路面電車
1970年
神戸と岡山にチンチン電車が走っていた。
どちらにも親戚がいたので、遊びに行くたびに「チンチン電車に乗せて」と、せがんでいた。
が、用事もないのに、乗せてくれるはずもなく、やがて世の中の車社会の発展とともに、どちらも姿を消した。
チンチン電車は、邪魔者になった。
今じゃ路面電車が走っているのは札幌と広島と高知だけだもんな。
乗ってみたかったなぁ、チンチン電車。
宇都宮にLRTができたというニュースを見たとき、なんで今さら路面電車?
始めは車との事故が多いだろうな、なんて思って、調べてみたら・・・
あちこちで走ってるやん路面電車!岡山にも!
ええっ!久しぶりにマンデラで声が出た。
瀬戸大橋が出来るまでは、四国の友達に会いに行く時は2号線(今は250号線)から30号線でフェリーがいつものルート。
なかったぞ、軌道なんて、見たことない。
そこにタイミングよく事務所に友達が来た。
彼とは昔よくドライブに出かけていたから、岡山の路面電車には驚くだろうと思っていたら,
「昔からあったがな。」という返事。
そうか、もういい、はよ帰り。
帰って家族と、今日私がした話を笑うがいい。
彼の家族は、私がどんな変な話をするのか楽しみにしているらしい。
優しい人たちだ。
無駄だと思いながらも、嫁にもこの話をしてみた。
「あんた、若い時に岡山の路面電車とぶつかりそうになったって言うとったやんか。」
と、驚愕の発言。
ありもせんもんに、どないしてぶつかるんや!
(訳 無いものに、どうやってぶつかるんですか)
子供の頃はさておき、自分でハンドルを握るようになってから、自分の周りにないにも関らず路面電車に抱いていた不安感。
高知に旅行に行ったときに路面電車がある街というだけで抱いていたストレス。
原因はこの世界にいた私の恐怖心を受け継いだからなのか。
追記
おかでんチャギントン!これに乗ってみようかしらん。
路面電車が全国で三か所だけの記憶を持つ人を見つけたが、走ってる場所が全く違った。