マジカル・ミステリー・ミュージック・ツアー -11ページ目

マジカル・ミステリー・ミュージック・ツアー

1960年代から1980年代の洋楽・邦楽の雑記帳です。

リリース・ラッシュが続く、ポール・マッカートニーの2015年4月28日、日本武道館「Legendary Night!」(ポール)公演。

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2013年のポール来日公演でも驚愕の音源を提供してくれたエンプレス・バレイ×ザヴェル・ジャパン制作総指揮による、6枚組武道館ボックスセット「 EVSD presents “LIVE AT BUDOKAN”」(9,800円)を購入しました。(限定盤ではなく通常盤仕様です。)

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今回も丁寧な作りのボックスに収納されています。

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ボックスの中身は、こんな感じです。

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【武道館ボックスの内容】
計6枚のプレスCD。
(1)武道館サウンドチェック完全盤(2CD)ステレオIEMソース
(2)武道館ライブ完全版(2CD)ステレオIEMソース+オリジナルMK4マスター=マトリクス音源
(3)武道館ライブ完全版(2CD)極上オリジナルAUDソース(無指向性マイク)
また、チケットのレプリカとプロモーション用のポストカードが収納されています。

ボックスの裏面も丁寧な作りです。

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●サウンドチェック
ポール・ウィッケンズの使用するステレオIEMソースをマスターとして収録。既発音源がモノラル音源であるのに対し、本作は極上音質のリアル・ステレオ音源となっています。
ディスク1には、サウンドチェック開始を告げるカウント音から、ポール到着直前のバンドジャムまでを収録。
ヨーロッパ・ツアーで公式にセットリスト入りとなった「Temporary Secretary」もプレイされています。
また、「キース・ジャレットの武道館ライブだ!」とおどけるポール・ウィッケンズの声も収録されています。

ディスク2では、ポールを交えてのサウンドチェックで、武道館では演奏されなかった「Penny Lane」が繰り返しリハーサルされるなど、貴重な演奏が収録されているとともに、サウンドチェック終演後の最終ピアノチェック「1985年」までが完全収録されています。

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帯なしの状態。

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◆Soundcheck at Nippon Budokan, 
Tokyo, Japan 28th April 2015
 [Stereo IEM Source Recording]
(Disc 1) 
01. Wind Synthesizer & Keyboards Soundcheck
02. Keyboards Soundcheck
(Hope for the Future) 
03. Keyboards & Wind Synthesizer Soundcheck 
(Listen to What the Man Said) 
04. Keyboards & Wind Synthesizer Soundcheck 
(Lady Madonna / Listen to What the Man Said) 
05. Drums & Synthesizer Soundcheck 
06. Drums & Synthesizer Soundcheck 
(Penny Lane / Let Me Roll It) 
07. Drums & Synthesizer Soundcheck 
(Lady Madonna / Queenie Eye) 
08. Drums & Synthesizer Soundcheck 
(Hope for the Future) 
09. Band Soundcheck 
(Got to Get You into My Life / Temporary Secretary / Jam) 
10. Drums Soundcheck 
11. Band Soundcheck 
(Hope for the Future) 
12. Piano Jam 
("Keith Jarrett and the New Beatles") 
13. Band Soundcheck 
(Band On The Run / Instrumental Jam)
14. Band Soundcheck 
(The Long and Winding Road / I Don't Live Today / Third Stone From The Sun) 
15. Band Soundcheck 
(When The Levee Breaks) 
16. Piano Soundcheck

 (Disc 2) 
01. Intro 
02. Matchbox 
03. Honey Don't 
04. Flaming Pie 
05. Penny Lane #1 
06. Got To Get You Into My Life 
07. Another Girl #1 
08. Another Girl #2 
09. Penny Lane #2 
10. Penny Lane #3 
11. Martha My Dear Intro / C Moon 
12. Celebration 
13. It's So Easy 
14. San Francisco Bay Blues 
15. Midnight Special 
16. Dance Tonight 
17. Bluebird 
18. Massage Song / Lady Madonna 
19. Outro / Piano Soundcheck 
(Nineteen Hundred and Eighty-Five)

●ライブ本編
(2)武道館ライブ完全版(2CD)ステレオIEMソース+オリジナルMK4マスター=マトリクス音源
 [Stereo IEM Source + EX-Audience Source (Original MK4 Master) = Matrix Recording]
ステレオ・サウンドボード音源と一瞬思ってしまうほどのクオリティで、楽器とポールのボーカルのバランスも良く、納得の1枚となっています。
(3)武道館ライブ完全版(2CD)極上オリジナルAUDソース
 [EX-Audience Source (Original Omnidirectional Master) Recording]
こちらは高音質オーディエンス録音といったサウンドで、会場の雰囲気やライヴ会場の統一感が味わえる音質となっています。

ともに開場後の会場内に流れているBGMとオープニングフィルム全編のBGMから収録されています。

どちらの音源がベストというわけではなく、聞く方の好みにより印象が変わると思います。

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(Disc 1) & (Disc 3)
01. Before the Opening 
02. Opening SE (Besame Mucho - Money (That's What I Want) - I Wanna Be Your Man - Twist and Shout - And I Love Her - Octopus's Garden - Let 'Em In - Uncle Albert/Admiral Halsey - No More Lonely Nights - With A Little Luck - Goodnight Tonight - Silly Love Songs - Temporary Secretary - The End 
03. Can't Buy Me Love 
04. Save Us 
05. All My Loving 
06. One After 909 
07. Let Me Roll It / Foxy Lady 
08. Paperback Writer 
09. My Valentine 
10. Nineteen Hundred and Eighty-Five 
11. Maybe I'm Amazed 
12. I've Just Seen a Face

 (Disc 2) & (Disc 4)
01. Another Day 
02. Dance Tonight 
03. We Can Work It Out 
04. And I Love Her 
05. Blackbird 
06. New / New (Reprise) 
07. Lady Madonna 
08. Another Girl 
09. Got to Get You into My Life 
10. Being for the Benefit of Mr. Kite! 
11. Ob-La-Di, Ob-La-Da 
12. Back in the U.S.S.R. 
13. Let It Be 
14. Live and Let Die 
15. Hey Jude Encore: 
16. Yesterday 
17. Birthday 
18. Golden Slumbers / Carry That Weight / The End 
19. Closing

武道館音源のリリース・ラッシュもこれで一段落だと思いますが、この後は7月11日に放送されるスカパーの『アウト・ゼアー ジャパン・ツアー2015』日本武道館公演もあり、まだまだ冷めやらない雰囲気です♪

5月23日からスタートしたポール・マッカートニーの"Out There Tour"のヨーロッパ・ツアー。

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今月6月18日に73歳になるポール。
日本~韓国ツアーから1か月も経たないうちに始まったツアーで、ポールの体調も心配になりますが、周囲の心配もなんのその。
元気にツアーを開始しています。

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5月23日のヨーロッパ・ツアー初日となったLONDON O2 アリーナ公演。
注目のセット・リストには、なんと1980年にリリースした「マッカートニーII」に収録されている「テンポラリー・セクレタリー / Temporary Secretaryがセット・リスト入りしています。

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Paul McCartney - Temporary Secretary

「テンポラリー・セクレタリー」といえば、ポールのライヴではおなじみで、ポールのコンサート開演直前の最後に流れるBGMで、会場内が手拍子で大いに盛り上がる楽曲として定着していますが、この曲がセット・リスト入りするとは思いませんでした(^^♪。


【2015.05.23 Live at O2 Arena, London, UK】
Eight Days A Week
Save Us
Can't Buy Me Love
Listen To What The Man Said
Temporary Secretary
Let Me Roll It
Paperback Writer
My Valentine
Nineteen Hundred And Eight Five
The Long And Winding Road
Maybe I'm Amazed
I've Just Seen A Face
We Can Work It Out
Another Day
Hope For The Future
And I Love Her
Blackbird
Here Today
New
Queenie Eye
Lady Madonna
All Together Now
Lovely Rita
Eleanor Rigby
Being For The Benefit Of Mr Kite
Something
Ob-La-Di Ob-La-Da
Band On The Run
Back In The USSR
Let It Be
Live And Let Die
Hey Jude

(encore)
Another Girl
Hi Hi Hi
I Saw Her Standing There (with Dave Grohl)
Yesterday
Helter Skelter
Golden Slumbers/Carry That Weight/The End


【'TEMPORARY SECRETARY' @ 02 LONDON 2015】

日本ツアーの最終日となった5月28日の日本武道館公演のサウンドチェックでは、ポール抜きでバンドが「テンポラリー・セクレタリー」のリハーサルをやっていました。
ライヴ前の盛り上がりがポールの心を動かし、セット・リスト入りしたのでしょうか。。

日本武道館公演で初登場となった「アナザー・ガール」も、アンコール1曲目としてセット・リスト入りしています。

また、I Saw Her Standing Thereではフー・ファイターズのデイブ・グロールが飛入り参加というサプライズもありました。

'I SAW HER STANDING THERE' 
PAUL MCCARTNEY & DAVE GROHL

これだけ長年ツアーを続けていても、未だにサプライズのあるポールのライヴ。。。
やはり目が離せません♪

60年代~80年代のロックを中心に紹介しているアメリカのクラシック・ロック専門Webサイト「Ultimate Classic Rock」。

先日、ポール・マッカートニーがビートルズ解散後にリリースしたウィングス名義を含むアルバム・ランキングを発表しました。
但しクラシックアルバムやカヴァー・アルバムは除いているそうです。

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気になるランキングはというと。。。

1: 'Band on the Run' (1973)
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2: 'Ram' (1971)
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3: 'Chaos and Creation in the Backyard' (2005)
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4: 'Flaming Pie' (1997)
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5: 'McCartney' (1970)
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と、ベスト5を見ても、個人的にはびっくりでした。
1位、2位は納得。
3位の「裏庭の混沌と創造/Chaos and Creation in the Backyard」、4位の「Flaming Pie」は、アメリカでも大ヒットとなり90年代、2000年代のアルバムとしても高評価なのはわかりますが、70年代のアルバムと比較すると?というランキングのような気がします。

6位以下はというと。。

6: 'Back to the Egg' (1979)
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7: 'Flowers in the Dirt' (1989)
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8: 'Venus and Mars' (1975)
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9: 'Red Rose Speedway' (1973)
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10: 'Tug of War' (1982)
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10位までを見ると、「Back To The Egg」の高評価にもびっくり。
日本でリアルタイムに聞いていたファンからすると、ウィングス来日公演中止の悪夢が蘇るアルバムで、あまりいい印象がありません(笑)。
「Flowers in the Dirt」もポール復活を印象付けたアルバムでしたが全米では最高位21位で、「Venus and Mars」や「Red Rose Speedway」よりも上に来るとは思いませんでした(^-^;

11位以下を一気にご紹介します。

11: 'At the Speed of Sound' (1976)
12: 'Off the Ground' (1993)
13: 'New' (2013)
14: 'Memory Almost Full' (2007)
15: 'London Town' (1978)
16: 'Press to Play' (1986)
17: 'Pipes of Peace' (1983)
18: 'McCartney II' (1980)
19: 'Wild Life' (1971)
20: 'Driving Rain' (2001)

最新アルバムの「NEW」が13位と健闘しています。

アメリカのチャートなので、何とも言えませんが、ポールを聞き始めた年代によっても、かなり変わるのではないでしょうか。。

ちなみに個人的なベスト5は。。

1: 'Band on the Run' (1973)
2: 'Ram' (1971)
3: 'McCartney' (1970)
4: 'Venus and Mars' (1975)
5: 'McCartney II' (1980)

こんな感じでしょうか(^-^;
「McCartney II」は、アーカイヴ・シリーズとしてリリースされたスーパー・デラックス・エディションを聞いて以来、全く自分の中での評価が変わり、「McCartney」とともにまさに天才ポールにしか作れないアルバム。。と思っています♪

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アーカイヴ・シリーズがリリースされる前は、こんなブートもありました。

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微妙に表情が違います(^-^;

皆さんの好きなポール・マッカートニーのアルバムは何位にランクインしていたでしょうか??


クラシック・ロック・サイトの本ランキング紹介ページはこちらです。
1969年10月にリリースされたキング・クリムゾンのデビューアルバムクリムゾン・キングの宮殿/In The Court Of The Crimson King」

1969年2月からキング・クリムゾンとしてライヴをスタートしたグループは、アルバム・リリース前より大規模ロック・コンサート等に出演。
特に1969年7月5日にロンドンのハイドパークで行われたローリング・ストーンズのブライアン・ジョーンズの追悼コンサートでは、デビュー前にも関わず大きな衝撃と反響を呼び、ロバート・フリップ、イアン・マクドナルド、マイケル・ジャイルズ、グレッグ・レイク、ピート・シンフィールドというツワモノが織りなす衝撃的な音楽は、新しい時代のロックとして70年代前半のプログレッシヴ・ロックのブームの一端を担ってゆくこととなりました。

【1969年のキング・クリムゾン】
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アルバムのヒットとともに1970年10月29日のウォーミング・アップ・ライヴからスタートした21回に亘る初のアメリカ・ツアーも熱狂的に迎え入れた一方で、メンバーの思いが様々に交差、グレッグ・レイクはライヴの熱狂的な反響から「更なる攻撃的な音楽を」との思いをもち、アメリカ・ツアーで一緒だったザ・ナイスのキース・エマーソンと意気投合し、キング・クリムゾンの脱退を決意、イアン・マクドナルドとマイケル・ジャイルズは、刺激的なツアーで精神的な理由からバンドの脱退を決意しています。

こうして、アメリカ・ツアー後に分裂したキング・クリムゾンでしたが、「クリムゾン・キングの宮殿」に続くレコーディングを迫られ、まずはボーカリスト探しを開始、クリムゾンのレコード・レーベルであったEGはすでにデビューしていたエルトン・ジョンをクリムゾンのボーカリストとして迎える契約をしてしまいます。

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しかしながら、これを断固として拒否したロバート・フリップにより、この計画は頓挫、エルトン・ジョンは一度もクリムゾンで歌うことなく、250ポンドを手にしています。

結果として新たなシンガーは見つからず、グレッグ・レイクを説得、セカンド・アルバム「ポセイドンのめざめ」でメインボーカルをとることになりました。(グレッグ・レイクはベースは弾かずボーカルのみで参加。*アルバムでは1曲のみゴードン・ハスケルがボーカル)

そしてロバート・フリップは、グレッグ・レイクとマイケル・ジャイルズとイアン・マクドナルドという重要なリズム・セクションの後釜は探さず、キング・クリムゾンの前身であるジャイルズ、ジャイルズ&フリップ時代から一緒に活躍していたジャイルズ兄弟(マイケル・ジャイルズ(Ds)、ピーター・ジャイルズ(B))に連絡。ふたりにレコーディングに参加するよう依頼をしています。

ジャイルズ、ジャイルズ&フリップ時代
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こうして何とかレコーディングを迎えることで出来たクリムゾンは、最初に、全米ツアー中にイアン・マクドナルドとピート・シンフィールドが大部分を書き上げ、フリップがコーラス部分とコード変更を加え、シングルとなった「キャット・フード / Cat Food」をレコーディング。
メンバーの他、前年知り合ったピアニスト、キース・ティペットをゲストに迎えています。

更にシングルのB面にはロバート・フリップが書き上げた「グルーン / Groon」というインストゥルメンタルが用意され、ロバート・フリップ、マイケル・ジャイルズ、ピーター・ジャイルズという"ジャイルズ、ジャイルズ&フリップ"のメンバーのみでレコーディングされた唯一のキング・クリムゾン公式ナンバーとなりました。

こうして1970年3月13日、シングル「キャット・フード/グルーン」がリリースされています。

【シングル「キャット・フード/グルーン」】
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【King Crimson - Cat Food 】

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【King Crimson - Groon】


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シングル・リリース直後の1970年3月15日には、キース・ティペットを含む、このレコーディング・メンバーでイギリスの人気音楽番組「Top Of The Pops」に出演しています。

Top Of The Pops出演メンバー
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【King Crimson - Top Of The Pops - Cat Food】

シングル「キャット・フード」は「Top Of The Pops」出演にも関わらず残念ながらヒットすることはありませんでした。

レコーディングに参加したピーター・ジャイルズは、キース・ティペットのアバンギャルドなピアノが商業的に成功する要素をなくしていると感じ、「ピアノがなかったらなんとかなっていたかもしれない。」と語っています。

こののちキング・クリムゾンに参加し、ビル・ブラッフォードとともにキング・クリムゾンの黄金期を支えたジョン・ウェットンは、「キャット・フード」と「ケイデンスとカスケイド」がお気に入りで、1973年のキング・クリムゾンのツアーでは、重量級の「キャット・フード」を聞かせてくれています。

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【King Crimson - Cat Food (1973) 】

また、2002年にイアン・マクドナルドが中心となり結成され、マイケル・ジャイルズ、ピーター・ジャイルズが参加したバンド"21stセンチュリー・スキッツォイド・バンド / 21st Century Schizoid Band"で、初めてイアン・マクドナルドが参加した形で「キャット・フード」はリメイクされ、ライヴでも演奏されています。

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【21st Century Schizoid Band - Cat Food】

なお、現在、期間限定で、キング・クリムゾンのオフィシャルWebサイト「DGM Live 」(http://www.dgmlive.com/)ではフリーDL音源(http://www.dgmlive.com/archive.htm?artist=3&show=1954)として、1970年2月にジャイルズ、ジャイルズ&フリップの3人でレコーディングされた「キャット・フード」のテイク4がアップされていますので、興味がある方はお早めにDLください♪

混乱の時期にレコーディングされた「キャット・フード」。
イアン・マクドナルドがオリジナル・レコーディングに参加していれば、また違ったアレンジになっていたかも知れません。。

先日、地元のTUTAYAでCDを見ていると、999円で販売されている「バリュー・ベスト・シリーズ」の"サディスティック・ミカ・バンド"のベストの新品が80%オフで売られていました。

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01.墨絵の国へ
02.タイムマシンにおねがい
03.塀までひとっとび
04.サイクリング・ブギ
05.マダマダ産婆
06.お花見ブギ
07.空の果てに腰かけて
08.颱風歌
09.四季頌歌
10.黒船(嘉永6年6月2日)
11.黒船(嘉永6年6月3日)
12.黒船(嘉永6年6月4日)

全12曲中、8曲が名盤「黒船」からの選曲という乱暴なベスト(笑)で、収録曲はすべて持っていたのですが、"これは買わなきゃいけないだろう(笑)"という思いで購入してしまいました(^-^;

サディスティック・ミカ・バンドは、「帰ってきたヨッパライ」等のヒットで知られ、リアルタイムで"日本のビートルズ"とも呼ばれていたザ・フォーク・クルセダーズの中心人物であった加藤和彦が、デヴィッド・ボウイやマーク・ボラン率いるT.レックス等に代表させるグラム・ロックに影響され1971年に結成され、「世界に通用するロックを」をテーマに、当時、加藤和彦夫人であったミカ、ドラマーのつのだひろというメンバーで、1972年6月「サイクリング・ブギ」でデビュー。

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メンバークレジットはないものの、ギターは高中正義が弾いています。

このデビュー・シングルは加藤和彦のユニット的な色合いが強く、リリース後には、つのだひろの脱退を経て、高中正義(G)、小原礼(B)、高橋幸宏(Ds)が加入。

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翌1973年5月5日に待望の1stアルバム「サディスティック・ミカ・バンド」をリリース。(初期プレスのLPはボーナスEP「レコーディング・データc/wサイクリング・ブギ」がついていました。)

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カラフルなジャケットに彩られたアルバムは、内容も実にカラフルでグラム・ロックに影響されながらも、シンプルでわかりやすい日本のオリジナル・ロックとして、セールスは今一つだったものの評論家の間では、高い評価を得ることとなりました。

そしてこのファースト・アルバムが、ミカ・バンドを世界に旅立たせるきっかけとなりました。

1973年、音楽評論家の今野雄二は、加藤藤和彦、ミカとともにロンドンでロキシー・ミュージックのコンサートを観た際に、ビートルズやピンク・フロイド、ロキシー・ミュージックなどを手掛けた音楽プロデューサー、クリス・トーマスをふたりに紹介。
その後、今野雄二はクリス・トーマスと会った際に、ミカバンドのファースト・アルバムをクリス・トーマスにプレゼントします。

これを聞いたクリス・トーマスは、アルバムを気に入るとともに、バンドの将来性を期待し、バンド・プロデュースの意向を伝えるとともに、ミカバンド側もクリスのスケジュールが空くまで待つということで、半年後の1974年2月からレコーディングを開始。

当初、4月にはマスター完成の予定でレコーディングが進められていたものの5月までレコーディングは続き、450時間を費やしセカンド・アルバム「黒船」が完成しています。(リリースは1974年11月5日)

1974年12月号のニュー・ミュージック・マガジンに掲載されたリリース前の広告。

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【アルバム「黒船」のジャケット】
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「黒船/サディスティック・ミカ・バンド」
A面
1.墨絵の国へ
2.何かが海をやってくる
3.タイムマシンにおねがい
4.黒船(嘉永六年六月二日)
5.黒船(嘉永六年六月三日)
6.黒船(嘉永六年六月四日)
B面

7.よろしく どうぞ
8.どんたく
9.四季頌歌
10.塀までひとっとび
11.颱風歌
12.さようなら

黒船来航前後をテーマに作られたコンセプト・アルバムであり、ファーストと異なり、加藤和彦の書く曲もグラムに拘らず、洗練されたサウンドとなっています。
このアルバムからキーボードに今井裕が参加。

クリス・トーマスもべた褒めの小原礼&高橋幸宏による鉄壁のリズム・セクションも大活躍のアルバムで、ミカの唯一無二のボーカルも圧倒的な存在感を示しています。

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このレコーディングの様子は、1974年6月号のニュー・ミュージック・マガジンに特集されています。

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このレポートには実に興味深い事が書いており、評論家の間やロック・マニアの間では、クリス・トーマスがミカ・バンドのプロデュースをすることが大きな話題となっていたものの、一般的には日本でクリス・トーマスはメジャーでなく、ミカ・バンドですら、まだまだ一部の人気だったということで、「一般の反応が低かった」と記されています。

まだまだ日本のロックが発展期であり、今のようにプロデューサーの仕事に注目される時代ではなかったようです。

この「黒船」からは、近年もCMやTVで使用されている「タイムマシンにお願い」と「塀までひとっとび」が「SUKI SUKI SUKI (塀までひとっとび)」と言うタイトルでシングル・カットされています。

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【サディスティック・ミカ・バンド / 塀までひとっとび 1974】
スタジオ・ヴァージョン

この翌年、1975年6月頃、小原礼が脱退し、加藤和彦・ミカ・高橋幸宏・今井裕・高中正義・ジャック松村(B)という布陣でTV出演した際の貴重な「SUKI SUKI SUKI (塀までひとっとび)」もご紹介します。

「SUKI SUKI SUKI (塀までひとっとび)」
作詞:林立夫 作曲:小原礼

この曲の作曲者でありボーカルも務めていた小原礼が脱退したこともあり、加藤和彦、ミカ、高中正義がフロントという珍しい構成で高中もボーカルを一緒にとっているという貴重な映像です。

実にファンキーなロックで、グルーヴ感も素晴らしく、とても40年前のグループとは思えない演奏です。

この後、ベースに後藤次利を迎えたバンドは、ロキシー・ミュージックの全英ツアーのオープニング・アクトとしてイギリスで1975年10月2日~24日までの全英16公演を実施。
大きな反響を得ることとなります。

この公演の17、18日のロンドン公演をピックアップしたライヴ・アルバム「Live In London」は1976年11月にリリースされていますが、白熱するバンドの演奏と観客の熱狂がよくわかるライブ盤となっています。

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クリス・トーマスを再度プロデューサーとして迎え、1975年11月にはサード・アルバム「HOT! MENU」をリリースしましたが、ミカとクリス・トーマスの関係が深まり、加藤和彦とミカが離婚。
世界が視野にありながら、加藤和彦はあっさりと1975年11月にバンドを解散。
幻のバンドとなってしまいました。。。

その後、1989年には桐嶋かれんをボーカルに迎え"Sadistic Mica Band"(70年代の表記はMika Band)としてアルバム・リリースとライヴを実施。ライヴ・アルバムとビデオもリリースされています。

また、2006年~2007年にかけては、木村カエラをボーカルに迎え再々結成され(この時の英語表記もSadistic Mica Band)、CM、アルバム・リリース、ライヴ、映画と多くのマテリアルを残し、活動を終了しています。。。

この時のライヴもライヴ・アルバム「Live In Tokyo」としてリリースされましたが、初回盤にはひっそりとボーナス・ディスクとして1975年9月21日の渡英直前のライヴが Live In Japan at Kyoritsu Kodo Official Historical Bootleg」として付けられていました。

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いまのようにネットもない70年代前半の日本ロック初期において、海外ツアーまで行っていたサディスティック・ミカ・バンド。

更なる再評価により発掘音源等をリリースしてもらいたいものです。