうございました♪ひとりで散走は継続中。こんどこのe-Bikeで都内をふらりとしてみましょうか。乗り味確かめてみたいです。

  • 31Mar
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      コンスタブル展 

      最近、空みてますか?年度末にあたる今日3月31日 連日の在宅勤務でおこもり生活久しぶりに外出した夕暮れ時、空を見上げました。見上げた空の、雲の様子どこかでみたぞと思いました。そうそうコンスタブル展現在、三菱一号館で開催されている展覧会(写真は内覧会参加時に美術館のご厚意で撮影しています。)ダイナミックに変化する空を表現力豊かに描かせるならこの人といわれるジョン・コンスタブル展覧会を見た時、雲の色が微妙にくすんでいてブルーグレーだわ描いた時間いつなのかしら?季節は?ついそんなことに考えをめぐらしてしまいます。一日に一回雨が降る国だけあって雲の表情がすごいわ!虹のでた風景もありました。イギリスの田園風景と空もよい本日はいかがなものかといった世界コンスタブルが活躍した時代産業や科学が飛躍的に進歩し雲に関する学術書なんかもでてそれらの恩恵が絵画の中にも反映される時代でもありました。コンスタブルさんなかなか技法的に印象派を先取りしたところがあって、現代から見るとやや進歩的だったようです。本展覧会の目玉は、1832年のロイヤル・アカデミー展でターナーの作品と並んで展示された作品が、初めてロンドン以外で並んでの展示。この展示に関する逸話もすごいのですが、本当の見どころは、コンスタブルの作品の良さを一生懸命引き出そうと照明演出も含めて展示に心を砕いた担当学芸員をはじめとするスタッフの成果を見ることにあるのではとおもました。ところどころにターナーの作品もあって、作風の違い、描く対象の違いを見てとれます。実際みなさん足を運んでみてみてくださいね!コンスタブルの作品、部屋に飾れそうな小さな作品はターナーよりもよさげなものが結構あるなと感じますよ。ミュージアムショップでは、巣ごもり消費の影響か?お気に入りのカップでお茶を頂きたいという人がおおいらしくマグカップの人気が高いそうです。特に、右端のカップが一番人気だとかこの柄がショップにあったらラッキーなんだとかお茶に含まれるカテキンには身体の免疫力を高める効果があるそうですよ。展覧会の見どころについては公式にて参照ください。*開催概要*会期:2021年2月20日(土)~5月30日(日)開館時間: 10:00〜18:00※入館は閉館の30分前まで※祝日を除く金曜日、第2水曜日は当面の間20:00まで(4月1日更新)詳しくはこちらをご覧ください。 https://mimt.jp/blog/museum/?p=7557休館日:月曜日※但し、祝日・振替休日の場合、会期最終週と2月22日、3月29日、4月26日は開館

  • 28Mar
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      御舟の京の舞妓と梶原緋佐子と神草のリアルな女たち

      トーハクに年パスの更新にいってきました。本館1階18室 近代の美術に速水御舟の京の舞妓が掛かっていました。これは、近代美術館で現在開催されている『あやしい絵展』の連携展示だなと思いました。実は、先日、あやしい絵展を見ているのですが、本当はブログに書く気がありませんでした。数年前に藝大でやった東西美人画の名作 《序の舞》への系譜で見たような絵とあの上野の森でやったブロックバスター展覧会を大正エログロナンセンスな濃密な美意識の世界を切り口に、くしゅっとまとめた展覧会の様な気がしていたからです。小説の挿絵や伝承、伝説といったストーリーに題をとった絵画も多かったことから、文学部の国文科の学生さんに時代を知る手立てとして、この展覧会は良いのではとも思いましたが、全体的に既視感がありすぎて、よほど好きな画家が出ているなら足を運んでもいいのかなといったところが正直な感想です。でも、こういうの好きな方は大勢いるのも分かっています。でも、この御舟の絵をみて気が変わりちょっとだけ書くことにしました。『あやしい絵展』の2章ー4 表面的な「美」への抵抗 は、この時代のリアルな美人画を集めたコーナーになっています。数年前、SNSでこの舞妓さんの顔をこんなに風に描かなくてもと仲間内で盛り上がったのですが、御着物に帯、畳の焼け具合見れば見るほど御舟のリアリズム、精緻な描写に驚かされるのです。お顔のクマもあらわに、くすんだような朱で目の周りを表現し、うっ血した感じありあり。日本画の持つ絵の具の発色の良さ、色の表現の美しさ、綺麗さがあってこの絵が成り立っている。西洋人の色の感覚とは一線を画す色遣いのように感じました。実は、先ほど改めて『あやしい絵展』の作品リストを見たところ、この作品大阪会場のみ出品なんだそうです。どんぴしゃ 連動展示だったのです。実は、この『あやしい絵展』の第2章のコーナーで一番気になったのは、梶原緋佐子の『唄へる女』。プロレタリアアートを標榜する日本画家に見出された女流画家です。解説プレートにこうありました。『綺麗に着飾った女がニュッと立ってるなんて、そんなもの何もならない。ほんまに切ったら血が出るような、そういう女を描くんやったらお前に加担してやる』といわれて筆を取った。リアルな生き生きとした表情のある女性像つい、昨今の我慢することも多い日常に、こういう絵を見て「声を出してもいいのね」なんておもったり。きれいなだけじゃつまらないでも、そこはかとなく雰囲気のある女性像を描くこの画家に興味を持ちました。ある方がSNSでひろしま美術館で梶原緋佐子の美人画が展示されていると教えてくれて、画像をみました。そこには、後期の作品で、女性の内面から溢れる気品や柔和でおおらかでありながらも近代を引きずりながらも現代に社会が移り変わる時期のリアルな女性を描いた美人画がありました。あまり、興味がなかった時代から気になる画家が出てくるというのも、新たな発見でした。この時代のリアルな美人画の代表で登場する岡本神草。好きじゃないけど、この絵、以前見た時より綺麗で明るくなっている様に思いました。修復したのかな。西洋人の色彩感覚を日本画に持ち込んだ様などぎつさなんだけど岩絵具の発色の良さを思いっきり引き出している様に感じました。赤は、暗い色なのに綺麗なグラデーションで実物でみるのがおすすめ。写真じゃこの色の綺麗さは伝わらない!しかし、この展覧会、大阪が最初に企画したんでしょうかね。新美に図録見に行ってみましょうかね。なんだか、腑に落ちない展覧会です。

  • 23Mar
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      美術館の春まつり2021

      在宅勤務が続き、今日は気分転換とばかり有休をとって、桜の花を見に行ってきました。最初に行ったのは、竹橋の国立近代美術館この美術館に所蔵されている作品の中でも、この川合玉堂の行く春は大好きな作品の一つ。渓谷に舞う桜の花びら、波立つ川面と、画面を渦巻くような流れを見るにつけ、桜が舞う長瀞に行き描かれた風景を探し求めて移動したことが懐かしく思いだされて、絵を見ながらまた行ってみたいという気持ちをチャージしてきました。今年は、伐採した梅の木も再植樹されて、少しずつ成長している姿が拝めるとのことで、輪行して吉野梅郷に行こうかなとも思ったけれど、行きたかったタイミングで宣言は解除されなかったし、ちょっとタイミングを逸してしまった気がします。近代美術館からの帰りは、千鳥ヶ淵へはかま姿の女子大生を横目に靖国通りへ。久しぶりに通り抜けした靖国神社。さくらの標準木も満開。桜の木の周りには、一重二重の人のラインがありました。例年とは異なりこの季節に屋台のない境内を見るのは初めてで、清浄とした空気感が増しているようでした。ちょっと、見ないうちに街の風情も変わる。次に、訪れる時はどんな風景がみられるのでしょうか。おまけ近代美術館の常設展示室で鶴見学芸員をお見かけしました。目のつけどころが一味ふた味、ひねりあり、味わい深い視点を提示してくれる方。最近、美術展の不都合な真実をよみ、しみじみと国立の美術館の学芸員は外からの持ち込みでだけではなく、自主企画をして自館で展示を行う別格の学芸員という説明を読んだ直後に、あつ森の博物館の解説に出演される動画を発見し視聴したので、めぐりあわせにちょっとビビりました。どういうわけか、私、こういうめぐりあわせ強いようです。動画でも、そうみるのか!なコメントが満載でした。動画は全部で1時間30分くらいあるので、ちょっとづつみるのが良いかと思われます。目から鱗だったのは、展示ケースの話をしている3本目の動画。展示する作品が、きれいに見えるように腐心しているのが伺えます。

  • 21Mar
    • 港サイクルフェスティバル応援イベント「サイクルストリート新虎通り」 に行ってきましたの画像

      港サイクルフェスティバル応援イベント「サイクルストリート新虎通り」 に行ってきました

      港サイクルフェスティバル応援イベント「サイクルストリート新虎通り」に参加してきました。これは、東京2020オリンピック・パラリンピック大会後のレガシー創出を見据えたポスト・オリンピックのイベントのキックオフイベントともいえるもの。私自身、社会人デビューした街が港区で、30年以上前から、会社においてあった自転車で取引先のある広尾や青山、新橋、田町エリアへ走ったものです。今は、溜池山王エリアに勤務し、時に霞が関の官庁街を仕事で訪問することもある身にとって、今日のイベントの開催場所は、とても馴染みのあるエリアといって過言ではありません。コロナ禍の前は、青山一丁目から溜池山王までの移動はシェアバイクを使って行き帰りの通勤に使っていたり、休日もふらりとパブリックアートを見にきたり、ごくごく普通のこととしてきた身としては、「自転車のある街造りトークショー」というテーマを見て、今日はどんなことを話すのかと興味があっての参加となりました。余談になりますが、虎ノ門駅から虎ノ門ヒルズ駅を抜けて会場に行く間に、けっこうなパブリックアートに出会えるのですが、先を急いでいたので今日は立ち止まったのは2作品。スピーカーの1人である砂田弓弦カメラマンの話は、30数年欧州を中心に取材を続けてきたこともあり、いつ聞いても現場を知るゆえの面白さがあります。本日の意外なポイントは、コーヒーと自転車の関わり、なかでもオーストラリアのカフェ文化、コーヒーのクオリティーの高さに言及した点。たしか、数年前の世界バリスタ選手権の優勝者はオーストラリア人だったといった記憶があります。オープンエアで椅子とテーブルのあるカフェでコーヒーを気軽に楽しむスタイルは、出かける楽しみにもなりそうで、ちょっとうらやましく思えました。新虎通りには、自転車ラックを備えているカフェが数軒点在し、歩道も広いこと、森ビル開発の方によると、この通りにはキーコーヒーの本社があるから、こうした景観を生み出すポテンシャルは充分なんだとか。次に、興味深かったのは、ジロのレースの誘致の話。自治体がレースの誘致に10年かかり、自治体はスタートで2000万、ゴールで3000万資金提供で積まなければいけない。誘致合戦には、街の機運が大切で街中のアートや店のディスプレイなど様々な所に及ぶと言います。東京藝大先端芸術表現科の学生の作品で廃棄自転車で作品を作ったものがあったけど、イタリアにも似たような作品があって、ちょっと微笑ましくなりました。ディスプレイも、キーカラーやヴィジュアルなどの統一性、街中の至るところで目にはいるといったことも歓迎モードの演出に欠かせない。そんなはなしも、自転車競技の盛んな国のお国柄も交えて話題に上がりました。もう一つは、今まではコアなファン層を狙っての話が多かったことから、レースを見に行こうといった話が多かったのですが、ふつうに街にレースがやってくる環境では、街のカフェや家の中、オフィスからレースや自転車が通る風景を普通のこととして見るというスタンスが根付くことがこれからの時代に必要になるだろうという話。マラソンのように競技に対する認知力があがり市民権をえて多くの人に受け入れられていくフェーズもそんな遠い話ではないのかもしれません。ツールのパリでは、沿道で絵を描くおじさんがいたり、ルート上に登場する街、建造物、その土地にまつわる歴史といったさまざまな要素が一体となり生まれてくるイメージ。ひとつひとつの風景が混ざり合い文化の深化を物語っているのかもしれません。それは、トークショーで紹介された写真の中に散りばめられ、イタリア・フランス・スペインの世界遺産をバックに選手の一段が走りっている写真が多く、前方で行われているレースも、背景もダイナミックでスペクタクルなところが魅力的だったりします。ニームの円形闘技場前からのレース・スタート風景。ルーブル美術館のピラミッド横を疾走する風景は夏の風物詩。マドリードだとかつてのシベーレス宮殿は、市庁舎と中央郵便局に使われて表彰式の背景となる。ナポリの歴史地区、彼方に見えるはヴェスビオス火山。さいたまクリテリウムで、さいたまアリーナの中を走らせた経験から、パリでもツールドフランス史上初の建造物の中を走らせてみようと実現したのが、かつてのパリ万博会場だったグラン・パレの屋内通り抜け。次から次へと、欧州各地の自転車のある風景が映し出されていきました。港区街づくり支援部長 野澤靖弘さんの話によると港区のシェアバイク台数は現在1700台稼働しているとのこと。今年からMaaSを活用しトレイン&バイクの逐次情報をアプリで提供する予定だそうです。2年ほど前、朝の通勤時に残り一台のシェアバイクを奪い合うようにして出勤していたこともあるので、こうした情報サービスが充実してい来るとうれしい限りだったりします。トークショーの参加者には、展示されていた砂田弓弦カメラマンの写真パネルにサインを入れていただいたものがお土産となりました。今までも、写真集やナマ写真、書籍などにサインを入れていただいたのは結構あるのですが、パネルというのは初めてでした。貰ったのは、これ。2018年 TdF ブルターニュ今年のツールは、ブルターニュにあるブレストのスタートです。録画されたビデオでは、ちゃつかり会場センターに陣取る後ろ姿が動画に数回登場します。

  • 11Mar
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      東日本大震災から10年

      浪江町に住む親戚が送ってくれた隣町大熊町のいちご。ショートケーキに使うに丁度良さそうな粒の大きさと、甘酸っぱさでした。火曜日にNHKで浪江町出身のディレクターによるドキュメンタリー番組が放送されました。その番組に出演し県外在住の避難住民の支援に力を入れている町議の石井悠子さんから事前に出演する旨のメッセージを頂いていました。3年前に東京でお会いしたことがありブログにも書いたことのある方。10年たって生活の基盤が大きく変わった人もたくさんいること、そして、(親戚に当てはまるのだけど)亡くなった高齢者も多く、人の心が町から離れていく人も多いことで、自分のやっていることに対しジレンマを感じている姿がそこにありました。親戚は、被災前に、現在、白地地区に指定されていたエリアに居住していたわけではないので、既に浪江町に帰還しており、いつか私も法要で訪ねることがあると思います。時をへても風化させずに、口の端にあげていくことが大切になるのかもしれません。世界遺産検定の受付が今日から始まり、申し込みました!今年に入りブログの更新や訪問回数が落ちているのは、1級受験の勉強中ゆえ、何とか上下巻も今月中に一通り目を通すことが出来そうです。1121件案件と鋭意格闘中。せかほしじゃないですが、世界は行ってみたいところにあふれているです!先週末は、神宮外苑で行われた学連のレースの審判業務で国立競技場近辺まで来たのでオリンピックミュージアムに帰りがけに寄ってみました。競技大会を安全に運営できるかどうかは、東京に、日本に住む一人一人の意識にあるのかなともおもいます。大分、陽が伸びてきましたね。夕方、早めにあがれたのでウォーキングモードで帰ります。途中、桜の隠れた名所、桜坂の様子をチェックしてみましたが、桜はまだ蕾。例年、3月末から4月上旬まで楽しめるのですが、在宅が続くと見そびれてしまいそうなので、出勤のタイミングを要調整です。つらつらと、近況を書きましたが、まずは、世界遺産検定がんばらなきゃです。💦

  • 23Feb
    • 横浜市開港記念開館の画像

      横浜市開港記念開館

      暖かな日が続き ちょっと花粉症の症状がで始めています。皆さんはいかがですか?毎年、花粉のシーズン初めが一番だるくなり、昨晩は鼻声で風邪ひいた?とちょっと焦り冷や汗モードで早めに就寝ました。さて、土曜日の横浜散歩の続きです。横浜市海港記念会館の入口はいくつかありますが、訪れた日に開いていたのは講堂ホール正面の入口でした。2階のアーチ型の窓、窓飾りも内部からみたらと、ドキドキしながら階段を上ります。古い建物なので石段の一段の高さが高めで、こうしたところが古い造りの建物だというのを実感します。木製の玄関ドア。中には丸形の簡易シャンデリア。 ポンポン玉のようで留め金のところも菱なのか、かわいらしい意匠。横浜ユーラシア文化館の入っている複合ビルの情報センター側の一部にもクラシカルな造りになっている入口がありますが、似たようなカジュアルでありながら楚々とした品のあるデザイン。左官の技術の見せ所でもありますね。講堂玄関ホールに入ると目の前に講堂の扉が開いていますが、中にははいることができませんでした。扉の手前のところの床は、かつて震災後の修復の面影を残すタイル床が残されていました。身を乗り出してホールを覗いて見ました。講堂内部。 白の漆喰、飾りの施された緑の円柱。舞台横には時計が二つ。遠目なので船の操舵?のようにも見えますが、見学会とかあったら参加して説明を伺いたいなと切に思います。関東大震災で被災したが石の建材の部分はいくばくか残ったといいます。壁際の石のベンチの部分がそうだといいますが、焼けた跡がその歴史を伝えているといいます。二階に上がる階段ホールの枠も見事。色ガラスをいれたらさぞきれいなのではないでしょうか。フレームの意匠だけでもみごとなのでほれぼれします。階段を上り、2階ホールにたどり着くとありました。横浜市海港記念会館といったらステンドグラス。右が箱根越え、左が呉越同舟。中央は「鳳凰」。この鳳凰の間にあるのは、横浜市の市章「ハマ菱」になります。なんと繊細な色の表現。緑や土のグラデーション。クリーム色の優しく上品な色合い。落ち着いた金赤のガラス。居留地があったころ、横浜が開けていった頃の情緒を感じさせるデザイン。実は、このステンドグラス「箱根越え」と「呉越同舟」は、忠実に復元修復されたものですが、中央の鳳凰はこれらのステンドグラスの修復の際に新しくマッチするよう再デザインされたものになります。当初、この開館に据えられたときは、まだ横浜市の市章「ハマ菱」は存在していなかったので、この建物が横浜市を象徴する建物の一つ出ることをこうした意匠で表現しています。二階の玄関上の飾り窓、似て非なるものですが、どことなくとオルセーの正面玄関上の時計台を思い出しました。時計にする予定だったのでしょうか?(やはり、ボランティアガイド聞いてみたいものです!)箱根越え、籠にのっているのは居留地にいた外国人たち。描かれた外国人たちは、箱根越えして、このホテルに逗留し富士山、箱根観光を楽しんだのでしょうか?そして、呉越同舟。改めてその由来と意味を確認します。中国の春秋時代、呉と越の国は戦争を繰り返すほど仲が悪いが、もしも両国の人が同じ舟に乗り合わせていた時、暴風に襲われ舟が転覆しそうになれば、呉の人も越の人も普段の遺恨を忘れ、舟が沈まないよう互いに助け合ったに違いない。そこから、危機の中で仇どうしが協力し合うこと。また、仲の悪い者が同席するという意味になった。普段の会話からはなかなかこうした言葉は出てきません。久しぶりに目にしました。ステンドグラスの真向かいには、1962年のトリノ国際労働博覧会に出品された飯塚羚児の作品。帆船が大海原を航海する絵が見事です。ガラスの反射がきつくてぜひ訪れて実際の絵を観るのがおすすめです。2階ホールの西側の壁に向かい合うように一対の絵画が掲げられています。南側の壁には、開港当初の横浜村の様子を描いた作品。北側には、記念館ができたころの発展した様子を描いた作品となっています。双方ともに和田英作の作で、東京芸術大学教授で一番脂がのっていた頃の作品にあたるものだと言います。のどかでうららかだった横浜村の様子。海辺の村独特ののどかな雰囲気にしばし見入ってしまいました。八角ドーム側の中庭側にあるステンドグラスは「黒船ポーハタン号」をデザインしたもの。歴史の教科書では黒船とかたずけられてしまいますが、ポーハタン号という船名だったことをはじめて知りました。先ほどの2階講堂前のステンドグラスはよくテレビでも紹介されますが、この黒船のステンドグラスも、海や雲、風を感じさせる青のグラデーションが美しく、指し色となった橙の太陽の光に船底の朱色。(昨年、修復されたばかりでガラスの発色もとてもきれいでした。)そして、船でも特に帆船のフォルムはそれ自体が美しく、背後にチラチラ見える富士山の姿に見惚れてしましました。1854年、ペリーが来航した時の旗艦船がこのポーハタン号で、1858年、この船上で日米修好通商条約を調停され、1860年にこの条約を正式批准するために日本使節団がこの船にのり、咸臨丸が護衛艦として随行し太平洋を横断しアメリカに向かったわけです。1854年、吉田松陰が黒船偵察のために密航を企てたというのもこの船とのこと。閉館まで1時間あるかないかというタイミングでしたので、ぜひボランティアガイドツアーが復活したらぜひ再訪し、ゆっくりこの建物を堪能したいと思います。

  • 21Feb
    • 横浜村散歩の画像

      横浜村散歩

      土曜日の昼下がり、浜の風に吹かれてぶらぶら、ふらふらそぞろ歩き。山下公園からシルクセンター前の信号を渡ると開港資料館の横の広場には日米和親条約締結(不平等条約)の地。本日のNHK大河ドラマ 青天を衝けをみていたら、ペリーが黒船に乗って日本に向かっているシーンがありましたね。神奈川県庁付近、今の開港資料館の所在地に応接所を設置し新暦でいう1854年3月4日から3月31日まで協議を重ねたとあります。せっかくドラマの話題の地ですが、開港資料館の中庭にあるクスノキ方向をみてみましたが、人もまばら、休日となると人でにぎわっているのですが、これもコロナ禍、緊急事態宣言下ならでなのでしょう。県庁、横浜三塔のキングの横を通って、ジャックの塔 横浜市開港記念会館を目指します。時計塔、北東に角ドームが見え、西南隅には八角ドーム、1、2階は赤い化粧レンガと白い花崗岩を積み上げた辰野式フリークラシックスタイル。海港50周年を記念して建てられた建物ですが、関東大震災で被災し昭和2年と平成元年に復旧工事が行われて復元されたものになります。もともと、この場所は横浜町会所があった場所で、明治7年(1874年)4月に竣工した石造りの2階建て高塔のある建物で横浜市政施行の明治22年までこの地で町政を執り行っていたところになります。それより以前、開港期より明治初年まで、岡倉天心の父右衛門が支配人をしていた石川屋(越前藩(福井県))の生糸売込店があったところでもあります。それ故、この地は岡倉天心生誕の地だとか!現在、竹橋の近代美術館の2F ギャラリーで平櫛田中作の岡倉天心の木彫が展示されていますが、「天心先生 浜っ子でいらしたのですね。」と尋ねたら、「いかにも」と答えてくれそうです。生まれた環境から自分の取り巻く環境に順応し、社会に開かれた目を養っていく素地が、この地で培われていたのかしらと、激動期を生きた方の成り立ちの片鱗を見た思いでした。茶の湯を読んだのは、高校生時代の遠い昔。また、読み直してみようかなそんな気になりました。生誕の地の隣には、横浜商工会議所発祥の地の碑もあります。とにかく、ちょっと歩けば発祥の地にあたる横浜村って見どころありすぎです。こちらが、南西角の八角ドーム。東京駅をほうふつとさせますよね。横浜市開港記念会館、外観だけでもみれたらいいかしらなんて思ってぐるりと回ると、なんと15時まで中を見学できますとのことで、潜入してきましたよ。つづきは、また後日ってことで。