先日のこと、何気なく黒猫アンのお尻を見たら、お尻から糸くずのような虫がにょろにょろと出ていました。

これは大変だ、アンに寄生虫が感染している。

そんなわけで、早速獣医さんに電話しました。


アンを獣医さんのところに連れて行かねばと思ってケージと洗濯ネットを用意して、いつでもアンをケージに押し込む準備をしました。


ところが、獣医さんの言うには、病院に連れて来ることはないから薬をもらいに着てくださいとのことでした。

とりあえず、アンをケージに押し込むための大捕り物をしなくてすみました。


獣医さんの言うには、猫の寄生虫は、蚤が媒介して感染するそうです

そのため、寄生虫を駆除する前に、蚤を駆除しなくてはいけないそうです。


そんなわけで、蚤取りの薬と虫下しの薬の二種類の薬を処方してもらいました。

最初は、蚤取りの薬は全身にかける薬、虫取りの薬は飲み薬だと思っていました。

ところが、蚤取りの薬も虫取りの薬も、背中の肩甲骨の間、猫のなめられない部分の皮膚に塗る薬でした。

皮膚から吸収されるそうです。

犬猫の薬も、進歩したものです。


さて、アンの背中に薬を塗りました。

ところが、せっかく薬を塗ったのに、アンは新聞の上にごろんとお腹を上に寝転んで甘えてきました。

新聞が背中の薬でぬれてしまいました。

せっかく薬を塗ったのに。


本当におばかな子で困ります。

まあ、バカな子ほどかわいいといいますけれど。

最近、フェイスブックにはまっています。

毎晩パソコンに向かうのが楽しくてなりません。


といいますのは、クロネコクラブというグループに参加しているからです。

クロネコクラブとは、黒猫を飼っている人の集まりです。

みんなどんどんと自慢の子の写真をアップロードしています。

うちの子が一番かわいいというオーラが発散してます。


もちろん、私もうちの子アンの写真をアップしています。

こんな風にです。

やっぱり、うちの子が一番かわいい。

結城昌治の「暗い落日」を読みました。

ハードボイルドです。

全体に救い様のない暗さが漂っています。


ハードボイルドの王道とも言うべき、失踪から物語りが始まり、殺人事件に巻き込まれる展開です。

そして、救いのない結末を迎えます。

主人公の私立探偵の真木の私生活は、ほとんど語られていません。

事件を見つめる眼そのものに徹しています。

そのあたり、ロス・マクドナルドのリュー・アーチャーを意識しているようです。

アーチャー同様に、一人称の視点からの心象風景を反映しています。


文体は、非常に簡潔です。

森鴎外の文章を連想しました。

結城昌治の文体は、小説を書こうという人に限らず、模範にするべき文章だと思います。


ミステリーとしては、バカミスとまでは行かないけれど、結構大胆なトリックを用いています。

雰囲気が暗いので、バカミスだという印象を受けないのでしょうか。

結城昌治は、ロス・マクドナルドの「ウィチャリー家の女」のトリックに不満に思ってこの作品を書いたようなのですが、確かにこの作品のトリックのほうが現実的ですけど、その分バカミス度は少ないです。

でも、バカミスとハードボイルドを愛する私にとっては、結構満足はしました。

最近は入手しにくいようですが、古本を当たってみるといいでしょう。


結城昌治の作品は、これまであまり読んではいなかったのですが、他の作品も読んでみたいと思いました。

今日から、民事執行法の学習を始めました。


すでに裁判等で決着のついた事件の話かと思って、軽い気持ちでテキストを読み始めたら、以外にも難しいことに気がつきました。

似たような名前の、区別のつきにくい概念が多くて、混同してしまいます。

たとえば、不当失効と不法失効の違いなどです。


分量としては、そんなに多くはないので、今日は全体の半分ほど読みました。

やはり、もう一度読まなければいけないでしょうね。


よくわからないながらも、なぜか過去問は正解するのが不思議です。

それだけが、幸いです。

まあ、ぼちぼち、ゆっくり急げです。

最近、日本では、嫌韓、嫌中がはびこっています。

嫌韓、嫌中が、生活の一部になっているといっていい状況です。

サピオなどそれで商売している雑誌もいくつかあるみたいですし。


最近、フェイスブックを見ていると、猫好きの集まっているグループで、かわいい猫の写真を投稿して同時に嫌韓発言をしている書き込みがあったりして、興ざめだったりということもありました。

そして、無意識に軽い気持ちで賛同している書き込みがあったりしたのには、愕然としました。

私はこまめに「いいね!」をするのですが、さすがにその書き込みには、いくらかわいい猫の写真が投稿してあっても、「いいね!」をする気にはなりませんでした。

ところで、今、韓国、中国では、反日がはびこっています。

これもまた、日本で見ていても、目も当てられぬ状況です。


そんなこんなで、嫌韓、嫌中と反日には、共通点があります。

それは、生まれた国が違うだけで、同じような精神構造の人間たちということです。

どこの国にも、おかしな人はいますから。

もちろん、どこの国にも、良識のある人はいるはずですけれど。

今日は、民事訴訟法のテキストと過去問を一通りまわし終わりました。


民事訴訟法もまた、私の苦手とするものです。

司法試験の論文もほとんどかけませんでした。


ところが、今回は、テキストを読んでいて、すんなりと頭に入ります。

やはり、司法試験の民事訴訟法よりも、覚えることが少ないからでしょう。

わけのわからなかった、多数当事者の問題も、よく理解できました。

過去問を解いてみても、結構正解が多かったです。


とりあえず、今のところは、これでよしとしましょう。

次は、民事執行法です。

これは、初めて学習します、


本試験まではあと一月強。

このペースで行くと、試験まで全科目目を通すことができそうです。

高木彬光の「墨野隴人」五部作をまとめて読みました。

「黄金の鍵」「一、二、三、死」「大東京四谷怪談」「現代夜討曽我」「仮面よさらば」の五作です。


主人公は、愉快な未亡人の村田和子、探偵役は謎の紳士「墨野隴人」です。

ある日、村田和子は名曲喫茶で謎の紳士「墨野隴人」と出会います。

墨野に一目惚れした和子は奇怪な事件に巻き込まれてしまいます。

墨野は、現場に行くことなく、和子が伝える話だけで、事件の謎を解いてしまいます。

一種の安楽椅子探偵です。

そして、全五作にわたって、墨野隴人の正体は?という謎がテーマにテーマになっています。


第一作「黄金の鍵」は、小栗上野介の埋蔵金伝説にまつわる現代の連続殺人事件。

歴史の解明が説得力があります。


「一、二、三、死」は、童謡殺人。

犯人の異様な動機が興味深いです。


「大東京四谷怪談」は、題名どおり四谷怪談の見立て殺人。

怪談として読んでも、期待を裏切りません。


「現代夜討曽我」は、曽我兄弟の仇討ち伝説。

地味ですが、充実しています。


「仮面よさらば」は、ミステリーとしては一見平凡な連続密室殺人。

衝撃的な結末。

そして、墨野隴人の正体が明らかになり、五部作が完結します。

シリーズ全体にちりばめられた伏線が回収されます。


このシリーズは、第一作から順番に読まなければです。

間違っても最初に「仮面よさらば」を最初に読みませんように。

私は光文社文庫で読みましたけど、五部作全部を全部を読むまで、解説を読んではいけません。

シリーズのネタばらしをしていますから。


この五部作は、すれっからしの高木彬光ファンほど楽しめます。

高木彬光には、何種類かの、探偵役を異にするシリーズがあります。

この「墨野隴人」の他にも、法医学者の神津恭介、検事の霧島三郎などなど。

初めて読む人には、神津恭介シリーズの第一作「刺青殺人事件」、「人形はなぜ殺される」、「成吉思汗の秘密」あたりがお勧めです。


高木彬光の作品は、はずれが少ないです。

最近は、書店で見かけることは少ないですが、図書館や古本を探してみるのがいいでしょう。

角川文庫、光文社文庫でまとまって出ていましたので、見つけることは容易だと思います。

私は、商法が苦手です。

行政書士の試験では、完全に捨て問でした。

でも、司法書士試験では、商法、商業登記法は、重要科目ですので、そんなことは言っていられません。

そんなわけで、商法、商業登記法の学習をしました。


私の使っているテキストでは、商法と商業登記法を同時に学ぶことができるので、重宝しました。

テキストを二回まわした後、過去問をといてみました。

すると、意外と解けるのです。

とりあえず、苦手意識は払拭されたと思いました。


司法書士の試験まで、あと一ヶ月を切りました。

何とか残りの民事訴訟法、民事執行法、民事保全法、供託法、司法書士法を試験前までに回し終わろうと思っています。

夜寝床で、携帯で何気なく検索していたら、コルンゴルトのヴァイオリン協奏曲のMP3を発見しました。

寝る前で、ちょっと試しに冒頭だけでも聴いてみようと思って聴いてみたら、思わず惹きこまれて全曲を聴いてしまいました。

時津英裕のソロ、金洪才指揮の、九州交響楽団です。

日本初演のライヴ録音です。

早速、パソコンを起動して、ダウンロードをしました。

演奏している時津英裕氏のホームページに公開されていた音源なので、著作権の問題はないようです。

むしろ、時津氏は、一人でも多くの人に演奏を聴いてもらいたいようです。


このコルンゴルトの作品は、全曲にわたって、とろけるようね退廃的な雰囲気が漂っています。

私の好みから言ったら、同じ調性のチャイコフスキーの協奏曲よりもこの作品に惹かれます。

聴いていて、ハリウッドの映画音楽みたいだと思う人もいるかもしれません。

しかし、コルンゴルトは、ユダヤ系だということで、オーストリアからアメリカに移住してから、映画音楽を多く作曲しました。

映画音楽のパイオニアです。

むしろ、映画音楽のほうが、コルンゴルトの影響を受けているのです。

また、全体にベルクのヴァイオリン協奏曲と共通する雰囲気を感じさせられます。

ロマン派ヴァイオリン協奏曲とベルクのヴァイオリン協奏曲を橋渡しするような作品といえるかなと思ったら、コルンゴルトの作品のほうが、ベルクよりあとに作曲されていると気がつきました。


演奏は、コルンゴルトのパイオニアだけあって、雰囲気満点です。

こんなにすばらしい演奏が、CDになっていなくて、MP3でダウンロードできるなんて、夢のようです。


時津氏は、カンパ募集中とのことです。

CD一枚分ぐらいカンパしても、罰は当たりません。

でも、振り込もうと思っても、ホームページを閉鎖したみたいで、振込先がわからなくなってしまいました。

また、ホームページが閉鎖されたので、検索しても、ダウンロード先が、見つかりにくくなりました。

でも、現在もダウンロードできるサイトはあります。

時津氏の希望とは違うみたいですが、あえてリンクはしません。

欲しいものがあったら、必死で探せば見つかります。

その方が、手に入れたときの喜びは大きいです。

ご健闘を祈ります。


蔵書の中から、高木彬光の「帝国の死角」上巻下巻が出てきたので、早速読みました。

上巻には「天皇の密使」、下巻には「神々の黄昏」というサブタイトルがついています。


上巻は、第二次世界大戦の前夜、密命のためドイツに派遣された海軍少佐鈴木高徳の手記です。

密命とは、スイス銀行の天皇家の秘密預金を使って、兵器開発に必要な白金を買い付け、日本に送ることです。

もちろん、美しい伯爵未亡人との恋愛だとか、計画を邪魔して白金を横取りしようとするナチス将校。

そして、スイス在住のロシア人の血を引くスイス籍の、日本人より日本人らしい傑物。

上巻は、そんなにミステリーの部分は、薄く、スパイ小説としてよんだら、いかがでしょう?

私は、この本で、ヨーロッパの第二次世界大戦の大体のことがわかりました。

スパイ小説(エスピオナージュ)としても、一級品です。


さて、下巻です。

下巻は、上巻の20年後という設定です。

鈴木高徳の息子が主人公です。

上巻の内容を踏まえてのお話です

まあ、トリックというほどもない、地味な作品です。


前半がすばらしい、後半が地味。

でも、全偏読み通したほうがたのしいですよ、