犬と猫と三姉妹 -95ページ目

聖地は秋葉原

毎年 日本に帰れるほど 余裕のない我が家。

最後に訪れたのは 三年前。まぁギリギリセーフだったと思う。

 

私は、お友達との再会や京都の古民家に滞在したことが 今でも海馬に記憶されているが 三姉妹は ジブリの森、特に秋葉原らしい。

時折、ふと思い出し

「あぁ、、秋葉原でしたUFOキャッチャーが忘れられない、、」

と 遠い目で語る。

 

日本人も多いシカゴ郊外、駐在で来られたお友達から 日本のアニメ事情を聞き Netflixで検索をかけて ハマるパターンが続いている。

三姉妹にとって日本は 故郷であって 異国のような場所。

それもそうだ、私のように三十年近くどっぷり過ごしたわけでもなく 人生で数回『訪れた』だけ。

 

特に メイド喫茶 が印象的だった。異空間だ。

 柔軟な上に興味津々 可愛い が大好きな三姉妹。

終始ご機嫌であった。(夫も なんか恥ずかしいね と言いながら本心ではかなり喜んでいたかもしれない)

 

若い娘さんの踊りまで 特別注文し とりあえず手拍子なんてしていたが 居合わせた常連らしい青年たちが一番得をしたんではなかろうか、、。

 

今でも 聖地で大量ゲットした小物たちは 彼女たちの部屋で 埃を多少かぶりながら 君臨されている。

 

 母は 離島でゆっくりのんびりすごしたいが それはまだまだ叶わぬ幻だろう。

 きっとティーンになり ますます小生意気になった三姉妹の金づるとして 東京を歩き回されるに違いない。

ハイカラな街に ヤングな人たちが魅了されるのは世の常。

 

遠い未来の 離島プランのために 足腰を強く保ちたい。

そんな淡い夢を抱いて今日も生きていく。

 

内気な次女、禰豆子が大好き。

 

ご近所トラブル5〜最終章 虚無感の結末〜

流石に 裁判となると 私も ビビり 

「え、、そこまでする?」

と躊躇した。

 

夫はもう 戦闘モード。

「警察やアニマルパトロールの人たちが話してくれたのに それでも こちらも悪いと言う、謝罪も一切ない。

こんなことが許されていいはずがない」

と 法律に強い知り合いに相談したり 地元の裁判所での手続きの方法など 調べだした。

 

『裁判するする詐欺』では意味ないので 相手に最終警告をして それでも 意見を曲げないならもう 本当に裁判に持ち込む。

 

「あなたは 一度たりとも謝罪をしない、逃げ出したのはあなたの犬なのに それでもこちらも悪いと言う、

太郎が噛んでしまい 怪我をしたなら なぜ 写真を送ってこないのか。

あなたのように責任を取れないような人が動物と暮らしているのは どうかと思う。

私たちは お金が目的ではないが 誠意の形として 治療費をお願いしている。

それを拒否されるなら もう裁判しかないと考えている。」

 

このようなメールを送った。

 

翌日、速達で小切手が送られてきた。

裁判となると 今までの「俺は悪くない 」が通用しない、不利になると悟ったのか。

しかし 手紙には

 

『しつこい、裁判まで持ち出すなんて なんと卑怯なんだ、 警察を介入させたり うちの妻と娘が怯えている。

要求どおり 全額払う これで終わりだ、2度とうちに近づくな』

とすごい内容まで ご丁寧に添えられていた。

 

最後まで謝罪なし。

 

なんだか虚しさを感じた。

 

こんな人が動物を暮らすなんていいのだろうか、、。

 

太郎は 襲撃を食らってから 数日は外に出れなかった。

今でも 散歩中に他の犬と出くわすと緊張モードに入る。

 

うちの犬は フレンドリーだからー

と 前庭で フリーにさせている一家に数回出くわしたことがある。

 

かみこそしなかったが 太郎に向かい 一直線に来られると 私もフラッシュバックして 太郎を思わず抱えてしまう。

 

大丈夫だよー

と言われるが

 

「普段はフレンドリーって飼い主が思ってる犬に 噛まれたことがあるんです」

と言うと

 

あっ、、みたいな顔になる。

 

 太郎がゆっくり歩くような今でも 三姉妹には絶対 リーチを持たせない。

持ちたい、 と言ってくるが 突然 太郎がグイッと引っ張った時に 対処できる力がない。

 

動物と一緒にいると癒される、幸せな気分になる。

でも そのぶん 責任も伴うってことも 三姉妹には わかって頂きたいと思う。

 

疲労困憊の三年前の夏だった。

 

ピットブル家族を 時々 通りで見かけるが 挨拶はもうできない。

 

私たちも 自分たちの考える正義感を振り回していただけなのか、今となってはよくわからない。

 

またあの日が近づく。

願わくは 太郎の心の傷が 癒されていて欲しい。

それだけだ。

 

新参者の猫にも寝床をシェアしてあげる 心優しい太郎、

いつまでも元気でいておくれ。

 

ご近所トラブル4〜警察官がやってきた〜

オーナー男性からの二回目のメールで もうあかん、、と思った。

ほんの少し抱いていた希望が泡となって消えた。

 

『あなたたちの言いたいことはわかった。

 そこまで何度もいうなら 半額まで』

 

全く持って 私たちの言わんとすることが伝わっていない、

目的が単に金の無心のようになってる、、。

私たちは 動物と暮らす「責任」として 治療費をお願いしているだけなのだ。

 

夫は メールではなく、直接会うか 電話でいいから話し合いをしたい と何度か提案したが 向こうは断固拒否。

そして ピットブルの噛まれたことに関して 傷はどうか、病院に行ったのか と聞いても その質問にはスルー、

 

 全く持って 非を認めない、あくまでも 喧嘩両成敗 的な主張を続けられた。

 

振り返ると 私たちも もう「この人話にならんわ、、」で 諦めたらよかったが 当時は  矛盾した主張、理解してくれないことに相当な苛立ちと焦燥感マックス、 「正義感?」のようなものが心を埋め尽くしていた。

 

夫は決断した。

「警察に 近所であった出来事として(レポート)連絡する。

こんなことはしたく無いが あまりにもオーナーの態度が酷い、

 責任も認めない、取れない人が 動物と暮らす責任があるとは思えないから アニマルコントロールかパトロールかにも向こうの家に行ってもらう。」

(このことも相手オーナーに事前に伝えたが 態度は変わらず だった)

その後、警察がやってきて その日の出来事を事細かに、メールのやり取りも見せながら 太郎の傷も撮ってもらった。

相手の家にもいかれ 私たちの主張も伝えて頂いた。

 

 

なんとも親切な警察官で もちろん中立的な立場で事を進めて頂いたが

大変だよね、、僕も犬と暮らしてるから 今回のことがどんな辛かったかわかるよ、太郎も気の毒に、、的なお言葉を頂戴した。

 

心がほんの少し癒された。

 

夫に 警察から連絡があった。

 ピットブルの傷がどんなものか 相手に聞くと

もう治った

の一点張りで ピットブル写真撮影拒否だったらしい、、、。(なんでや、、まだ数日前のことなのに傷が消えるのだ、、)

あくまでも 太郎も首輪が外れていたし 犬同士の喧嘩。 私たちも悪い、病院に行ったのは 私たちの勝手であり 全額は払わない、あまりにしつこいから 半額で手を打ち 早くこんなこと終わらせたい 

とのこと。

 

夫はキレた。

 

「オーナーを訴える 」

と。

 

最終章に続く。

 

「人間社会は禍々しい」