私の故郷三重県津市をこんなに温かな目で撮っていただいて、ありがとうございました。

 

これが映画の一番の感想です。


津が舞台の映画があるというので、藤堂高虎でNHK大河を狙うとか難しいだろうし、千載一遇の機会だと思って、観に行きました。

 

https://asadake.jp/

 

 


以下、ネタバレです。

 

 

 

 



遠くに日本鋼管の造船所が見える穏やかな海。

阿漕のヨットハーバー、防波堤。

学生時代よくバイクで海岸線の堤防を走りました。
 

波の音、潮の香り潮の香りがよみがえってきます。

 

関西弁とはちょっと違うのんびりした伊勢弁。

 

万事、のんびり、ぬるいんです。

早く出て行きたいとずっと思っていました。

 

 

さて、映画の「浅田家!」は、前半は、コミカルなエピソードを盛り込んだ温かな家族のお話です。

道を探しあぐねている主人公を温かく見守り、それが写真に映し出されていきます。

親の仕事は待つことだと、我が身に重ね合わせてもつくづく思います。

家族は、バラバラの個性が誰が欠けても成り立ちません。

お兄ちゃん、お疲れ様!

お兄ちゃん!えらい!と、盛大に労いたいと思います。


前半は愉快な話なんだけど、ホロリと泣けます。

 

同じ涙でも後半は、胸に迫る物があり、涙が止まりません。

 


後半は一転して、舞台は東北、2011年の震災後の岩手です。

津の穏やかな海とは対照的に牙をむいて襲ってきた海です。

 

 

家族の愉快なコスプレ写真が世に出て、全国から家族写真の依頼が来るようになります。

かつて写真を撮った家族の安否を確かめに行った先で、写真洗浄のボランティアをすることになります。

 

写真家として、腕も心も磨いて来た主人公が、さらに写真と真摯に向かいあうことになります。


人から見たら何の変哲もない写真が、心の支えになり、慰めにもなります。

何もしゃべらないはずが、写真を手にした人に語りかけてきます。

写真の持つ力を感じさせる場面が全編通して何度も何度も出てきます。

 



 

私もずっと家族写真を撮りたかったのが、誰も協力してくれず、揃っての写真がありませんでした。

それが今年の夏、去年の12月に亡くなった義父の墓まいりに子どもが帰省して、5人揃うことになりました。

 

「家族写真撮りたかったのにな~!」と言っても、スル~。

 

それが、翌日、それぞれが出発する朝のどさくさの中、子どもがスマホのタイマーをかけて、写真を撮ってくれました。

いきなりの写真なので、写りもそんなに良くないですが、とても嬉しくて、私の宝物です。

いろんな事があったけれど、これが私の家族。

私にとって写真とは、今を肯定すること。

去年も還暦記念に着物で写真を撮ってもらった時に思いました。

 

私の人生、これで良かった!


大切な人と一緒に写真を撮ってみたくなる映画でした。



 

 

 


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