箱庭
週末は、ヨハンのウェディング。
せめて、のびきった爪を綺麗にしなきゃ。
代官山Qの可愛いお姉さんに予約する。
若くてとーっても丁寧親切な、お姉さん。
真っ黒な私と違い、細くて白い。
男女問わず、手を見るのが好きなので、お姉さんの細くて長い指先の手仕事を
飽きずに見つめる。
若さゆえ、一所懸命で丁寧。もう、嬉しくなる。
あーもっと頻繁にサロンにこれる身分だといいなあ。
海を歩きまわるので、まだ足裏角質はもう少し待ってもらおう。やっても週末すぐ海まみれになるから。
足の指も綺麗にトリミングしてもらって夢心地でいると、
オレンジのパシュミナをかっこよく、フジコちゃんのようにまとった、黒田美津子さん登場!
わー、お久しぶりです。
多忙でなかなか会えない方とは、たいていひょんなところでお会いする。
黒田さんは、トップスタイリスト。編集ライターもやる。デザインを任せたらほれぼれするような
編集と文章力。
2002年のストックホルムファニチャフェアの私のプレスツアーにいらしてくれた。
期待以上の誌面での展開振りにスウェーデン人も大喜び。
今でも大切に保管している、東京カレンダー。20ページぐらいにわたる、
幻のスウェーデン特集かもしれない。
ラボラトリーという事務所を神泉に構えているらしく、いつでも遊びに来てと。
じゃあ、ワインもっていきます。どうぞ手ぶらで、飲むもの、つまみもたんとあります。
なら、すぐにでも!
黒田さんは、お隣のハックネットさんによく来るらしく、このネイルサロンはいつも見ていて
初めてドアを開けたらしい。なんと偶然。
おいしい昆布茶をいただいて、
夕風があまりにも気持いいので、恵比寿ガーデンプレースまであてもなく散歩する。
いろいろ思いにふけっているようで、何も考えることもなく。
風に吹かれるって気持いいな。
そうだ、
ヴィーナスちゃんからご案内メールが来てたんだわ。
今月中は、1杯サービス!
中目黒のとんかつ大樹の3F。
築地のおすし屋さんに映画業界が集まる、
築地会に招かれているのに、ちょっと現在現時点、お寿司と生ものとご飯がだめで、
お茶と卵焼きかなと思っていたが、急遽箱庭に行って見る。
ヴィーナスちゃんは、DJ作家。
日頃、リステア専属DJをして、セレブなパーティーで鳴らす、素敵な女性。
よく相談にのってもらう、私のカウンセラー。
昨年、自らの人生を本にして、出版した。
去年、NYへ行く飛行機の中で読んで、NYの友人にプレゼントしてきた。
常盤貴子さんも絶賛のヴィーナスちゃんの本。
お店にも常盤貴子さんから、素敵な植物が届いていた。
これがなかったら、庭の部分がない!
これから作っていくんだね。
いたやさんの一番弟子の川村さんが、料理を振るう。
入ってすぐ、目が釘付けになった、オムレツ。
それ、何! 迷わずオーダーする。
お通しに、レバーのワイン煮。れんこんのぺペロンチーノ。
ん。いける。美味しい。これはいける。
ヴィーナスちゃんおすすめの、ワインか日本酒にすれば良かったが、健康事情上、焼酎にしてしまって
後悔。
見るからに脂ののった、さんま。ローズマリーをのっけて、グリル。
ん。美味しい。パクパク、口に入れる。止まらない。ヴィーナスちゃんがしゃべっている。
が、箸が止まらず。
オムレツ。山芋や、野菜がたくさん入り、ボリュームたっぷり!
もう、たまらない。
決めた。NamiちゃんとエリックのBDパーティーはここ、箱庭に。
さすが、いたやさんの一番弟子!
美味しいもので、至福の時を味わう今週。
秋谷でほうづき
朝からいい風が吹いていた。
そう、いつも平日の方が、セーリング日和の風が吹いている。
都心から海を恋しく思う平日だが、今日は、秋谷へレッツゴー。
トレッキング中に見た、あの平屋を見に。
早速でかけてみた。
いつもは余裕でくれば、ふらふらするが、今日は時間がない、陽が暮れる前にいかなきゃ。
新逗子からバスで一直線。バスから見る、葉山の山々が西日で眩しい。
笑顔がこぼれる。
葉山芸術祭の5月によく歩くこのルート、今日はバスから。
東京コレクション中に知り合った、稲穂寿司のお嬢様。の店も見えた。
御用邸を曲がると、海が見えてくる。もう、満面の笑顔。
丸い相模湾、今日はいっそう綺麗。
あー。この辺りに住みたい。
昨日きた、久留和海岸を超え、また前田川に。
やっぱり、いいなあ。ここ。
山に海に。
細道を通って、直感に従い歩いていくと、やっぱり、秋谷海岸へ!
夕陽がまさに沈んだ直後の美しい夕景。
あー。
丸い海岸を散歩しながら、もの思う。
立石へ歩いていく。あ、ジップくん。
昨日、シラスご飯を炊いてくださった、コーキさんの奥様だった。
お散歩ですね。いいですね、毎日ここ犬と散歩できて。
はい、わたしたちにとっては、住みやすいところですよ。と。
品よく答えてくださる。
いつか見てみたかった、マーロウへ。
へー、有名なプリンは、大きかった。
ビーカーに入っているから、大きく、そして値段も高い。
美味しそうだ。
はまってしまいそうだったが、今日は、プリンでなく季節のもの、長野直送のホオズキをいただく。
ホオズキなど食べたことないので、試してみる。
秋谷から久留和を歩きながら、ホオズキをほおばる。
よく冷えていて、美味しい!
あっという間に、一袋食べてしまった。
美味しいなあ。もっと買ってくればよかった。
と食欲の秋を思いながら、
バスに乗り、東京へ。