『花子とアン/第3週:初恋パルピテーション』(第13話~18話)
演出/柳川強
【キャスト】
<はなのルームメイト>
醍醐亜矢子/高梨臨
畠山鶴子/大西礼芳
松平幸子/義達祐未
<はなの兄妹>
吉太郎(兄)/賀来賢人
かよ(長妹)/黒木華
もも(末妹)/渡邊れいら
<郷里の同級生>
木場朝市/窪田正孝
徳丸武/矢本悠馬
【あらすじ】女学校の生活に馴染んだはなだったが、入学して5年間一度も帰省していない。脇目もふらず英語の勉強に没頭している中で、仲良し同級生達は恋バナに夢中。はなも教会の日曜学校を手伝う中でハンサムな帝大生と次第に親しくなってゆく。そして年末、ブラックバーン校長の好意ではなは初めての帰省が叶う。胸躍らせて帰った実家では、相変わらず苦しい小作農の暮らしをする兄妹と意識にずれが生じ・・・。
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第3週は故郷・甲府の家族や友との再会がメイン・・・の前に、恋バナもチラッと入ります。
「パルピテーション」とは「ときめき」という意味だとか。
しかし文脈によっては「動悸、息切れ」を指す場合も(笑)。
そして今回も「アン」の原作者モンゴメリ絡みのキャラがちょっこし登場。
はなが教会の日曜学校で出会うカナダ人の少女ミニーちゃん。
来日後 貿易商の父親が急逝した為、教会の施設に預けられてる子で
モンゴメリ原作『ストーリー・ガール』(カナダのTV映画『アボンリーへの道』)の
セーラそのものみたいなキャラクターでした(ルックスは大きく違います)。
成人したアンが去った後のアボンリーが舞台で好きな物語です♪
それはさておきはなは、お坊ちゃまでイケメンの帝大生とも日曜学校で出会い、
なんと彼ははなを「花子さん」と呼んでくれた最初の人物になりました。
いろいろあって(端折り過ぎやろ!)、校長の好意で正月休みに帰省できたはな。
入学以来5年ぶり、赤い着物と袴の女学生スタイルがあまりにも可愛すぎる
偶々 同じ列車に乗り合わせた元同級生の徳丸武ははなと気づかず一目惚れ(笑)。
同じく幼馴染の朝市もはなの家族も全員「て!」(驚愕の表現)でした。
皆、畑仕事の為にボロ着なので大きな格差!
追い打ちをかけるように天然の父が、はなばかり依怙贔屓するので
兄妹間で微妙な空気が張り詰めます。
天然の父は、他にも行商と言いながら「社会主義伝道」に加担。
「社会主義伝道」でなんずら?明治のカルト?思想絡みならセクト?
はなは、妹のかよが家計を助ける為に製糸工場の女工になると知り、
自分だけお嬢様学校で学べることに罪悪感を覚えます。
でも、かよも兄も「中途退学禁止!お嬢様達に負けず一番になれ!」と叱咤。
姉は東京の女学校へ、妹は製糸工場へと其々旅立った新年でした。
再会したイケメン帝大生から告られるはなでしたが、
自分が小作の娘であり給費生だと打ち明け分不相応と断るのでした。
でも、給費生って学力優秀で学費返金免除だからホントは威張れるじゃんねー!
こうしてはなの初恋(なのかな?)は呆気なく終わりました。
さあ!いよいよ次回から白蓮様エントリーです♪