ここ数日でまだグッと寒くなった印象です。
ぼちぼちコートを羽織ったり、マフラーまで登場させている人もチラホラ見かけます。
私もさすがに「寒い」と感じ今年も満を持して登場…
「ヒートテック」
ついにこの時が来ました。
ということは、もう入試本番も間近だということ。
さて、受験生諸君。
身を粉にして励んでいるでしょうか。
受験というのは、個人的にも社会的にも、
いろいろと言いたいことはたくさんあるけど。
単純に諸手を挙げて賛成できるものではないけど。
でも、人生の中で学ぶということや、
そもそも自分の進路・人生に向き合わざるを得ない、
数少ない機会です。
その意味では、大変有意義な時間となります。
いえ、有意義な時間にすべきなのです。
そうでなければ、
単にテストの5点、10点にこだわったり、
ライバルよりも偏差値が上だとか下だとか、
そんなことに一喜一憂するだけの時間となってしまいます。
こうなってしまっては大変空しい。
そうは思わないという人もいるでしょう。
受験というものを肯定的に見れる人もいます。
いや、僕もそれを否定するつもりは全然ありません。
そうではなく、単に受け身でいることを批判しているのです。
たとえ、ある年齢になり、急に進路選択をせまられるという、
ある種の理不尽さがあったとしても、
それでも選ばざるを得ない。
どこに行っていいか、何していいか分からないのであれば、
それに今気づけたのだと、むしろ喜んでください。
それにすら気付かず、何となく受験をやり過ごし、
何となく高校や大学に進学してしまったという人もたくさんいます。
そういう人に比べれば、何をしていいか、どこに行っていいか、
自分がナニモノか、分からないということが分かっただけましです。
そうでなければ必ずその先の人生のどこかで正面から向き合わざるを得ない時がやってきます。
だって、自分の人生ですから。
それは、あまりオトナになり過ぎてから迎えるより、
今この時ティーンの時にぶち当たった方が良い。
何かに挑戦したり、失敗・挫折をしたり、
それでもまた立ち上がってやり直したり。
人生はそうやって進めていくものです。
それにはやっぱり若さという武器があるといい。
変に大人になり過ぎると、変に小賢しく、
変に要領よく、変に帳尻合わせして有耶無耶にしてしまったりします。
あるいは、自分の頭をきちんと使わずに大人になって、
その時に大きな大きな壁にぶつかって倒れると、
そこから起き上がるのがとてもとても辛くなります。
だから君は今気づいたその思いを、
やり切れないかもしれないその思いを、
そのままにしてしまったら、ダメだ。
そうしてしまったら、君はその他の人と同じことになる。
だから、そんな君は、次のステージで、
次こそは自分が進むべき、打ち込むべき何かに出会えるよう、
今はそのために一生懸命、目の前のことを取り組もう。
一見必要なさそうな、でも大切だと言われること。
勉強を一生懸命にやっていると、
その分だけ多くの「やりたいこと」「楽しいこと」に出会えます。
でも、それも単にテストで良い点を取ること「だけ」、
成績評価を良くするため「だけ」を目的にした学習では、
難しいかもしれません。
そんなことをいうと、君はこう思うかもしれない。
「そんなの大人の勝手な言い分だ」
「そんなこと大人は教えてくれないじゃないか」
確かにそうかもしれない。
勉強というと、国語や数学、英語などなどの教科の学習を指すことが多い。
その教科のテストや成績をより良くしようとすることが勉強であると思ってしまっている人が実に多い。
それは大人でもそうだから、
君がそうだとしても不思議ではない。
でも、ここで大切なのは、やっぱりそんなことではない。
勉強というもしかしたら好きではないかもしれないものを、
どうやって進めていくのか。
勉強という大切だとはわかっているもので、
でもなかなか進んで取り組めないものとどう付き合っていくのか。
大切なことはいくつもあって、それらを取り組む順番は?
得意な教科と苦手な教科の勉強のバランスは?
そんな勉強のやり方とか、計画の立て方とか、
気持ちの整理の仕方、モチベーションの保ち方、などなど。
単に勉強を教科の勉強としてだけ、
テストで点を取るためだけにやってはもったいない。
きちんと結果を出すために、本物の学力を身に付けるためにする勉強は、その結果を得る過程で実に多くのことを学び、身に付けることができるのです。
それはテストで100点取ることより、何倍も何十倍も価値あることです。
そのようにこそ学ぶべきだと僕は思う。
あと3ヶ月もすれば、ほぼすべての入試は終わっています。
あと3ヶ月。
ここをきちんと頑張らなければ、
きっと君は次のステージでも、
いつか同じように苦しむことになるだろう。
でも、今、ここをきちんと頑張れば、
きっと君は次のステージで、
大いに輝けるだろう。
だって自分のために、自分で努力を積み重ねられたんだ。
レベルアップしていないわけがない。
3か月後。
レベルアップした君に会えることを楽しみにしています。






