ゾーキャスラー -11ページ目

搖れてる

ホームセンターの通路の横の、目の高さの位置に

積まれた波板。

高さが50センチ程でトランプのカードのようにキレイに揃えられて積まれている。

その中段の一部分、幅で30センチ、高さが10センチぐらいの範囲だけが、まるでノイズの入ったビデオのように小刻みに揺れている。

網膜に異変が起きたのかと思って、目を強く瞑ってから、ゆっくり開けてみる。

やはり揺れている。

 

視線を隣の棚の波板に向けると、なんともない。

視線を戻すと、やっぱり揺れている。

身体の位置や見る角度を変えても同じ部分が揺れて見える

 

なにこれ?

いや、なにこれ!

 

すっと手を出して、それに触ろうとしている自分に気づいて、手を引っ込めた。

すると、波板の振動も収まった。

その日は目的の犬のエサを買ってサッサと帰った。

 

またある日の夜。

その日の最後の仕事に、何枚かの書類を仕上げている時に、カタカタと何かが小刻みに揺れている音が聞こえてきた。

最初は気にしていなかったが、一向に鳴り止まない音に仕方なく手を止め、音の出どころを探した。

事務所を見渡すと、カタカタ音を出しているのは壁に掛かった小さな黒板だった。

黒板が踊ってる。

壁を手で押さえても振動は感じない。

パソコン、冷蔵庫、エアコン、すべて振動しそうな物の電源はすべて落としてみた。

黒板が掛ってる壁は冷たく静かだ。

でもカタカタは止まらない。

黒板を手で押さえると止まるが、離すとまたカタカタが始まる。

仕方なく黒板を外し、床において、仕事を終わらせて、その日は帰った。

 

マンデラを認識してから、不思議な事が多い。