今から…15年とから20年くらい前になると思うのですが


オーラの泉という番組がありました。


江原啓之さん、美輪明宏さん、国分太一さんの3名にゲストの芸能人さんがいらして


いわゆる霊視を用いつつ、生きるための大事なことをアドバイスし


それは、そのゲストさんのみへのメッセージではなく、視聴者のみなさんにも投げかけているメッセージでした。


見聞きすることは、偶然の必然。


誰かへのメッセージは、自分自身に何らかの気づきとなる。


こんな意味合いが込められていて、なかなか斬新的な番組でしたし


霊能者はキワモノ、心霊モノはおどろおどろしくしてナンボという概念を覆したきっかけにもなった番組だと思います。


番組HPが残っていなかったので、YouTubeを貼ります。





この番組の中でも何度となく出てくるキーワードであり


江原啓之さん美輪明宏さんの著書、ラジオ番組、ポッドキャストなどでも割と頻繁に出てくることですが



人付き合いは腹六分



というのは、今の時代にやっと響いて影響力をもたらしてきたなとわたしは感じています。






何らかのコミュニティ内における人間関係のもつれは



双方の境界線を踏み越えるから起こるもの



というのが、ようやく認知されつつあるように思います。



あなたにも踏み入ってほしくないプライバシーがあるように


わたしにも踏み込まれたくない領域がある。



あなたの大切なパートナー、大切な友人や家族なども然り。


誰にでも踏み入ってほしくないと思う境界線はあります。



でも


これまでの我々の人付き合いの基本は


相手のことを思って、相手の境界線を踏み越えてでも手を差し伸べたり先回りして何でもやってあげることが


優しさであり、思い遣りであり、親切でした。



これの最も行われている領域が、家族やきょうだい間、親戚付き合い。



そこに


女なんだから
母親なんだから
妻なんだから
嫁なんだから
お姉ちゃんなんだから
妹なんだから


といった、女性という役割は、相手を思って自分を相手の望むように尽くしたり犠牲になるべき


というのが当たり前でした。



わたしたちはそういう環境で育ってきて


そういう環境で育ってきた親のもとで生きてきたので


無意識に、尽くさなくてはいけない


という信念システムを持っています。


これが女性だけのことかといえばそうではなく



そういう環境で育ってきた男性もまたそういうバイアスを持っているのがノーマルなので


自分のことは周りの女性たちが色々と世話を焼いてくれるのが当たり前


男手はみっともない


男なら何にもしないでドーンと構えてればいい


といった家父長制が今でもあるっちゃあります。



こういう環境が良い悪いというのではなく



その環境以外知らないから、そうするしか自分らしさをアピールできなくて



結婚した息子のことを助けてあげなくちゃと構いすぎてがんばっちゃう母親とか


結婚したのに、実家に入り浸ってしまう娘とか


人生の優先順位が、奥さんや子どもより両親になってしまう息子とか


友だちのことを思うがあまり、友だちの人生をあーでもないこーでもないとジャッジしてしまうとか


友だちのプライベートを根掘り葉掘り聞くのが親切だと思ってしまったり、


はたまた友だちからプライベートを聞いてもらえない自分は嫌われてるのかと悩んでしまったり


ママ友付き合いと友だち付き合いを混同してしまってトラブルになってしまったりなど



これら全部



人付き合いは腹六分、を超えてしまっているが故のことです。


家族間、夫婦間、親子関係などは、腹六分よりも少ない味見くらいでも良いかもしれません。




一見、腹六分の付き合いは薄情に思えることもあります。


見放しなさい、見捨てるべきということではありません。


どこまでが自分の領域、どこからが相手の領域かを冷静に見ていこう、という話です。



友だちなのに
親なのに
夫婦なのに
恋人同士なのに


みたいな、つれなさを感じてしまうことってあると思うのです。



でも



親しいけれど、お互いの家までそんなに頻繁に行き来してるわけではないとか


親しいからこそ、会うのは外でと決めてるとか


大切だから、馴れ合うような付き合いはしないように心がけているとか



長男夫婦が近くに住んではいるけど、お互いよっぽどのことがない限りは家の中には入らない


ということを徹底している家族付き合いとか。



これまでは


そういう付き合いを、随分無神経だとか薄情とか言ったものです。



人それぞれ、心地よい距離感というのがあります。



お互いの家を行き来するのが当たり前な仲でも、絶対に踏み入らない心理的物理的領域をお互いが保っているとか



親しいから大切な仲だからこそ、言葉遣いを気をつけているとか


いわゆる、大人の節度


を保てるかどうかというのも、この腹六分にはあります。



つまり



物理的にも心理的にも、境界線を保つために腹六分をうまく使っていったらいい


という時代に本格的になってきたし


そういう価値観を保つことを心がけていけると


がんばる大人女子たちのみなさん、すごく生きるのが楽になっていけます。



これは急にできることではないです。


少しずつ、心がけていくことで


自分を後回しにしないで、適切な距離感を保ちながら楽になっていける人生のヒントです。



Lietoはがんばる大人女子のみなさんを応援しています!



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