ご訪問くださいまして、

有り難うございます。

 

れっつごうです(^^)

 

9月に入りましたが、

日中は相変わらず猛暑ですね💦

 

認知行動療法の世界で有名な、

東京家政大学教授 福井至先生の

 

図解 やさしくわかる認知行動療法

 

 

の内容を

紹介・解説してきました。

 

今回で最終回です(^^;

 

今回は、ちょっと専門的になりますが、

・ACT(アクセプタンス&コミットメントセラピー)

について書かれている箇所を、

紹介・解説いたします。

 

・ACT(アクセプタンス&コミットメントセラピー)

 

とは、

一般的には聞きなれない言葉ですが、

 

・弁証法的行動療法

・マインドフルネス認知療法

 

と並んで、

「新世代の認知行動療法」と呼ばれて

注目されています。

 

私自身も、

これはすごく有効な手法だと

感じているのですが、

 

端的にいえば、

「マインドフルネス」の手法を取り入れた、

認知行動療法のことです。

 

不適応的な認知や感情自体を

直接的に変えるのではなく、

それらの体験との

「つき合い方」

に焦点を当てます。

 

気分や思考は無理に変えようとせず、

あるがままに受け入れるのが特徴です。

 

たとえば、

ACTのトレーニングの一種として、

思考や感情をただ眺める

「葉っぱのエクササイズ」

が紹介されています。

 

 

川を流れる

葉っぱを思い浮かべ、

感情や思考をそこに乗せる。

 

葉っぱが静かに流れる様子を

ただ眺め、

感情や思考を客観視する。

 

 

・・・

 

皆さんもよかったら、

自分の感情や思考が乗った

「葉っぱ」が

川を流れている映像を

イメージしてみてください。

 

感情や思考にとらわれると、

どうしても、

それらと自分自身を同一化しがちですが、

 

「葉っぱ」をただ眺めることで、

それらは自分とは別物だと、

客観視できるようになるわけです。

 

「葉っぱのエクササイズ」

おすすめします(^^)

 

 

思考は、あくまでも

頭のなかで生み出された

言葉にすぎません。

 

このことを理解できると、

気分がつらくなる思考を

客観視し、

そのままに受け入れることが

できます。

 

その結果、

つらい感情も徐々に

変化していきます。

 

思考を客観視するには、

何らかの感情が浮かんだときに、

 

「~と私は思った」

とつけ加えることです。

 

とても簡単な方法ですが、

これを日々くり返すだけでも、

効果があります。

 

 

思考を

「私は~だ」

と自分と同一化せずに、

「~と私は(頭の中で)思った」

とつけ加えることで、

距離を置いて客観視する。

 

たとえば、

「私はダメな人間だ」

ではなく、

「ダメな人間だ、と私は思った」

とするわけです。

 

「~と私は思った」

 

つらい感情にとらわれそうになった時には、

有効ですよ!

 

 

それから、

(これは通常の認知行動療法の考え方ですが)

 

日常生活において、

思考にとらわれずに、気持ちがラクになる、

おすすめの言葉を紹介します。

 

「~に越したことはない」

 

特に、

「~すべきである」

「~しなければならない」

という思いに縛られていると気づいたら、

 

それを、

「~に越したことはない、だけど・・・」

というふうに考えると、

思考が柔軟になり、

現実的な対応策が浮かんできたりします。

 

「~に越したことはない」

 

私もよく使う言葉です(^^)

覚えておいて損はないですよ!

 

 

 

***********************************

 

 

 

以上、

3回に渡って、

 

福井至先生の

図解 やさしくわかる認知行動療法

 

 

から、

私が有益だと感じた箇所を中心に、

紹介・解説させていただきました。

 

この本は、

図解が多く、とても分かりやすいですし、

ワークが多いので、

セルフカウンセリングもできます。

 

自分のスキーマ(固有の価値観)

がよく分からない人でも、

JIBT-R質問用紙に沿って、

チェックしていけば、

自ずと見えてくるようになっています。

 

ちょっと生きづらさを感じている方や、

最近、どうもストレスが溜まっていると

感じてる方、

 

もちろん、

認知行動療法を学んでみたい方や、

(来談者中心療法だけでなく)

技法の幅を広げたいカウンセラーの方、

 

また、元気のない部下を持つ

経営者や管理職の方にも、

一読をオススメします😊

 

 

 

**********************************

 

 

 

今回も最後までお読みくださいまして、

有り難うございました。

 

次回は別の本を紹介します(^^)

 

 

 

**********************************

 

 

 

 

おまけです(^^;

 

 

葉山の森戸大明神。

 

 

 

裏手から臨む海・・・

(今日は富士山は見えず(^^;)

 

私のパワースポットです!

 

 

 

自然は癒されます(^^)

 

 

 

鎌倉を軽く散策しました。

 

本覚寺。

このあたりは日蓮宗のお寺が多いです。

 

 

 

妙本寺入口。

 

 

 

 

 

妙本寺。

割と広くて、静かなお寺でした。

 

 

 

常栄寺(ぼたもち寺)

 

 

 

八雲神社。

 

 

 

安国論寺山門。

 

 

 

安国論寺本堂。

 

 

 

お釈迦様(?)

 

 

 

富士見台。

由比が浜方面を望む。

 

日蓮聖人もここで、

富士山に向かって、

お題目をお唱えになったそうです。

 

 

 

南面窟。

 

日蓮聖人が、白猿に導かれて、

難を逃れたところです。

 

中には、

日蓮聖人、白猿の像と・・・

 

巨大カマドウマ(?)が多数😅

 

 

今回、訪問したお寺は、

珍しくすべて日蓮宗のお寺でした。

 

暑くてちょっとバテましたが、

鎌倉は有名スポット以外も

見どころが多いので、

涼しくなったら、

またぶらっと行きたいと思います。

 

日帰りで気軽に行ける距離に

住んでいること、

 

有り難く、感謝です😊

 

 

 

ご訪問くださいまして、

有り難うございます。

 

れっつごうです(^^)

 

まだまだ残暑が続きますね(^^;

 

認知行動療法の第一人者、

東京家政大学教授 福井至先生の

 

図解 やさしくわかる認知行動療法

 

 

の内容から、

私が特に有益だと感じたところを、

紹介・解説しています。

 

前回、

何か出来事が生じた場合に、

思わずパッと頭に浮かんでしまう

非適応的認知のことを、

「自動思考」

だと申し上げましたが、

 

その「自動思考」が浮かぶ前には、
「推論の誤り」というものが、
生じているといいます。


それは、10種類に分けられます。

 

以下、紹介しますが、

皆さんは

ご自分に思い当たるフシがありますか?

 

 

推論の誤り

(1)全か無か思考

 

<状況>

今まで順調な営業成績だったのに、

今月は売り上げ目標を

達成できなかった。

↓

<認知>

自分はもうダメだ。

会社に必要とされない人間だ

 

 

白か黒か、0か100かで考えるような、

二者択一的思考のことですね。

 

 

推論の誤り

(2)一般化のしすぎ

 

<状況>

気になる女性と

メールアドレスを交換し、

メールを送ったが、返事がない。

↓

<認知>

自分を好きになる女性なんて、

どこにもいない

 

 

それをすべてのことのように

あてはめてしまうことですね。

「みんな~だ」という考え方。

 

 

推論の誤り

(3)心のフィルター

 

<状況>

会社の業績が急激に悪化し、

リストラされた。

↓

<認知>

世の中にはいいことなんか

ひとつもない

 

 

たった一つのよくないことばかり、

目がいってしまうことですね・・・

 

 

推論の誤り

(4)マイナス化思考

 

<状況>

今日は夫との会話は

まったくなかった

↓

<認知>

私たちの中は冷えきっている。

夫は私への関心を完全に

失ったのだろう。

 

 

すべてのできごとに

マイナスの解釈を加えてしまう

ことですね。

 

 

推論の誤り

(5)結論の飛躍

 

<状況>

廊下で上司とすれ違ったが、

ひと言も声をかけられなかった。

↓

<認知>

「こんな使えない部下とは

口もききたくない」

と思っているんだ

 

 

根拠もないのに、

自分にとって不利で、

悲観的な結論を出してしまう

ことですね。

 

 

推論の誤り

(6)拡大解釈と過小評価

 

<状況>

「煮ものがちょっとしょっぱいね」

と夫にいわれた。

↓

<認知>

私は本当に料理が下手だ。

一度だって

夫に喜ばれたことがない。

 

 

自分の失敗や短所は

過大に考え、

成功や長所は

過小評価してしまうことです。

 

 

推論の誤り

(7)感情的決めつけ

 

<状況>

認知行動療法の本を買ってきて

読んでみたが、

気分は沈んだままだ

↓

<認知>

こんなトレーニングを

やったところで、

うつがよくなるわけがない

 

 

理性ではなく、

感情をもとに

ものごとを判断してしまうことですね。

 

 

推論の誤り

(8)すべき思考

 

<状況>

部下のミスによる

トラブル対応のために

残業していたら、

部下が自分より先に帰った

↓

<認知>

部下は上司より遅くまで

働くものだし、

まして人に迷惑をかけているときは

最後まで残るべきだ。

 

 

「~すべきだ」

「~でなければならない」

と強く思い込んでしまうことですね。

 

昔の私には、

この傾向、あったかもです(^^;

 

 

推論の誤り

(9)レッテル張り

 

<状況>

ダイエットしようと決めたのに、

寝る前にアイスクリームを

食べてしまった

↓

<認知>

私は太っていて醜いうえに、

意志の弱いダメな人間だ

 

 

「自分はダメ人間だ」

というように、

極端なレッテルを貼ってしまうことです。

 

 

推論の誤り

(10)個人化

 

<状況>

息子が中学受験に失敗した

↓

<認知>

私がちゃんと

面倒を見てあげられなかったせいだ。

息子はあんなにがんばっていたのに、

私は母親失格だ。

 

 

自分に関係がないと

わかっていることまで、

自分に関連づけて考えてしまうことです。

 

 

 

・・・以上、

代表的な「推論の誤り」(認知の歪み)

10種類を引用させていただきました。

 

皆さんは、

「これは私かも・・・」と感じるものは、

ありましたか?

 

私自身も、一昔前であれば、

けっこう該当するものがあったと思います(^^;

 

改めて見てみると、

こんなふうに考えてしまう人は、

ある意味「真面目」で「いい人」

なんだと思います。

 

ただ、

やっぱり、

このように認知の歪みが強いままだと、

ストレスが溜まりますし、

生き方が何かと苦しくなりますので、

 

非適応的認知(自動思考)を、

適応的認知にうまく変えられるといいわけです。

 

そのためのやり方が、

本書には詳しく書かれています。

 

まずは、現在の問題を書き出して、

明確化する。

イヤな気分を%で数値化する。

 

その中で、イヤな気分と関連の深い

「自動思考」「推論の誤り」を見つける。

 

そして、

その「自動思考」の根拠と、

それに対する「反証」を書き出す。

(つっこみを入れるような感じです)

 

その中から、

適応的思考を考えていく。

 

という流れです。

 

ワーク形式になっているページもあるので、

フォーマットの通りに書き込んでいけば、

自分の「自動思考」と、

それに対する「適応的思考」が、

おのずと見出せるようなしくみになっています。

(コピーすれば何度もできますよ)

 

自分を見つめるワークは、

しんどさもありますが、

 

毎日少しずつでも取り組んでみれば、

やるだけの価値はあると思います😊

 

 

 

 

*************************************

 

 

 

次回もこの本の紹介を続けますね。

 

今回も最後までお読みくださいまして、

有り難うございました(^^)

 

 

ご訪問くださいまして、

有り難うございます。

 

れっつごうです(^^)

 

猛暑が続いておりますが、

皆さまいかがお過ごしでしょうか。

 

私、新型コロナにかかってしまいまして・・・

 

もう熱も下がっており軽症なのですが、

皆さま、

くれぐれも油断なきようにしてくださいね。

 

 

で、本題に入ります(^^;

 

このブログでは

あまり触れてはいないのですが、

 

私には、

(産業)カウンセラーとしての

顔もあります。

 

今、さらにその上位資格を取得すべく、

研鑽に励んでいるところですが、

 

その中で、課題図書のひとつとして

挙げられている本が、

皆さまにも有益だと思ったので、

今回、シェアさせていただきます(^^)

 

図解 やさしくわかる認知行動療法

 

 

図解が多くて、

とても分かりやすい本です。

 

監修者(のひとり)は、

東京家政大学教授 福井至先生。

 

認知行動療法の世界では、

有名な先生ですね。

 

ちなみに、

カウンセリングの理論は、

一般的には、

大きく3つに分けられると

いわれておりまして、

(諸富先生の表現をお借りします)

 

(1)「精神力動論」

 

フロイトの精神分析が代表的ですが、

いわば、

「(幼少期からの)

過去から解放されるアプローチ」

です。

 

(2)「認知行動論」

 

行動療法に、

アーロン・ベックの認知療法や、

アルバート・エリスの論理療法などを

統合した、

いわば、

「練習するアプローチ」

です。

 

(3)「自己成長論」

 

「受容・共感・自己一致」

のカール・ロジャーズに代表される、

「人間性心理学」に、

トランスパーソナル心理学も

含んだものですね。

 

「自己実現の心理学」

いわば、

「自分らしく生きるための心理学」

ともいえます。

 

で、私のカウンセリングスタイルは、

(3)を中心としながらも、

(1)や(2)も取り入れた形の、

統合アプローチなのですが、

 

この中でも、

(2)の「認知行動療法」は、

比較的自分一人で取り組みやすい、

いわゆる「セルフカウンセリング」も

しやすいものなので、

今回、紹介させていただきます。

 

ちなみに、

諸富先生の本には、

(1)の「精神力動論」は、

ドロドロ系、

(2)の「認知行動療法」は、

さわやか系と書かれています(^^;

 

たしかに、

「認知行動療法」は、

(どれもしっかりとエビデンスはありますが)

最も科学的な匂いがするというか、

 

医師が行う場合は、

保険適用もされるということもあるし、

 

一番、怪しく(?)ないかもしれません(^^;

 

で、さわやか系の

「認知行動療法」なのですが、

 

わかりやすい言葉でいえば、

 

「気持ちをつらくする考えかた

(認知)のクセを変える心理療法」

 

だといえます。

 

私たちには、どうしても、

考え方、ものの味方のクセ

というものがあります。

 

もちろんそれは、

いい・悪いではなく、

その人の個性ともいえるのですが、

 

ただ、そのクセが、

気分がつらくなる考えかた、

すなわち、非適応的認知の場合、

 

日常生活に支障をきたしてしまう

こともあるので、

 

その認知を適応的なものに

変えていきましょう、

ということです。

 

たとえば、

仕事でミスをしてしまった場合、

 

「何をやってもうまくいかない・・・」

 

とパッと頭に浮かんでしまう方も、

いらっしゃるのではないでしょうか。

 

これが、非適応的認知、

いわゆる「自動思考」といいいます。

 

 

「何をやってもうまくできない」

と決めつけるのは簡単ですが、

大切なのは客観性です。

 

現実的に考えて、

すべての面で

必ず失敗するというのは、

むしろ難しいことです。

 

 

たしかに、

そうですね(^^;

 

 

しかし、

このように現実を

ゆがめて見るような

非適応的な認知を、

 

じつは多くの人が

もっているのです。

 

こうした認知が

頭のなかにあると、

 

自分の不完全さや

うまくいかないことばかりに

目がいき、

 

つらい感情を抱えこむことに

なってしまいます。

 

「何をやってもうまくできない」

といった非適応的な認知を、

 

「たまには失敗するが、

うまくできていることもある」

 

という適応的な認知に

変えることができれば、

 

つらい感情に悩まされることも

なくなっていきます。

 

 

非適応的な歪んだ認知、

「何をやってもうまくできない」

を

適応的な客観的な認知、

「たまには失敗するが、

うまくできていることもある」

に変えるということですね。

 

 

たとえば

上司とすれ違ったときに、

上司が挨拶してくれなかったと

します。

 

このときの状況の受け止めかたは

人それぞれで、

 

「上司にきらわれてしまった」

と思う人もいれば、

 

「忙しいから気づかなかったの

だろう」

と受け流す人もいます。

 

こうした自動思考が、

つらい感情を生み出す

原因のひとつです。

 

 

私は、今でこそ後者ですが、

一昔前は、

前者だったかもしれません(^^;

 

 

自動思考は、

私たちの気分や行動、

ときには体の状態にまで

影響します。

 

前者のような

自動思考が浮かぶ人は、

気分が抑うつ的になり、

周囲との会話にも

消極的になります。

 

抑うつ感により

体が重くなり、

朝起きられなくなることも

あるでしょう。

 

そして、

こうした自動思考の

もとになっているのは、

その人の基本的な人生観や価値観、

信念ともいえるスキーマです。

 

「自分は人に愛される

価値のない人間だ」

 

などのスキーマをもっていると、

前者のような自動思考が

わき起こってくるのです。

 

 

「自動思考」のもとになっている、

人生観や価値観、信念を、

「スキーマ」というのですね。

 

 

スキーマは、

生まれながらの性質や

過去の経験などを受けて、

形成されてきたものです。

 

幼少期に、

両親からどのように

育てられたかなどにも

関係します。

 

そのため意識しても

なかなか簡単に

変えられるものでは

ありません。

 

そこで、

認知行動療法では、

まず非適応的な自動思考を、

適応的な自動思考に変える

トレーニングをおこないます。

 

複数の自動思考を修正し、

適応的な思考が身についてきた

ところで、

 

非適応的なスキーマを

適応的なスキーマ―に変える

トレーニングに挑戦します。

 

 

「スキーマ」を変えるのは、

容易ではないので、

 

まず、複数の歪んだ認知、

「自動思考」を修正してから、

次に「スキーマ」の修正に

取り組むのですね。

 

この本には、

多くのワークシートもついていますので、

実際にそこに書き込んでいくと、

 

一人でも、

「自動思考」や「スキーマ」の

修正は可能です(^^)

 

ただ、

一人で自分自身と向き合うのは、

けっこうしんどいので、

その場合は、カウンセラーの手を借りるのも

手かもしれません。

 

(うつ病などの病気が疑われる場合は、

医師のもとで、

薬と併用した治療をおすすめします)

 

ちなみに、もう少し、

「自動思考」を解説すると、

 

「自動思考」がパッと浮かぶ前に、

「推論の誤り」というものが、

生じているのですが、

 

それは、およそ10種類に

分けられます・・・

 

長くなりそうなので、

次回に続きますね(^^;

 

 

 

**********************************

 

 

 

今回も最後までお読みくださいまして、

有り難うございました。

 

次回のこの本から、

認知行動療法の解説をさせていただきます。

 

 

 

**********************************

 

 

 

おまけです(^^;

 

 

久しぶりに宮音(みやお)くん登場です!

 

 

 

 

ど~ん!

 

 

 

なんか偉そう(^^;

 

 

ご訪問くださいまして、

有り難うございます。

 

れっつごうです(^^)

 

お盆休みの時期ですが、

皆さまはいかがお過ごしですか。

 

台風の被害が小さくなること、

祈っています。

 

平野啓一郎さんの

映画化もされた

ロングセラー恋愛小説、

 

マチネの終わりに

 

 

を読んで、

私の印象に残った箇所を、

紹介・解説しております。

 

前回は、主人公の、

「未来は常に過去を変えている」

というセリフから、

田坂広志さんの「解釈力」まで、

話が飛躍しましたが(^^;

 

今回は、別の箇所で、

私がすごく印象に残り、

また、考えさせられた会話の部分を

紹介させていただきます。

 

国際ジャーナリスト

「小峰洋子」と、

 

天才クラシックギタリスト

蒔野聡史のマネージャー

「三谷早苗」の会話です。

 

この女性2人の関係を

象徴するようなシーンでもあるのですが、

 

早苗は、言います。

 

 

「わたし、

キリスト教って、

よくわからないんですよねー。

 

授業でいつも

聖書を読まされましたけど、

特にあの、

・・・マルタとマリアっていう

姉妹の話、

ありますよね?ー

 

イエスが家に来た時、

姉のマルタは、

彼をもてなすために

一生懸命働いているのに、

 

妹のマリアはただ、

側に座って

話を聞いているだけ。

 

それで、

マルタはいらっとして、

イエスに、

 

妹に手伝うように

言ってくださいって

訴えるんですよね。

 

そしたらイエスは、

庇ってくれるどころか、

 

マリアの方が正しい

って言うでしょう!?」

 

「・・・『マルタ、マルタ、

あなたは多くのことに思い悩み、

心を乱している。

 

しかし、必要なことは

ただ一つだけである。

 

マリアは良い方を選んだ。

 

それを取り上げては

ならない。』・・・」

 

 

・・・皆さん、いかがでしょうか。

 

ちなみに、

遠藤周作さんも、

このシーンは、

 

イエスに邂った女たち

 

 

という本に、

ベラスケスの名画とともに、

取り上げていますね。

 

遠藤周作さんの解釈では、

2人の喧嘩に弱り果てたイエスが、

マルタを静めようとした

苦肉の言葉ではないかということですが(^^;

 

早苗はこう続けます。

 

 

「わたし、

マリアは絶対、

わかってやってるんだと

思うんです。

 

姉が忙しく準備してるのは

百も承知で、

 

その上で、

ただずっと、

イエスの側にいたんだと

思うんです。

 

マリアは心の中では、

姉を馬鹿にしているんですよ!

 

イエスって、

どうしてそういう女の

狡賢さが

わからないのかなって。」

 

 

・・・(笑)

 

たしかに、そういわれれば、

そんな気もしてきます。

 

 

(中略)

 

「洋子さんは、やっぱり、

マリア派なんですね?」

 

「派っていうか、・・・」

 

「この話、今まで誰としても、

わたしも含めて、

みんなマルタ派だったんです。

 

(中略)

 

 

皆さん、いかがですか。

 

マルタ派?

 

マリア派?

 

たしかに、

女性は、マルタ派のほうが多いような

気がしますが(^^;

 

ちなみに、

私自身は、

もしイエスが家に来るとしたら、

おそらくマリアになりますね。

 

イエスを、もてなすことはせずに、

話に聞き入ってしまう・・・

 

そして、

後で妻が不機嫌になるという(笑)

 

ということで、

私自身の中身は、マリア的なのですが、

 

しかし、

マルタには、すごく同情しますし、

彼女のような人がいてくれると

ほんと助かります。

 

口うるさいのは嫌ですが(^^;

実際に一緒にいて有り難いのは、

気が利くマルタタイプかもしれません。

 

「マルタ」と「マリア」

 

これは、言い換えると、

 

「生活」と「人生」

 

といえるかもしれません。

 

私は特定の宗教の信者ではありませんが、

聖書の言葉を読むと、

精神性が高まる感じがします。

 

聖書だけでなく、

仏教の本でも同じで、

スピリチュアルなものには、

心惹かれるものがあります。

 

優れた文学、芸術や、

大自然に触れた時にも、

感じるものがあります。

 

しかし、

そういった精神的なもの、

自分の心にあくまで

忠実であろうとすることが、

「人生」だとすると、

 

世間や他人を考慮して、

現実的に生きていくのが、

「生活」だといえます。

 

もちろん、

「生活」は大事です(^^;

 

マズローの欲求5段階説

ではないですが、

まずは欠乏欲求を満たす必要があります。

 

食べていくには稼がねばなりませんし、

そのためには、

たとえば、職場の人間関係も

円滑にしたほうがいい。

 

身近な人とは、

折り合いをつけて、

うまくやっていかなければなりませんし、

 

ある程度は、

老後の資金も必要になってくるのが

現実です。

 

ともすれば、

「人生」に惹きつけられがちな、

私の志向性に対して、

 

「生活」は

「人生」に流されないようにするための、

ストッパーのような役割を

担ってくれていると思います。

 

今になって、

「生活」のために、

必死で生きていた両親の気持ちが、

少し分かるような気がします。

 

 

 しかし、

「生活」だけの人生は、

どこか虚しい。

 

やはり、

精神的に満たされるものが欲しい。

 

特に、中年になってからは、

そんな思いが強くなっています。

 

平野啓一郎さんの、

「分人」でいえば、

 

様々な「生活」を生きる「分人」と、

様々な「人生」を生きる「分人」。

 

それらの両方を、

うまくバランスを取りながら、

育てていく。

 

それが、

ウェルビーイングな生き方に、

繋がっていくのかな~

 

と私は考えます😊

 

皆さんはいかがでしょうか。

 

 

 

***********************************

 

 

以上、

2回にわたって、

平野啓一郎さんの恋愛小説、

 

マチネの終わりに

 

 

から、

私の印象に残った箇所を、

引用して、

紹介・解説させていただきました。

 

ストーリーの中身には、

ネタバレになるので、

あまり触れませんでしたので、

魅力がなかなか

伝わらなかったかもしれませんが、

 

実際にはストーリー展開も秀逸で、

特に、中盤で「ある出来事」

が生じてからは、

ぐいぐい引き込まれます!

 

また、

少し紹介させていただいたように、

「生き方」について

深く考えさせられるような

フレーズも満載です。

 

もちろん、

珠玉の恋愛小説としても楽しめます。

 

私は、何だか、

懐かしい感覚を

呼び起こされた感じがしました(^^;

 

クラシックギターやクラシック音楽が

好きな方も、

楽しめると思います。

 

興味を持たれた方は、

是非、本書をお読みください(^^)

 

 

なお、この作品は、

福山雅治さん、石田ゆり子さん主演で、

映画化もされています!

 

アマゾンプライムで無料だったので、

さっそく観て見ました。

(今回のブログで取り上げた箇所は、

カットされていましたが(^^;)

 

福山さん、

かっこよすぎな感じでしたが(^^;

 

彼のつま弾く、

クラシックギターの音色が、

とても心に沁みました・・・

 

「幸福の硬貨」という曲が、

印象的です。

 

ユーチューブにありました!

 

 

素敵な曲です・・・♪

是非、ご視聴あれ!

 

 

 

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今回も最後までお読みくださいまして、

有り難うございました😊

 

次回は別の本を紹介します(^^;

 

 

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おまけ(^^;

 

 
横浜ベイブリッジを、
下から眺めます・・・
 
 
 
 
ベイブリッジから、
横浜みなとみらい方面を臨む・・・
 
大黒ふ頭から歩いて、
ベイブリッジの途中まで行ける施設(無料です)
がありました。
 
改めて、
港・横浜は素敵な街ですね~
灯台下暗し。
 
とはいっても、
自宅は、かなり内陸の郊外なのですが(^^;
 
 

ご訪問くださいまして、

有り難うございます。

 

れっつごうです(^^)

 

蒸し暑く、

不安定な天気が続きますね💦

 

前回までは、

平野啓一郎さんの新書、

私とは何か 「個人」から「分人」へ

 

から、主に「分人主義」について、

私なりに紹介・解説を

させていただきましたが、

 

今回からは、

映画でも話題になった、

氏のロングセラー恋愛小説、

 

マチネの終わりに

 

 

を読んで、

私の印象に残った箇所を、

紹介・解説させていただきます。

 

小説なので、

ネタバレに注意しながらの

紹介になりますが(^^;

 

主人公の天才クラシックギタリストの

蒔野聡史は、

ふとしたことから、

国際ジャーナリストの小峰洋子と出会います。

 

二人は惹かれ合いながら、

徐々に距離を接近させていきますが、

 

「ある出来事」を機に、

物語はあらぬ方向へと進んでいき・・・

 

・・・と、

このあたりで止めておきます(^^;

 

この小説は、

単なる恋愛小説ではなく、

人生とは何か、

過去や未来とは何か、

また、グローバリズムとは何か・・・

 

といった様々なことを考えさせられる、

深い小説でした。

 

もちろん、ストーリー展開も秀逸で、

特に、中盤の、

物語の転機となる「ある出来事」からは、

どうなってしまうのか興味津々で、

ぐいぐい引き込まれていきます。

 

が、今回は、

ストーリーの魅力ではなく、

私の印象に残った文章を題材にして、

考察を深められればと思います。

 

おそらく、

この箇所は、本小説の、

中核になる部分だと感じますが、

 

クラシックギタリストの

蒔野聡史が、

こう語る箇所があります。

 

 

音楽って

そういうものですよ。

 

最初に掲示された主題の行方を

最後まで見届けた時、

 

振り返ってそこに、

どんな風景が広がっているのか?

 

ベートーヴェンの日記に、

 

「夕べにすべてを

見届けること。」

 

っていう

謎めいた一文があるんです。

 

(中略)

 

展開を通じて、

そうか、あの主題には

こんなポテンシャルが

あったのかと

気がつく。

 

そうすると、

もうそのテーマは、

最初と同じようには

聞こえない。

 

花の姿を知らないまま

眺めた蕾は、

知ってからは、

振り返った記憶の中で、

もう同じ蕾じゃない。

 

音楽は、

未来に向かって一直線に

前進するだけじゃなくて、

 

絶えずこんなふうに、

過去に向かっても

広がっていく。

 

 

たしかに、音楽は、

最後の終わり方で、

最初の部分の印象が、

変わることがあるような気がします。

 

花のたとえも、

わかりやすいですね。

 

繰り返しますが、

 

「花の姿を知らないまま眺めた蕾は、

知ってからは、振り返った記憶の中で、

もう同じ蕾じゃない。」

 

・・・そうですね。

 

花の姿を知ってからの蕾は、

開花というポテンシャルを秘めた

存在だということがわかりますので。

 

そして、

蒔野聡史は、

こう続けます。

 

 

人は、

変えられるのは

未来だけだと思い込んでいる。

 

だけど、実際は、

未来は常に過去を

変えてるんです。

 

変えられるともいえるし、

変わってしまうともいえる。

 

過去は、

それくらい繊細で、

感じやすいものじゃ

ないですか?

 

 

未来は常に過去を変えている・・・

 

・・・う~ん、

 

交流分析の創始者として有名な、

精神科医のエリック・バーンの名言では、

 

「過去と他人は変えられない。

未来と自分は変えられる。」

 

とありますが、

皆さんは、どうお考えになりますか?

 

・・・私が思うに、

 

たしかに、

エリック・バーンがいうように、

 

過去と他人は、

基本的には変えられないと考えた方が

いいと思います。

 

変えようとして

コントロールできるものでは、

ありませんので(^^;

 

ただし、

未来によって、

過去に起きた出来事は変えられなくとも

「意味」が変わることは

あると思います。

 

「捉え方」が変わる、

といってもいいかもしれません。

 

この物語でも、

未来で、ある事実を知ることで、

過去の「意味」が変わるケースが、

描かれていますが、

 

過去の「意味」が変わることを、

意識的に捉える力のことを、

 

私が尊敬する、

田坂広志さんは、

 

「解釈力」

 

と呼んでいます。

 

 

例えば、

人生で与えられた苦労や困難、

失敗や敗北、

挫折や喪失、

病気や事故など、

様々な逆境を振り返るとき、

 

「あの苦労のお陰で、

大切なことを学べた」

 

「あの失敗のお陰で、

成長することができた」

 

「あの挫折のお陰で、

この道へと導かれた」

 

といった深い感慨を抱く人は、

決して少なくないだろう。

 

(7月新刊「教養を磨く」

より引用)

 

 

そうですね・・・

 

その時は、苦しかったり、

迷ったりするばかりで、

分からなくても、

 

後になってから、

「意味」が分かることって、

ありますよね。

 

私自身、

振り返ってみても・・・

 

暗く停滞した高校時代があったからこそ、

そのあとの人生は、

向上したいという気持ちになれたし、

 

仕事一筋で病気をしたことで、

人生、仕事だけじゃないと

思えるようになったし、

 

仕事で理不尽な思いをすることで、

自分軸を大切にしようと

思えるようになったし、

 

妻とぶつかることで、

謙虚な気持ちにもなれたし、

 

子どもができなかったことで、

思う存分、心の学びを続けることができる

余裕ができたし、

 

猫の可愛さも体験できたし(^^;

 

立身出世に行き詰まることで、

競争よりも、自分らしく、

心豊かに生きることの大切さに

気づくことができたし・・・

 

 

ふたたび、田坂さんの

「教養を磨く」より引用します。

 

 

一度、

自身の人生全体を振り返り、

 

「幸運は、不運の姿をして

やってきた」

 

という体験の棚卸をされることを

勧めたい。

 

読者は、

その棚卸しによって、

いかなる逆境をも

肯定的に受け止め、

それを越えていく力、

 

「人生の解釈力」

と呼ぶべき力を

身につけることができるだろう。

 

この「解釈力」とは、

人生で、

いかなる苦労や失敗や挫折が

与えられても、それを、

 

「この苦労は、

何を学べという天の声なのか」

 

「この失敗は、

どう成長せよという声なのか」

 

「この挫折は、

どの道を求めよという声なのか」

 

と前向きに受け止め、

その逆境を肯定的に解釈する

力のことである。

 

そして、実は、この

「逆境を肯定的に解釈する力」、

 

それこそが、

「不運」に見える出来事を

「幸運」へと転じていく力に

他ならない。

 

 

・・・

 

マチネの終わりに

に戻りますと、

 

この物語は、

どちからといえば、

運命に導かれるように、

過去の「意味」が変わるので、

 

田坂広志さんがいうように、

あまり意識的に解釈をする

という感じではありませんが、

 

私は、この小説を読んで、

ふと、今、紹介した、

「解釈力」という言葉が浮かびました。

 

もっとも、これは、

7月新刊「教養を磨く」を

同時並行で読んだ影響かもしれませんが(^^;

 

(いずれ「教養を磨く」も

メインで紹介しますね)

 

もちろん、

今はそういう気分になれない、

という時、

 

過去の体験が辛すぎて、

まだ受け止められないし、

「解釈」をする気にはなれない時には、

 

無理しなくていいと思います。

 

この物語のように、

機が熟すれば、

過去の「意味」が

変わるような出来事が、

自然と訪れるかもしれませんし、

 

焦ることはないと思います(^^)

 

ただ、

「解釈力」によって、

人生の一見「マイナス」に見えることを、

「プラス」に捉え直すことができる

ということは、

 

覚えておいて損はないと思います😊

 

 

 

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今回も最後までお読みくださいまして、

有り難うございました。

 

次回も、

マチネの終わりにの紹介を続けますね。

 

 

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おまけ(^^;

 

三浦半島の荒井浜で、

毎年恒例?の

シュノーケリング遊びをしました!

 

 

平日に休みをとって行けたので、

おかげさまで、けっこう空いていました!

 

 

 

 

ここは、砂浜と磯と、

両方楽しめます(^^)

 

水もきれいで、

磯でちょっと潜ると、

たくさんの種類の魚がいます!

 

 

 

 

やっぱり、自然は癒されますね~😊