競馬の歴は30年を超えましたが
「9月」「中山競馬」「開幕週」「日曜日の重賞」
といえば京成杯オータムハンデ(始めた頃は京王杯でしたが)と
相場は決まっていたのですが……。
今年から土曜になり、日曜は秋華賞トライアルの紫苑ステークスに。
こちらの方がGⅡでグレードが高いので日曜になったと思われますが……。
長く競馬をやってきた身とすると、違和感があります。。。

今週の障害戦は土日とも中山で朝1レースに組まれています。
どちらも未勝利戦ですが、土曜日は初障害馬の出走はありません。


・9月7日(日)中山1レース ダ2880m 発走10:10
(美浦)
エレガントウインク
→115秒3 6/19・伴【ダ/-】
フームスムート
→111秒9 8/14・上野【ダ/中】
ヴォンヌヴォー
→116秒3 8/14・伴【ダ/-】
(栗東)
エクロジャイト
→98秒1 8/14・小牧加【ダ/中】

2023年に南関の船橋でデビューしたエレガントウインク。
地方競馬で8戦2勝し、2024年11月にJRAに転入してきました。
中央では2勝クラスで2戦しましたが、どちらも2ケタ着順でした。
父のレッドファルクスは2016からスプリンターズステークスを2連覇。
産駒で障害を走ったのはピンポイントドローの1頭のみですが
この馬は障害4戦目で未勝利を勝ち上がりました。
産駒としては2頭目の入障となります。

フームスムートは上野翔騎手で障害試験に合格しましたが
レース当日は金子光希騎手が騎乗予定となっています。
平地で61戦とタフに走り続けた、8歳牡馬。
父トゥザグローリーの産駒は中山での障害コースで
まだ勝利がありません。
2024年1月のメルテミアの2着が、中山コースでの最高着順です。

5歳牝馬のヴォンヌヴォーは初障害戦となる今回は天間昭一厩舎からの
出走となります。美浦の菊川正達厩舎からの転厩初戦です。
今回のヴォンヌヴォーの障害試験は伴啓太騎手で合格しており
レースでも騎乗予定です。
ちなみに土曜日の未勝利戦にも伴騎手は天間厩舎の
ホウオウプレシャスに乗ります。

エクロジャイトは平地で14戦3勝。
2023年は3歳限定のリステッド競走の鳳雛ステークスに勝利。
ただそれ以降は2ケタ着順がほとんどという戦績でした。
管理する武幸四郎厩舎が障害戦を走るのは
2022年2月のシーニッククルーズ以来となります。
厩舎で障害戦の勝利はあるものの、岩元市三調教師から引き継いだ
ミヤジタイガでの2勝のみ。(障害試験も岩元厩舎で合格させています)
武幸四郎厩舎の馬に小牧加矢太騎手が乗るのはもちろん、初となります。

美浦:1.0.0.17
栗東:0.1.1.3

今回の集計期間は7/26~8/31に行われた未勝利戦の8鞍が対象です。
(新潟も中京も4鞍ずつでした)

圧倒的に関東馬の数が多く、18頭が入障しましたが
馬券になったは、8月3日の未勝利戦で勝利したルドヴィクスのみ。
2秒近い差をつけての圧勝劇でした。

一方の関西馬は2着と3着が1頭ずつ。
2着に入ったネロコルヴィーノの試験タイムは105秒0。
特に目立った数字ではありませんでした。
3着に入ったソルアマゾンも101秒台と平凡なタイムでした。
ただ障害試験については、映像がなく数字だけを見るしかありません。
競馬専門のCS放送(グリーンチャンネル)で、ぜひ障害試験の映像も
流してもらいたいと思います。

そうすれば、障害戦に興味を持ってくれる人も増えて
ひいては売り上げ増にもつながる可能性もあるかと思います。
ぜひ偉い方、ご検討を頂きたく(苦笑)

9月の障害未勝利戦は、引き続き朝1レースに組まれています。
(OP特別や重賞は4レースでの施行)
暑さはまだまだ続きそうですが、人も馬も無事にレースを終えることを
願いながら、今月も馬券を買いたいと思います。

札幌競馬はまだ1週残っていますが、先週で夏競馬は終了。
暑熱対策として「長い昼休み」も実施されましたが
先週の名古屋市は40℃を超える気温になり
競馬の開催そのものも心配されました。
パドックの周回時間を短くするなどの対策が取られましたが
人馬とも、良いコンディションでレースを迎えてもらいたいです。

先週の障害戦は新潟での開催でした。
こちらでは日曜日に行われた未勝利戦を振り返ります。


・8月31日(日)新潟1レース 芝2850m
(美浦)
シェアホルダーズ
→12人気/13着
(栗東)
セイフウサツキ
→9人気/7着
ガリレイ
→7人気/10着

勝ちタイム:3分10秒0(晴・芝:良)

初障害馬で馬券に絡んだ馬はいませんでした。

圧倒的な1番人気に支持されたホウオウエクレールが勝ちました。
初障害戦こそ9着と大敗しましたが、それ以降の6戦は馬券内に。
2着4回、3着2回。そして今回は勝ち上がりました。
乗り慣れた鞍上で、積極的な立ち回りで完勝でした。

障害3戦目のアスプリージャが2着。
序盤は後方でしっかり脚を溜めて2周目の向こう正面で一気に
位置を上げていきましたが……勝ち馬だけは交わせませんでした。
前走の東京戦では8着でしたが、太目残の馬体も影響したかもしれません。
今回は前走から6キロ減も良かったです。
レイデオロ産駒はまだ障害では勝っていません。
マグナレガリアに続いて、2頭目の2着となりました。

11番人気のイルディヴィーノが3着でした。
初障害だった前走は、鐙が外れるアクシデントもあり
勝ち馬から3秒近く話された10着でした。
気性が難しい、というコメントもありましたが、今回騎乗した
坂口智康騎手の3キロ減も効いたように思います。

2番人気に推されたヴラディアは6着。
主戦騎手の上野翔騎手が戦線離脱のため、黒岩悠騎手が
テン乗りで騎乗となった影響もあったように思います。
固定障害の東京コースでも2着があるように、実力はある馬なので
上野騎手に手綱が戻った際にはまた狙ってみたいです。

今週で夏競馬も最後。来週からは本州の競馬は中山と阪神の開催となります。
(札幌はまだ9月の1週目まで開催が残っています)
まだまだ暑さは厳しいですし、秋と言われてもピンと来ないかもしれませんが
少しずつ季節は動いているのかもしれません。

夏競馬の最後の障害戦は新潟で行われます。
土曜日はOP平場、日曜日は未勝利戦が行われます。


・8月31日(日)新潟1レース 芝2850m 発走10:10
(美浦)
シェアホルダーズ
→113秒7 7/31・草野【ダ/中】
(栗東)
セイフウサツキ
→101秒3 8/14・難波【芝/-】
ガリレイ
→94秒8 8/14・高田【芝/短】

初障害馬は3頭です。

栗東の松永幹夫厩舎からデビューした、シェアホルダーズ。
9戦1勝の成績を残した後、美浦の松山将樹厩舎に移籍しました。
美浦に転厩後は3戦使われましたが勝ち上がれずに入障となります。
父はアルアインですが、過去にこの産駒が障害を走ったのは
クラウンアラビアンだけで、2戦してどちらも着外という結果でした。
アルアイン産駒が障害戦を走るのは、シェアホルダーズが2頭目となります。

セイフウサツキのオーナーはプロ野球のソフトバンクホークスの
柳田悠岐選手で話題にもなりました。
2023年の北海道セレクションセールで4070万円で取引されました。
平地では9戦しましたが勝ち星を挙げられず入障となります。
母はモンローラインですが、半兄のメイショウハガネは障害戦を
使われたことがあります。2017年に3走しましたが、勝ち上がれず。
弟のセイフウサツキの走りはどうなるでしょうか。

ガリレイは8歳のせん馬。平地で36戦して2勝を挙げました。
管理するのは高橋亮調教師。障害ではアンクルブラックを育て
今年だけで3勝、うち重賞1勝を挙げています。
そのアンクルブラックの主戦は高田潤騎手。
ガリレイの障害試験から乗っているだけに、どんな走りをするか
個人的に楽しみにしている1頭です。
 

今週の障害未勝利戦は日曜に中京競馬場で開催されますが
初障害馬の出走はありません。
それに伴い、結果についての振り返りも行いません。

次回のこちらのBlog更新は
8月31日の障害未勝利戦に初障害馬が出走した場合となります。