夜寝床で、携帯で何気なく検索していたら、コルンゴルトのヴァイオリン協奏曲のMP3を発見しました。

寝る前で、ちょっと試しに冒頭だけでも聴いてみようと思って聴いてみたら、思わず惹きこまれて全曲を聴いてしまいました。

時津英裕のソロ、金洪才指揮の、九州交響楽団です。

日本初演のライヴ録音です。

早速、パソコンを起動して、ダウンロードをしました。

演奏している時津英裕氏のホームページに公開されていた音源なので、著作権の問題はないようです。

むしろ、時津氏は、一人でも多くの人に演奏を聴いてもらいたいようです。


このコルンゴルトの作品は、全曲にわたって、とろけるようね退廃的な雰囲気が漂っています。

私の好みから言ったら、同じ調性のチャイコフスキーの協奏曲よりもこの作品に惹かれます。

聴いていて、ハリウッドの映画音楽みたいだと思う人もいるかもしれません。

しかし、コルンゴルトは、ユダヤ系だということで、オーストリアからアメリカに移住してから、映画音楽を多く作曲しました。

映画音楽のパイオニアです。

むしろ、映画音楽のほうが、コルンゴルトの影響を受けているのです。

また、全体にベルクのヴァイオリン協奏曲と共通する雰囲気を感じさせられます。

ロマン派ヴァイオリン協奏曲とベルクのヴァイオリン協奏曲を橋渡しするような作品といえるかなと思ったら、コルンゴルトの作品のほうが、ベルクよりあとに作曲されていると気がつきました。


演奏は、コルンゴルトのパイオニアだけあって、雰囲気満点です。

こんなにすばらしい演奏が、CDになっていなくて、MP3でダウンロードできるなんて、夢のようです。


時津氏は、カンパ募集中とのことです。

CD一枚分ぐらいカンパしても、罰は当たりません。

でも、振り込もうと思っても、ホームページを閉鎖したみたいで、振込先がわからなくなってしまいました。

また、ホームページが閉鎖されたので、検索しても、ダウンロード先が、見つかりにくくなりました。

でも、現在もダウンロードできるサイトはあります。

時津氏の希望とは違うみたいですが、あえてリンクはしません。

欲しいものがあったら、必死で探せば見つかります。

その方が、手に入れたときの喜びは大きいです。

ご健闘を祈ります。