人には、それぞれが持つ基準があって

同じ景色でも、全く別の世界を見ている

 

 

 

歯医者の待ち相席

50代くらいの女性が、

おそらくお父様と思われる男性に

付き添い、介助していました

 

 

男性は、ご高齢で歩くのが困難なご様子

娘さんの腕を借りて、ゆっくりと、

少しずつ診察室へ歩いていきます

 

 

以前のわたしなら、

年をとるって、ふびんだなぁ

可哀そう

と思ったかもしれません

 

 

でも今のわたしが思うのは、

羨ましい

 

 

 

 

2月に亡くなった母は、

病気が分かって数カ月後には

寝たきりになってしまいました

 

 

ベッドの横にある簡易トイレにすら

移動できなくなったとき、

病院で見かける他の患者さんたちを

羨ましく感じるようになったのです

 

 

杖、車いす、点滴… それでも

自分で動けているのですから、

本当に、本当に素晴らしいことです!

 

 

優しい娘さんと一緒に、

自分の足で歩いて

歯の治療に来ることができる

 

 

羨ましい

 

 

変わったのは、

わたしの中にある基準、ものの見方です

 

 

 

 

 

人には、それぞれが持つ基準があって

同じ景色でも、全く別の世界を見ています

 

 

「自分のものさし」で計る、とか

「自分のメガネ」で見る、とか

 

 

ときには、それが

偏見、差別、エゴとなったり、

気が付かないうちに、

自分の世界を狭めていることも

あるかもしれません

 

 

自分が、どんな基準を持っているか

それは、とても掴みにくいもので、

何かインパクトのある出来事や

体験があったときに、

初めて気がついたりします

 

 

わたしに可哀想と思われようが、

羨ましいと思われようが、

先の親子には、何も影響はありません

 

 

ですが、

わたしの世界は変わりました

 

 

ふびんだ、可哀想、

見るのが辛い、苦しい世界が

素晴らしい、羨ましい、

優しい、温かい世界に

 

 

もしも今、あなたの世界が

重たい灰色、グレーだとしても

大丈夫、

自分好みの色に変えることができます 

 

 

あなたの見ている世界は、

あなたが創っているのだから

 

 

 

 

あなたの人生が、

まるごと豊かでありますように 宝石赤

 

 

 

 

ライフキャリアコーチ 遠藤 幸(Miyuki Endo)

MCC / 産業カウンセラー / 国家資格キャリアコンサルタント

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