ご訪問くださいまして、
有り難うございます。
れっつごうです(^^)
今回は、
東豊(ひがしゆたか)先生の、
というカウンセリング関連の本から、
私が、皆様に有益だと感じたところを
紹介します(^^)
東豊先生は、
システムズアプローチ、
家族療法の第一人者で、
カウンセラー(セラピスト)業界では、
「匠」といわれている有名な先生です!
とはいえ、
この本には随所に
謙虚なユーモアがちりばめられていて、
堅苦しい感じはまったくありませんよ(^^;
(内容は深くて、濃いです)
家族療法、
システムズアプローチの
「システム」とは、
「部分と部分が
相互に影響を与え合っている全体。
あるいは
そこで繰り返し見られる
円環的な相互作用パターン」
のことです。
部分は
全体のあり方に規定され、
全体は
部分の在り方に
規定されています。
部分は
全体のあり方の結果であり、
全体は
部分のあり方の結果である
ということです。
ちょっと、抽象的ですね(^^;
家族療法の視点から、
具体的に補足しますと・・・
たとえば、
子どもの不登校の場合、
「子どもの自尊心が低いから、
不登校になった」
とか、
「母親の育て方が悪かったから、
不登校になったのだ」
というような
直接的因果論で、
犯人(原因)探しをするのではなく、
円環的(循環的)因果論で、
家族全体をみていくという
アプローチのことです。
「家族システムの
バランスの歪みを表面化する役を、
今は子どもが引き受けていて、
不登校という形で表現している」
と考えるのですね。
で、この本に戻りますが、
東豊先生は、
特にセラピスト(カウンセラー)など、
対人援助、教育のプロに求められるのは、
「他者への思いやりを中心とした生き方」
や
「利他的な考え方と生活態度」
だといいます。
なぜなら、
このような、生き方や考え方が、
自分の中で円環的に循環しますし、
対人関係の中、
すなわち、
家族、組織の中でも、
(セラピストの場合は、
クライアントとの間にも)
円環的に循環するからです。
私たちは皆、
「幸福な生活」
「喜びに満ちた生活」
を望んでいます。
しかし、
実際には
「不幸な生活」
「悲しみに満ちた生活」
を送っている人が
たくさんいます。
もちろん、
「常に幸福な人」
や
「常に不幸な人」
は存在せず、
人によって
幸福と不幸の割合は
違うとはいえ、
皆その中間のどこかに
位置しています。
では、
その割合の違いは
どこから生じて
いるのでしょうか。
・・・どこから生じているのか?
知りたいですね(^^;
東豊先生は、
「P(ポジティブ)要素」
と
「N(ネガティブ)要素」
という仮説を示しています。
「P要素」も「N要素」も、
等しく万人の心の中にありますが、
そのバランスのあり方によって、
幸福感・不幸感が
決定されるというのです。
「利他主義」
「精神主義」
「肯定的意味づけ」
を、
本書では、
心の「P(ポジティブ)要素」
と呼びます。
「利他主義」
とは、
自分の利益よりも
他者の利益を優先する
姿勢のことです。
その背景には、
「精神主義」
が存在します。
精神的な喜びを
重視することです。
「肯定的意味づけ」
とは、
現象の受け止め方の
一方法で、
日常生活上の
さまざまな出来事に対して、
それを良いこと・
価値あることとして
意味づけることです。
(中略)
果実として、
「愛」
「慈悲」
「思いやり」
「勇気」
「喜び」
「楽しみ」
「安心」
「信頼」
「分かち合い」
「一体感」
などといった類の感情が、
その人自身の内面や
その人の所属する
組織内に
循環する割合が
大きくなります。
本書では、
これらを
「P感情」
と呼びます。
自分だけでなく、
周りにも循環するんですね(^^;
対して・・・
一方、
「利己主義」
「物質主義」
「否定的意味づけ」
は、
本書では、
心の「N(ネガティブ要素」
と呼びます。
「利己主義」
とは、
自分の利益を重視し、
他者の利益を軽視
あるいは無視する
姿勢のことです。
背景には、
「物質主義」
が存在しがちです。
物質主義とは、
お金や物(人)などの
獲得・所有などを
重視することです。
「否定的意味づけ」
は、
日常生活で生じる
さまざまな出来事に対して、
それを悪いこと・
価値のないこととして
意味づける方法です。
(中略)
結果として、
「妬み」
「恨み」
「不満」
「怒り」
「悲しみ」
「軽視」
「憎悪」
「復讐」
「疑い」
「傲慢」
「恐怖」
「不安」
「絶望」
「ゆううつ」
などといった類の感情が、
その人の内面や
所属する組織に
循環する割合が
大きくなります。
本書では、
これらを
「N感情」
と呼びます。
人は皆おおむね、
PN各要素の
バランスに応じ、
PN各感情を
体験する機会をもつと
考えます。
つまり、
「P(ポジティブ)要素」
の割合が多ければ、
P(ポジティブ)感情を
感じる割合も高くなり、
自分や周りの人の幸福感も高くなる。
「N(ネガティブ)要素」
の割合が多ければ、
N(ネガティブ)感情を
感じる割合も高くなり、
自分や周りの人の不幸感も高くなる。
ということですね(^^;
それらの感情は、
自分の中だけでなく、
周りにも
「循環」する・・・
なるほど~、
私は、
「空気」を読むという言葉は、
同調圧力を連想するので、
あまり好きではないのですが、
でも、たしかに、
「場の空気」
というのはあるような気がします。
家族でも、組織内でも、
特に、キーマンと呼ばれる人
(影響力の強い人)
が発している、
感情というか波長のようなものが、
周りに大きな影響を与えているというのは、
実感としてあります。
たとえ、キーマンでなくても、
私たちは、多かれ少なかれ、
対人関係の中で、
影響を与え合っている・・・
で、私は、どうだろうか?
「P感情」を多く発しているか・・・
う~ん、
ちょっと自信がありませんが(^^;
(時と場合による・・・苦笑)
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対人援助職や、
教育者でないとしても、
私たちは、皆、
対人関係の中で生きているわけですから、
「P(ポジティブ)要素」
の割合、
多く持ちたいものですね😊
(そのためには、まずは自己受容!)
次回、
もう少し掘り下げますね。
今回も、
最後までお読みくださいまして、
有り難うございました(^^)




