ご訪問くださいまして、
有り難うございます。
れっつごうです(^^)
今話題の新書、
(アマゾンにリンク張っています)
を紹介、解説しています(^^)
アメリカ合衆国新大統領の
バイデンさん、
「パリ協定」
(地球温暖化対策の国際枠組み)
への復帰を表明されましたね!
しかし、
この本では、
その程度では、焼け石に水。
地球環境の破壊、
すなわち、
気候変動を止めるには、
そもそも、
「成長志向」である、
「資本主義」
の考え方を脱しない限り、
無理だといいます。
(ううっ、手厳しい・・・)
「グローバル・サウス」
という言葉があります。
グローバル化によって
被害を受ける領域(後進国)
ならびに、その住民を差します。
以前なら、
南北問題と言われていましたが、
いまでもあるんですね・・・
いや、今の方がもっと深刻です。
対して、
「グローバル・ノース」とは、
先進国のことです。
先進国のライフスタイルは、
「帝国的生活様式」
と呼ばれます。
大量生産、
大量消費型の社会。
それは、
グローバル・サウスからの、
労働力や資源、エネルギーの収奪から
成り立っています。
収奪による、
グローバル・サウスの人々の
生活条件の悪化は、
資本主義においては、
前提条件であり、
いわば、
「平常運転」であるというのです。
例として、
劣悪な環境下で
ファスト・ファッションの洋服を作っている、
バングラデシュの
縫製工場の労働者が
挙げられています。
2013年、工場が入ったビルが崩壊し、
1000人以上の命が犠牲になったのは、
記憶されている方も多いと思います。
この事故の前日、
実は、従業員たちは、
壁や柱の異常に気づいていたが、
その声は無視されたといいます・・・
もちろん、
このような耳の痛い指摘は、
これまでも何度も
なされてきた。
けれども、
私たちは、
いくばくかのお金を
寄付するくらいで、
すぐにまた忘れてしまう。
すぐに忘れることが
できるのは、
これらの出来事が、
日常においては不可視化
されているからである。
ミュンヘン大学の社会学者
シュテファン・レーセニッヒは、
このようにして、
代償をすぐに転化して、
不可視化してしまうことが、
先進国社会の
「豊かさ」
には不可欠だと指摘する。
これを
「外部化社会」
と彼は呼び、批判するのだ。
なるほど・・・
「外部化」して、見えなくする。
たしかに、身近に見えなければ、
犠牲になっている人の存在は、
つい忘れてしまいますよね。
そして、豊かな世界を、
享受し続ける・・・
先進国の資本主義と、
グローバル・サウスの犠牲の関係について、
イマニュエル・ウォーラーステインの
「世界システム」論
も紹介されています。
うむ?
イマニュエル・ウォーラーステインの
「世界システム」論・・・
どこかで聞いたことがある?
と思って、アマゾンで検索したら、
ありました!
私が大学時代に、
授業のテキストとして学んだ本

・・・すみません(^^;
もう30年以上前の本で、
今は、いわゆる絶版のようですが、
懐かしくて、つい紹介してしまいました(^^;
この、大きな魚から小魚があふれ出ている表紙、
象徴的で印象に残っています。
丸々太った大きな魚は、先進国。
小魚は、周辺国。
もう食べきれないのに、
どこまでも、貪り続ける・・・
お腹を切り裂くと、
未消化の小魚がたくさん出てくる。
それが、資本主義・・・
で、イマニュエル・ウォーラーステインの
「世界システム」論とは、
資本主義は、
「中核」と「周辺」で構成され、
中核は、周辺から労働力を搾取し、
生産物を買い叩くことで、
大きな利潤を上げる。
したがって、
先進国の「過剰発展」と、
周辺国の「過少発展」が生じる。
というものですが、
資本主義の搾取対象は、
「労働力」だけでなく、
もうひとつの、
本質的側面があるといいます。
「地球環境」です。
資本主義による
収奪の対象は
周辺部の労働力だけでなく、
地球環境全体なのだ。
資源、エネルギー、食糧も、
先進国との
「不平等交換」によって、
グローバル・サウスから
奪われていくのである。
人間を資本蓄積のための
道具として扱う資本主義は、
自然もまた
単なる略奪の対象と見なす。
このことが
本書の基本的主張の
ひとつをなす。
そして、
そのような社会システムが、
無限の経済成長を目指せば、
地球環境が
危機的状況に陥るのは、
いわば当然の帰結なのである。
資本主義のあくなき収奪は、
「自然」をも、略奪の対象と見なす。
その、行きつく先は、
環境破壊。
そして、
それは、先進国にも、
直接、降りかかってくる。
では、
どうすればいいのか。
対案として、
「グリーン・ニューディール」
(技術革新による環境保護と
経済成長の両立)
や、
「SDGs」
(持続可能な開発目標)
などが挙げられるのですが・・・
次回に続きます(^^;
今回も最後までお読みくださいまして、
有り難うございました(^^)
