ベイビー・ドライバー(2017) | 心を湛(しずか)にゆるがせて

心を湛(しずか)にゆるがせて

ご訪問、ありがとうございます。
風森湛(かざもり しずか)と申します。
隙間を縫っての更新な為
空いてる時間に記事を書き溜め
UPしている状態です。
リコメ等 遅れがちですが
気長にお付き合いください。

イメージ 1


2018(19)2018/2/18観  
於・小倉昭和館1(※『すばらしき映画音楽たち』と二本立て)

Baby Driver ─ 運転手のベイビー

2017年  アメリカ映画  113分
監督・脚本/エドガー・ライト
製作/ニラ・パーク×ティム・ビーヴァン×エリック・フェルナー
音楽/スティーヴン・プライス
撮影/ビル・ポープ
編集/ポール・マクリス×ジョナサン・エイモス
【キャスト】
ベイビー/アンセル・エルゴート×少年期/ハドソン・ミーク
デボラ/ リリー・ジェームズ
ドク/ケヴィン・スペイシー
バディ/ジョン・ハム
ダーリン/エイザ・ゴンザレス
バッツ/ジェイミー・フォックス
グリフ(犯罪一味)/ジョン・バーンサル
エディ(同上)/フリー
J.D.(同上)/ラニー・ジューン
ジョー(ベイビーの養父)/CJ・ジョーンズ
ベイビーの母/スカイ・フェレイラ
ベイビーの父/ランス・パルマー

天才的なドライビング・センスを買われ、犯罪組織の逃がし屋として活躍するドライバーのベイビー。そんな彼が最高のテクニックを発揮するための小道具は、完璧なプレイリストが揃っているiPodだった。子供の頃の事故で両親を亡くし、後遺症で耳鳴りが激しいが、音楽にノって外界から完璧に遮断されると耳鳴りは消えイカれたドライバーへと覚醒する。ベイビーを雇う犯罪グループのボスは「ドク」と呼ばれ、見た目は一般市民と変わらぬ男だった。ベイビーの養父ジョー(黒人の老人)は、いつも足を洗うように諭す。だが、ジョーは聴覚に障碍を持つ車椅子生活の身であり、ベイビーは彼を守る為に働かねばならなかった。ある日、ダイナーのウェイトレス・デボラと出会い恋に落ちる。また、ドクへの借金が完済できた事から、ジョーの勧めるピザ店のドライバーへ転職。ところが、彼の才能を惜しむドクにデボラの存在を嗅ぎ付けられてししまう。凶暴なバッツと、冷静だが冷酷なバディとダーリンのカップルを逃がす仕事を命じられ・・・(MW.参照)

カーチェイス系の映画にご縁が無い為、実は一旦スルーを決めた作品でしたが、音楽繋がり(?)で映画音楽のドキュメントと二本立てだったので鑑賞しました。すごく面白かったです。主人公ベイビーが聴いている音楽がそのままBGMとなり、アクション全てがリズムに合わせてあり、タイヤの軋み音、銃声までがまるでドラムの様に音楽のテンポに乗って、まるで新感覚のミュージカルでした。

主役のアンセル・エルゴートは、『きっと、星のせいじゃない。』の時の青年だったとチラシで確認するまで全く気付きませんでした。ニックネームに似合いのベビー・フェイスで、容姿にアクション系のにほひはしませんけれど、軽くパルクール・アクションもこなしています。ヒロイン役はリリー・ジェイムズ。『ダウントン・シリーズ』『戦争と平和』の様なコスチューム物で知りましたけれど、こういう現代っ子の役が断然似合う♪ミニスカ・ウェイトレス姿が半端なく可愛かったです(相変わらずのオヤジ目線!爆!)。逃走するベイビーとデボラのカップルを「ボニーとクライド」と呼ぶ台詞が登場しますけれど、あまりに可愛らしいカップルなのでそんな凄みも犯罪者臭も皆無です。

恋を手に入れ、養父を安心させる為にも犯罪グループをつぶす!と、頑張るベビー・フェイスのベイビーが全編文字通り走り回るスタイリッシュなアクションでした。ハラハラな展開を楽しむ物語なので、暗くならずに最後まで突っ走れます♪