ご訪問くださいまして、
有り難うございます。
れっつごうです(^^)
今話題の新書、
(アマゾンにリンク張っています)
を紹介、解説しています(^^)
前回、
資本主義の先進国が、
その性質上、
後進国から労働力や富を搾取するだけでなく、
自然環境までをも奪っていくと述べました。
そのうえ、
負荷を後進国に「外部化」して、
見えなくすること、
いわば、
「臭いものにはフタをする」
ことによって、
先進国の人々は、
環境危機も、あまり感じずにきてしまった。
近年の異常な気候変動から、
さすがに、危機を感じて、
ようやく、重い腰を上げることになったのが、
(技術革新による環境保護と
経済成長の両立)
や、
「SDGs」
(持続可能な開発目標)
といった政策プランだといいます。
グリーン・ニューディールは、
再生可能エネルギーや
電気自動車を
普及させるための
大型財政出動や
公共投資を行う。
そうやって
安定した高賃金の
雇用を創り出し、
有効需要を増やし、
景気を刺激することを
目指す。
好景気が、
さらなる投資を生み、
持続可能な
緑の経済への移行を
加速させると期待するのだ。
(技術革新による環境保護と
経済成長の両立)
とは、
かつて20世紀の世界大恐慌から、
世界を救った、
ニューディール政策の再来。
すなわち、
新自由主義ではなく、
国家が主導して、
大型投資をおこなっていくと
いうことですね。
いわば、
「気候ケインズ主義」
「緑の経済成長」
を目指す政策といえます。
その一環として、
多くの企業が、取り組み始めているのが、
「SDGs」(持続可能な開発目標)
です。
最近では、
丸い大きな、
カラフルなバッチを付けている人を
よく見かけますよね(^^)
国連、世界銀行、
IMF(国際通貨基金)、
OECE(経済協力開発機構)
などの国際機関も
SDGsを掲げ、
「緑の経済成長」
を熱心に
追求しようとしている。
気候変動対策が、
新たな経済成長の
「チャンス」
とみなしている。
たしかに、
これからの時代、
経済成長するためには、
「気候変動対策」
がもっとも大きな
ビジネスチャンスになると思います。
多くの投資と雇用を
生み出しますので。
しかし、著者は、
それには問題があるといいます。
それが果たして、
地球の限界と
相容れるのかどうか。
という疑問が
湧いてくるからだ。
「緑」と冠をつけたところで、
成長を限りなく追及していけば、
やがて地球の限界を
越えてしまうのではないか。
たとえば、
今、世界的に注目されている、
電気自動車。
日本政府も、
電気自動車シフトを打ち出し、
2030年代半ばには、
ガソリン車販売を
禁止する方向を明示しました。
しかし、それでも、
思ったほど、
地球環境改善には寄与しないようです。
実際、
電気自動車の生産、
その原料の採掘でも
石油燃料が使用され、
二酸化炭素は排出される。
さらには、
電気自動車のせいで
増大する電気消費量を
補うために、
ますます多くの
太陽光パネルや
風力発電の装置が必要となり、
そのために資源が採掘され、
発電装置の製造で
さらなる二酸化炭素が
排出される。
(中略)
2040年までに、
電気自動車は
現在の2百万台から、
2億8千万台までに伸びるという。
ところが、
それで削減される世界の
二酸化炭素排出量は、
わずか1%と推計されているのだ。
(中略)
バッテリーの
大型化によって、
製造工程で発生する
二酸化炭素は
ますます増えていくからだ。
電気自動車へのシフトでも、
経済成長と環境問題改善の両立
には、なかなかならないんですね。
う~ん、
難しい・・・
ちなみに、
現在、
世界の富裕層トップ10%が、
二酸化炭素の半分を
排出しているといいます。
他方で、
下から50%の人々は、
全体のわずか10%しか
二酸化炭素を排出していない。
そして、
世界的に見れば、
日本人の多くは、
トップ10%に入っているのです。
車の所有を
自立と結びつけるような
消費文化と手を切り、
モノの消費量そのものを
減らしていかなければならない。
新技術の力を
使うためにも、
資本主義そのものに
大きなメスを
入れる必要がある。
(中略)
グリーン・ニューディール
のような政策による
国土改造の大型投資は
不可欠である。
当然、
太陽光発電や電気自動車に
どんどん切り替えていく
必要がある。
公共交通機関の拡充と無償化、
自動車道の整備、
太陽光パネルのついた
公営住宅の建設も
大胆な財政出動によって
進めていかねばならない。
だが、
それだけでは足りない。
逆説的に聞こえるかもしれないが、
グリーン・ニューディールが
本当に目指すべきは、
破局につながる経済成長ではなく、
経済のスケールダウンと
スローダウンなのである。
なるほど・・・
それだけでは、
地球は、時間的にもたない。
したがって、
経済のスケールダウンとスローダウン
が必要だということです。
どのくらい、
スケールダウンとスローダウンを
すればいいのか?
目安として、
1970年代後半のレベルまで
落とすことが挙げられています。
その場合、
日本人は、ニューヨークで
3日間を過ごすためだけに
飛行機に乗ることはできない。
解禁の日に空輸した
ボジョレーヌーボを
飲むこともできなくなる。
だが、
それが実際に
どれほどの影響を
もたらすというのだろうか。
そう、
地球の平均気温が
3度上がることに比べれば、
些細な変化にすぎない。
3度上がれば、
フランスのワインは
生産不可能になり、
永遠に飲めなくなるのだから。
う~ん、
正直に言いますと、
私としては、
やはり、生活レベルを落とすのは、
ちょっと抵抗があります・・・
ボジョレーは、別にいいとしても・・・
(ボジョレーファンの方すみません(^^;)
コロナ禍が明けたら、
たまには、近場の海外旅行には行きたいし、
(数年に一度くらいはいいのでしょうか?)
できれば、
車も所有したいのが本音です(^^;
(コンパクトカーで全然いいので)
ただ、
既に、現在、
コロナ禍の緊急事態宣言下で、
いわば半強制的に、
窮屈な生活をしているわけですが、
意外と、慣れれば、
大丈夫かもしれません。
私も、
このブログを書いたり、
ねこと戯れたり、
新たな楽しみを見つけたりしていますので(^^;
最近の若者は、
車をあまり所有したがらないといいます。
ブランド品や高級品もあまり欲しがらない。
「欲がない」
「覇気がない」
「向上心がない」
などと、
批判的に見るおじさんたちも多いですが(^^;
(私も、そう思っていた時期もありますが)
今は、むしろ、
そういった若者の所有に固執しない風潮は、
「進化」の表れだと感じます。
経済のスケールダウンとスローダウンは、
企業に勤める身としては、
現実的には、かなり難しいという気もしますが、
意外と、若者たちの影響によって、
世界、日本は変化していくのかもしれません。
「若者任せかよ!」
「で、おまえはどうするんだ!」
という突っ込みが入りそうですが(^^;
私は、身近で、できるところから、
地道にやってまいります(笑)
で、この本の著者の主張は、
「脱成長」へとつながっていくのですが・・・
次回に続きますね(^^;
今回も最後までお読みくださいまして、
有り難うございました(^^)


