2022(176)2022/10/19観:WOWOW放送
『Last Night In Soho ─ 昨夜 ソーホーで』 2021年 イギリス映画 115分
原案・監督・脚本・製作/エドガー・ライト
音楽/スティーヴン・プライス
撮影/チョン・ジョンフン
編集/ポール・マクリス
【キャスト】
エロイーズ(デザイナー志望)/トーマシン・マッケンジー
ペギー(祖母)/リタ・トゥシンハム
ミス・コリンズ(下宿先オーナー)/ダイアナ・リグ
ジョン(デザイン学校の同級生)/マイケル・アジャオ
謎の老人/テレンス・スタンプ
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サンディ(歌手志望)/アナ・テイラー=ジョイ
ジャック(サンディの恋人)/マット・スミス
クラブの客/サム・フランクリン
【あらすじ】『ベイビー・ドライバー』のエドガー・ライト監督によるタイムリープサイコホラー。英ロンドンのソーホーで異なる時代を生きながら夢を通じて重なる2人の女性を、『ジョジョ・ラビット』『オールド』のトーマシン・マッケンジー、『ウィッチ』のアニャ・テイラー=ジョイが演じる。ファッションデザイナーを夢見てソーホーのデザイン専門学校に入学したエロイーズは下宿で眠りにつくと60年代のソーホーにいた。そして、その時を生きる歌手志望の魅惑的な女性サンディとシンクロする。60年代の世界では、エロイーズはサンディとして生きていた。夢での体験の影響で、現実でもサンディの様なメイクをし活発になるエロイーズだったが、ある日 夢の中でサンディが殺される場面に遭遇してしまう(MW.参照)。
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シアター鑑賞する予定だったのに行けなかった映画、やっと観られました♪
主人公が、60年代ファッションや音楽が好きという女の子だったからか
その時代に夢の中でシンクロし、実在した女の子と同化(?)
恐怖を体験するサイコスリラーです。面白かった♪
60年代洋楽はビートルズしか知らない素人でしたが
聴き覚えがある曲が多く使用されて楽しめました。
タイトルは、デイヴ・ディー・グループの『Last Night In Soho』から。
この曲もバンドも初めて知りました。映画ではエンディングで流れます。
唯一 聴いただけでタイトル分かった曲は『I've Got My Mind Set On You』
1987年にジョージ・ハリソンがカバーしたから♪
それはさておき、ストーリーはサイコなホラーです。
厳密な意味でのお化けではないけれど
主人公が恐怖に追い詰められてゆく様子はトラディショナルな展開。
ポップなBGMに合わせて展開も澱みなくワクワクしました。
観ようと思った要因は、やはり主役2人の女優ゆえ。
アナ・テイラー=ジョイは やっぱり良い♪
60年代ファッションも見事にこなし
歌手を夢見ながら転落する危うさを上手く演じてます。
現代パート・ヒロインのトーマシンも良かったのですが、
今まであまり気にならなかった彼女のアニメ声が
今回はかなり耳障りなイメージを受けました。
不安定になってゆく変化を演じてたからとは思いますが。
祖母と暮す頃は地味な子だったけれど
不思議な体験と都会暮らしとデザイン学園の教育(?)のせいか
夢の中のサンディを真似て金髪にしたのはまだしも
次第にパンダメイクが濃くなっていくので恐かった(笑)。
サンディは60年代当時、恋人のジャックに殺されたと感じとり
しかし大昔の事で誰もまともには取り合ってくれない。
聞いてもらった所でサンディは生き返らない。
そんな思いに苛まれるエロイーズの前に、意味ありげに現れる老人。
テレンス・スタンプが演じてるので本当に怪しく見えます(笑)。
当時の事件関係者だろう!まさか、犯人???と思うエロイーズ。
どんどん追い詰められるエロイーズが最後に知る真実が
別に複雑ではないのだけどお約束のサプラーイズ♪
そう来ると思った♪という爽快感がありました。
スタンプもですが、サム・フランクリンなどがちょろっと登場して
それだけの訳ありゃしないって感じでしたね。
もし気になる方は本編でサプラーイズ♪を楽しんでください♪
エロイーズとサンディ同時に登場するシーンは面白い映像でしたし
ミュージカル的要素も有ってとても楽しかったです。