ご訪問くださいまして、

有り難うございます。

 

れっつごうです(^^)

 

今回は、

私の完全な趣味の世界ですが(^^;

 

歴史関係(関東戦国史)の本、

 

乃至(ないし)政彦さんの、

謙信越山

 

 

という本の内容の一部を、

要約、解説させていただきますね(^^)

 

おつきあいいただければ

嬉しいです😊

 

私、戦国武将の上杉謙信が好きなので、

興味を持ち、読んでみたのですが、

新しい説もあったりして、

なかなかおもしろかったです!

 

上杉謙信に限らず、

戦国当時の、関東の武将たち、

すなわち、

 

簗田(やなだ) 晴助

里見義堯(よしたか)

小田氏治

北条氏康

上杉憲政

成田長泰

太田資正(すけまさ)

横瀬成繁

佐野昌綱

 

らが登場するのですが・・・

 

ご存知ない方が多いですよね(^^;

 

(私も、シミュレーションゲームの

「信長の野望」で

名前だけは知っている程度の

武将が多いです(^^;)

 

この時代、

織田信長が活躍した時代なので、

どうしても、

中部、近畿地方の武将たちに

目が行きがちですが、

東国(関東)でも、

もちろん、

いろいろなドラマがあったわけで、

それを知る意味でも、

なかなか興味深い本でした(^^)

 

「謙信越山」

 

すなわち、

上杉謙信は、

越後(新潟県)から、

十数回も、

山深い三国峠を越えて、

関東に遠征を繰り返したのですが、

 

そもそも、

それは、いったい

何故なのか?

 

小田原の北条氏康との抗争に敗れた

上杉憲政から請われたというのも、

もちろんあると思いますが、

謙信は、

実は、その前に、

1500名の精鋭を引き連れて、

京の都へ上洛を果たしているんですね。

 

将軍足利義輝に謁見して、

「上杉7免許」という権威を

得たりしているのですが、

そこで、

関白の近衛前久(このえさきひさ)

と出会うのです。

 

この若き関白は、

お公家様のイメージにそぐわず、

とても「やんちゃ」なんです(^^;

 

謙信と一緒に、

越後から関東に攻め入り、

北条氏を制圧。

 

鎌倉公方(東国の事実上の将軍)となり、

兵馬を養い、一挙に上方に攻め上る。

 

そして、

室町幕府の体制を、

盤石なものにする!

 

という野望を、

謙信と一緒に企てるのです。

 

この野望は、

半ば、うまくいきます。

 

なんと11万人!を超える

(多少誇張された数字のようですが)

関東諸将の連合軍で、

北条氏康の拠点、小田原に圧力をかけ、

鎌倉で、謙信が関東管領に就任!

(これは謙信の本位ではなく、

成り行き上、仕方なくだったようですが)

 

と、まあ、

ここまではよかったのですが、

謙信と成田長泰

(のぼうの城の主人公の叔父です)

のトラブルによって、

成田長泰が連合軍から離脱。

 

それにつられて、

諸将は続々と離脱・・・

 

謙信が越後に帰国したのちも、

近衛前久は、

下総の古河城に踏みとどまり、

気概を見せますが、

古河公方との人間関係がうまくいかず、

2年後に結局、越後に戻ります。

 

そして、

もう嫌気が差してしまったのか、

あろうことか、

謙信が越中に出陣中に、

逃げ出してしまう・・・

 

無断で、

勝手に帰京してしまうんですね(^^;

(子供か)

 

 

関白の東国下向は、

現地に大きな混乱と

悲鳴をもたらし、

さらにそこから

尽きることのない

闘争の火種を

残したのだった。

 

輝虎(謙信)は

関白が去ったあとの

状況を

「東国鉾盾際限なき事」

と呼んだ。

 

ここから輝虎は

毎年のごとく

関東に越山し、

烈戦を繰り広げることに

なる。

 

その戦いは、

営利目的で行なった

ものではない。

 

もちろん、

この地を統治する意思が

あるわけでもなかった。

 

ここに

終わりなき戦場が

広がった。

 

 

関東に大乱を招いた

張本人なのに、

さんざん泥沼にしたあとに、

一人で、とんずらするとは・・・

 

ずいぶん身勝手な

お公家さんなのですが(^^;

ただ、結果的に、

彼の野望が、謙信を動かし、

関東の歴史を

大きく動かすことになったのは事実です。

 

もし、

近衛前久と謙信が

京都で出会っていなかったら・・・

 

出会ったとしても、

意気投合していなかったら・・・

 

謙信の大規模な関東進出は

なかったかもしれませんし、

その分、

北条氏が関東を早く平定したかも。

 

武田と上杉の対決がさらに激化して、

どちらかが滅んでいたかも・・・

 

そして、その勝者が

本格的に上洛して・・・

 

などど、空想が膨らみますが(笑)

 

 

ちなみに、

お騒がせの近衛前久さんは、

京に戻ったあとも、

懲りることなく、

ずいぶんアクティブに活動して、

織田信長とも親交を深め、

石山本願寺との調停にも活躍したようです。

 

意外と、やり手の

お公家様だったのかもしれません。

 

何だか、

憎めないキャラクターですね(^^)

 

そういえば、

NHK大河ドラマ

明智光秀主人公の

「麒麟がくる」でも、

キーマンとして、

けっこう登場していましたよ(^^;

 

と、今回は、

はからずも、

近衛前久さんが

主人公のようになってしまいましたが・・・

 

次回に続きますね(^^;

 

今回も、最後までお読みくださいまして、

有り難うございました😊