2021(23)2/16観:WOWOW放送
『Little Women ─ 若き婦人たち』 2019年 アメリカ映画 135分
監督・脚本/グレタ・カーウィグ
原作/ルイーザ・メイ・オルコット
製作/エイミー・パスカル 他
音楽/アレクサンドル・デスプラ
撮影/ヨリック・ル・ソー
編集/ニック・ヒューイ
美術/ジャス・コンコール
衣装/ジャクリーヌ・デュラン
【キャスト】
メグ(長女)/エマ・ワトソン
ジョー(次女)/シアーシャ・ローナン
ベス(三女)/エリザ・スカンレン
エイミー(四女)/フローレンス・ピュー
ローリー(隣家の子息)/ティモシー・シャラメ
ブルック(ローリーの家庭教師)/ジェームズ・ノートン
ベア教授/ルイ・ガレル
姉妹の母/ローラ・ダーン
マーチ伯母(父の伯母)/メリル・ストリープ
ローレンス(ローリーの祖父)/クリス・クーパー
ハンナ(マーチ家の家政婦)/ジェーン・ハウディシェル
姉妹の父/ボブ・オデンカーク
ダシュウッド氏(出版社)/トレイシー・レッツ
【あらすじ】ジョーはマーチ家の個性豊かな四姉妹の次女。情熱家で自分を曲げられないため周りとぶつかりながら、小説家を目指して執筆に励む日々。控えめで美しい姉メグを慕い姉には女優の才能があると信じるが、メグが望むのは幸せな結婚。また心優しい妹ベスを我が子のように溺愛するも、彼女が立ち向かうのは病という大きな壁。そしてジョーとケンカの絶えない末妹エイミーは、彼女の信じる形で、家族の幸せを追い求めていた。共に夢を追い、輝かしい少女時代を過ごした4人。そして大人になるにつれ向き合う現実は、時に厳しく、それぞれの物語を生み出していく・・・(公式サイトより)。
────────────────────────────────────────────
『赤毛のアン』同様、少女小説の王道作『Little Women(邦題:若草物語)』♪
発表は『若草物語』の方が40年ほど早いです(アメリカ南北戦争のちょっと後)。
この原作も幼い頃に慣れ親しんだ作品です。
映画化の回数は、『アン』よりも『若草』の方が断然多いと思います。
私でも今回で3作目でした。リアルタイムで初めて観たのは1994年版。
という具合で何度も観て来た物語なので、どの辺のアレンジ?演出?
と、思って観ました。ストーリーは殆ど原作から逸れていなかったですね。
出来事が現在と過去を行ったり来たり、一見複雑な様に構成してましたが、
起こっている(その場のテーマとなっている)シーンと
それに結び付く過去の出来事を交互に差しはさんでいるだけでした。
ただ時代の現われなのか、ジョーの男っぷりが益々上がってたような(笑)。
シアーシャ・ローナンって、繊細な少女のイメージを初めに持ったけれど、
今回のジョーは、宝塚の男役みたいな子だなぁ~と。
ティモシー・シャラメと並ぶと、顔も結構長くて存在感あったし。
粗暴とも思える傍若無人さにも(演出に)拍車がかかってました。
確かに男の子っぽいヒロインという設定が人気で原作もヒットしたけれど
暴れっぷりが凄かった。極めつけはエイミーに馬乗りになって殴る(・□・;)
やり過ぎ感ありだけど、原作に強い思い入れが無いので無問題です。
本作(原作)も涙スイッチが決まっており、それはベスに関するパート。
老ローレンスにピアノのお礼を言いに行くシーンでONになりました(´;ω;`)
ほんまにええ子やなぁ~。代々ベスを演じる人に注目してしまいます。
地味な性格だけど存在感を見せる、役者の力が問われるキャラなので。
不朽の名作ゆえ、また何十年かしたら、その時の売れっ子女優たちで
リメイクされる事まちがいなしの映画でした。次まで生きてるかしら・・・(;^_^A