美浦:0.1.1.7
栗東:0.0.0.5

今月の障害戦は、27日土曜日の新潟ジャンプステークスのみとなりました。
未勝利戦は施行されませんので、月1回のまとめになります。

福島と小倉での開催がありました。
勝ち馬は東西とも出ませんでしたが、関東馬は2着と3着が1頭ずつでした。

7月7日日曜日、福島での未勝利戦で初障害馬が馬券圏内に。
2着ヨンク、3着スズノイナズマと関東馬2頭が健闘しました。
両頭とも6月19日に試験を受けており、110秒台の時計で合格。
美浦の障害試験は110秒があれば水準級というイメージがありますが
2頭どちらも馬券になるのは驚かされました。

スズノイナズマの父はリーチザクラウン。
過去にはセイウンフォーカスや、ニシノベイオウルフが2勝を挙げています。
これらの馬に続いて勝ち上がれるでしょうか。


この後、2週間は障害戦が行われません。
8月10日/11日の開催での未勝利戦に初障害馬の出走があった際に
更新となります、それまではこちらのBlogは夏休みとさせて頂きます。

北海道の開催が札幌に開催が移り、福島・小倉の夏の開催も最終週でした。
今年は阪神競馬場の改修工事の影響で、イレギュラーな開催が続いていますが
夏のシリーズものも佳境を迎えつつあります。
スプリント・マイル・2000シリーズだけでなく、ジョッキーシリーズも
盛り上げに一役買っており、毎週目が離せません。

先週の障害戦はOP平場が1鞍、未勝利が2鞍ありました。
21日日曜日の福島戦はいつもどおり取り上げますが
初障害馬の出走がなかった、20日土曜日の小倉での未勝利戦も
書き残しておきたいと思います。


・7月20日(土)小倉4レース 芝2860m

2番人気のパーリーブラックが障害6戦目での初勝利となりました。
5月の新潟戦(2走前)では11着と大きい着順もありましたが
前走の6月の小倉戦では4コーナーでは外を回りながらも手応えは抜群でした。
この日も序盤は後方から、馬のリズム重視での追走。
少しずつポジションを上げていきました。
最終障害でバランスを崩したものの、5馬身差の勝利。
OPで即、通用するかは微妙かもしれませんが、まだ良くなる余地はありそうです。

2着は1番人気のダノンジャッカル。
水濠障害で寄られる不利もあり、道中の飛越もフラフラしている場面も。
それでも2着に来たのは地力の高さだと思いますが、まだ信頼はできません。

5番人気で5着だったサンライズグリットは馬体が前走比マイナス12キロ。
デビュー以来、最軽量となる444キロでした。
さすがに今回は細かったことが息切れした要因かもしれません。
次走は大幅な馬体のプラスが必須と見ています。


・7月21日(日)福島1レース 芝2770m
(美浦)
ミトロジー
→10人気/12着
ガンダルフ
→4人気/中止
サルサロッサ
→13人気/5着

勝ちタイム:3分01秒8(晴・芝:良)

初障害のガンダルフは競走中止でしたが、人馬とも異状なしでした。

勝ったのは関西馬、2番人気のジローでした。
調教から装着していたチークピーシーズの影響で反応が良くなった、
というコメントもありました。
もともと力はある馬でしたが、馬具でさらに力を発揮できた感があります。

8番人気のクラウンセトが2着。
かつては大庭和弥元騎手が騎乗して未勝利戦2着もありましたが
しばらく馬券圏内には入れずにいました。
水沼元輝騎手からの手替わりで、斤量も3キロ増の60キロ、
さらに今回はテン乗りの中村将之騎手でも結果を出しました。
2着とはいえ8馬身差なので、次で即、勝ち上がれるか?というと疑問ですが
今回はよく頑張りました。

3着は9番人気のアルファインディ。
障害戦5戦目で初めて馬券圏内に入ってきました。
勝負どころの3~4コーナーで置かれ気味になりながら
最後は内に進路を取って、渋太く伸びてきました。
坂口智康騎手は今回が3回目の騎乗、手の内に入れてきた感もあります。

福島での実績もあり、1番人気に推されたノアチェリーでしたが4着でした。
勝負どころで手応えが怪しくなってしまったのは、休み明けの影響かもしれません。
福島コースを狙っての出走だったかもしれませんが
今回は間隔が空いたのが裏目に出てしまったかもしれません。
 

関東地方でも梅雨明けが発表され、本格的な夏が始まりました。
毎年のように
「酷暑」「前年を上回る、危険な暑さ」
といったことが言われ続けています。
水分補給やエアコンを上手に使いながら
夏の暑さをしのいでいきたいと思います。

今週から北海道シリーズは札幌に開催が移ります。


障害戦は土曜日に小倉で1レースでOP平場、4レースに未勝利。
日曜日には福島4レースで未勝利が行われます。

土曜日の未勝利戦には初障害馬のエントリーはありませんでした。
 

 

・7月21日(日)福島1レース 芝2770m 発走10:10
(美浦)
ミトロジー
→111秒7(良)1/11・蓑島【芝/中】
ガンダルフ
→113秒0(重)3/27・伴【芝/中】
サルサロッサ
→114秒7(良)7/3・伴【芝/中】

日曜日の初障害は関東馬のみ、3頭が予定しています。

ミトロジーは5回目の試験で合格と、大変苦労をしました。
最初の受験は昨年11月でしたが、踏切不安定や外斜飛などで
3週続けて不合格。12月の1ヵ月を再度練習に充てて1月4日に再受験も
この時も落馬してしまい、不合格となりました。
試験は全て蓑島靖典騎手でしたが、レースでは金子光希騎手が騎乗予定です。
平地での最後のレースも昨年9月。長期の休み明けでの出走となります。

国枝栄調教師の管理馬が障害試験を受ける際、最近は伴啓太騎手が
騎乗することが多く、6月に入障したシャンドゥレールも伴騎手が作りました。
ガンダルフは、芝で3勝、ダートで1勝と平地で計4勝を挙げています。

サルサロッサの父は、エスケンデレヤ。
その父はジャイアンツコーズウェイからストームキャット、ストームバードへと
繋がる、アメリカ血統。今年の3月に17歳で亡くなりました。
障害戦での産駒成績は、アベックフォルスの1勝のみですが
アベックフォルスのその勝利は初障害戦でした。(この1戦のみで登録抹消)
サルサロッサの初障害戦は、どうなるでしょうか。

調教は伴騎手でしたが、レースでは井上敏樹騎手が騎乗予定です。
 

今週の障害戦ですが、土日で計3鞍開催されますが

初障害馬の出走はありません。
また、結果についての振り返りも行いません。

 

次回のこちらの更新は7月20日/21日の開催となります。

この前の週末は日本各地で記録的な暑さとなったところが多く
その流れは週が明けても変わっていません。
エアコンを使いながら、熱中症にならないように
過ごしていきたいと思います。

日曜日に行われた重賞、プロキオンステークスは圧倒的な人気に
支持されたヤマニンウルスがデビューからの連勝を5に伸ばす快勝。
七夕賞も2番人気のレッドラディエンスが勝利しました。
重賞競走は比較的に堅い決着となりましたが、平場戦では荒れたレースも。
この暑さの影響もあるかもしれません。

障害戦は土日で計3鞍。
そのうち2鞍あった未勝利戦を振り返ります。


・7月6日(土)小倉1レース 芝2860m
(栗東)
テイエムイダテン
→6人気/9着

勝ちタイム:3分11秒5(晴・芝:良)

初障害だったテイエムイダテンは9着でした。

単勝1.6倍という、圧倒的な人気に支持されたオオキニが
障害戦3戦目で初勝利となりました。
飛越も危なげなく、安心して見ていられるものでした。
OPでいきなりやれるかは相手関係次第かと思いますが
素質は高い馬だと思います。

2着は3番人気のアメリカンピースでした。
レースぶりは安定してきました。
今年になって、2月を除いて毎月1走のペースで出走しています。
暑い中で走ったダメージが残っていなければ、未勝利はもう
順番待ちだと思います。

障害2戦目だったインプレスが3着に入りました。
初障害戦だった前走は東京コースで勝ち馬とは1秒2差でしたが
今回は2秒(12馬身)差と、勝った馬との着差は大きくなりました。
平地力もありますし、スタミナもある馬だとは思いますが
まだ障害レースに慣れていないのかもしれません。
あっさり勝つだけの力は秘めていると思いますが、次すぐに……ではなく
何かに負けることも想定しておいた方が良いと思います。


・7月7日(日)福島1レース 芝2750m
(美浦)
サンマルクレイジー
→9人気/5着
スズノイナズマ
→6人気/3着
ヨンク
→5人気/2着
(栗東)
ヒダカエクスプレス
→7人気/8着
ブレーヴジャッカル
→4人気/6着

勝ちタイム:3分01秒7(晴・芝:良)

日曜の福島の未勝利戦は初障害馬2頭が馬券に絡みました。

勝ったのは障害4戦目のデシマルサーガでした。
向こう正面から進出して逃げ馬を捕まえる、強い内容でした。
飛越も安定、ここは完勝でした。
平地時代も含めて、この日は初めての勝利となりました。

2着は初障害のヨンク。今年の3月末以来の実戦でしたが
前走比で馬体重がマイナス22キロ。馬体が少し淋しく見えましたが
今年好調の上野翔騎手に導かれて、見事な2着でした。
次走は体重を少しでも戻して(増やして)いるかをチェックしたいです。

3着のスズノイナズマも初障害戦でした。
年明け1月の平地戦以来の休み明けのレースでしたが、こちらも体重は
マイナス6キロで太目感もありませんでした。
バンケットでミスステップがありました。その影響でしょうか、
右の鐙が外れるアクシデントが。掛け直すのに手間取りましたが
1~2コーナーの飛越の手前で元に戻っていました。
それがありながら、初戦から3着というのは立派でした。

3番人気のキガンは異常歩様で競走中止。
大逃げを打ちましたが、向こう正面で並ばれると急失速でした。
スピードを活かすレースしかできないので、乗り慣れた騎手が
次も乗ってもらいたいですが、固定障害の方が息を入れやすく
この馬にとっては楽な展開に持ち込めるかもしれません。
まずは無事に次走を迎えてもらえたいです。