映画/若草物語(1994)×(1949) | 心を湛(しずか)にゆるがせて

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2021(24)2/19観:WOWOW放送(初観:1995/7/1以降観)

『Little Women ─ 若き婦人たち』  1994年  アメリカ映画  115分

監督/ジリアン・アームストロング

脚本/ロビン・スウィコード

原作/ルイーザ・メイ・オルコット

製作/デニーズ・デイ・ノヴィ

音楽/トーマス・ニューマン

撮影/ジェフリー・シンプソン

編集/ニコラス・ボーマン

衣装デザイン/コリーン・アトウッド

【キャスト】

メグ(長女)/トリニ・アルバラード

ジョー(次女)/ウィノナ・ライダー

ベス(三女)/クレア・デンズ

エイミー(四女)/キルスティン・ダンスト×サマンサ・マシス

ローリー(隣家の子息)/クリスチャン・ベール

ブルック(ローリーの家庭教師)/エリック・ストルツ

ベア教授/ガブリエル・バーン

姉妹の母/スーザン・サランドン

マーチ伯母(父の伯母)/メアリー・ウィックス

ローレンス(ローリーの祖父)/ジョン・ネヴィル

ハンナ(マーチ家の家政婦)/フローレンス・パターソン

【あらすじ】アメリカ南北戦争時代のマサチューセッツ州。父が黒人解放の為に北軍の従軍牧師として出征したマーチ家。父の無事と帰還を祈り、優しく堅実な母親に見守られ、時に導かれ、マーチ家の四人姉妹メグ、ジョー、ベス、エイミーは裕福ではなくとも明るく仲睦まじく暮らしている。家庭に起こる楽しい出来事や悩み、事件、そして大きな試練が姉妹達を少女から「リトル・ウィミン」へと成長させる・・・。

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『ストーリー・オブ・マイ・ライフ』と新旧比較にしたかったのですが、

一度に2本観る時間がとれなかったので、もっと旧作と抱き合わせました。

 

私にとっての一番思い出深い映画『若草物語』は本作です。

何と言ってもウィノナ・ライダーが魅力的でした。この頃が一番輝いてた(遠い涙目)。

そして、クリ坊ことクリスチャン・ベールがローリーなので一番思い入れ有ります。

ベア教授もガブリエル・バーンがピッタリでした。大人!って雰囲気で。

キルスティン・ダンストが、まだ本当に小さくて可愛らしい。

エイミーだけ少女期とお年頃期、二人一役。

成人後のサマンサ・マシスは今も活躍してる俳優ですが、

風森が観るジャンルと違う作品が多く、その後ご縁がありません(;^_^A

クレア・デンズのルックス(演技もあるでしょう)もベスそのものでした。

 

改めて観直した本作では、ママがフェミニスト色強い人だと感じました。

さすがに原作の母はこんなに強い口調で話してなかったイメージ?

遠い昔に翻訳本を読んだだけなので、あくまでイメージ。

それでも27年近くも前の映画なので、女子は殴り合ったりしない(笑)。

せいぜい男の子っぽい口を聞くくらいですね。

姉妹間で、やたら父のパイプ(勿論煙草は入ってない)を咥えては

「Gentlemen!(諸君)」なんて呼び掛けたりしてました。

 

原作の流れにほぼ忠実に製作されるのも観易い一因と思います。

姉妹物の常として、長女と次女の違いの描写も感じました。

こうして久々に再観しますと、役者達が若いな~としみじみ。

今も其々に活躍の場を広げて頑張ってるのが嬉しいですね。

 

そして(自分だけが)忘れない、地味だけどエリック・ストルツ♪

この頃、ちょっとだけ好きでした。今でもカッコイイ~ラブラブ

(但し、本作のブルック先生は3枚目キャラ)

 

♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪

 

『Little Women ─ 若き婦人たち』  1994年  アメリカ映画  121分

監督・製作/マーヴィン・ルロイ

脚本/ヴィクター・ヒアマン×サラ・メイソン×アンドリュー・ソルト

原作/ルイーザ・メイ・オルコット

音楽/アドルフ・ドイチュ

撮影/ロバート・プランク×チャールズ・エドガー・シェーンバウム

編集/ラルフ・ウィンターズ

【キャスト】

メグ(長女)/ジャネット・リー

ジョー(次女)/ジューン・アリスン

エイミー(三女)/エリザベス・テイラー

ベス(四女)/マーガレット・オブライエン

ローリー(隣家の子息)/ピーター・ローフォード

ブルック(ローリーの家庭教師)/リチャード・ワイラー

ベア教授/ロッサノ・ブラッツィ

姉妹の母/メアリー・アスター

姉妹の父/レオン・エイムズ

マーチ伯母(父の伯母)/ルシル・ワトソン

ローレンス(ローリーの祖父)/C・オーブリー・スミス

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1994年版を観た後に、昔の『若草物語』が観たくてDVD鑑賞しました。

キャサリン・ヘプバーンが好きなので本当は1933年版を観たかったのですが

それは未だに観られてません( ノД`)シクシク…

 

1949年版も素晴らしい作品です。ちょっと記憶オボロゲですけれど(;^_^A

印象に強く残ってるのは、とにかく元気なジューン・アリスンのジョー。

何度も「クリストファー・コロンブス!」って叫ぶのを憶えています。

字幕は「おったまげた!」と書かれてました。

現在の「Jesus Christ!」とか「Oh my God!」の様なニュアンスなのかな?

 

そんなジョーも魅力的だったけれど、やっぱり私はベスに注目。

殊に本作のマーガレット・オブライエンは素晴らしかったです。

自身の寿命を覚悟して静かに語る長台詞のワンカットは印象的です。

だけど、ベスって三女だったのにどうしてエイミーの方が老けてるのか?

という点が気になって気になって(笑)。本作だけベスを末っ子にアレンジしたらしい。

年齢的に幼かったけど、それだけベス役にオブライエンが求められたのでしょう。

エリザベス・テイラーは勿論知ってる大スタアですが、

少女(?)期の活躍は伝説でしか知らず、綺麗だけどメイク濃いわ~(こらこら!)

という印象です。勝ち気なエイミーのキャラクターには似合ってました。

 

キャサリン・ヘプバーン版もチャレンジしなければ!時は有限!(^^♪