<ストーリー>
2050年。地球は環境汚染によって破壊され、人類の希望は新天地・火星に委ねられていた。だが大量の藻を送り込み、酸素を発生させるという火星地球化計画はデータ送信の不通という結果となった。原因を調査すべく科学者グループが火星に向かったが、太陽フレアの影響で宇宙船はダメージを受け、船長以外のクルーは着陸船で火星に降り立つことになってしまう……。徹底した科学考証とリアルなSFXで火星での過酷なサバイバルを描くSFドラマ。

<感想>
2000年ぐらいにやたらSF映画がちょっと流行して作られていたような気がするが、コチラも御多分に漏れず2000年に公開された映画。しかしそのCG技術は10年経った今でも古さはなく、2010年公開と言われてもまったく違和感のない金の掛けようである。ストーリはー最初に宇宙船で軽い会話(よくありがちなアメリカンジョークを交えた)があり、その後に事件が起こる。太陽フレアが宇宙船に激突し、宇宙船は大きなダメージを受けてしまい、火星に急遽降りることになる。その火星は思いっきりどこかの砂漠で撮影された雰囲気で笑ってしまったが、まあこれはしょうがないのかもしれない。

しかしそこから期待したのは火星の生物 vs 船員という戦いである。しかしそれは完全に的を外れてしまい、結局船員に取って最大の敵となったのは自分たちで作ったロボットであり「エイミー」だった。ロボットのエイミーも無事に火星に降り立ち、機械が壊れてしまったために船員に襲いかかるのである。

しかし自分たちで作った機械が壊れて自分たちを殺そうとするという展開は別に火星でなくてもできた話で、やはり急に壊れて船員の命を狙うという展開はイマイチのように感じた。そして火星に生物はいたのだが、これもフナフシのようなしょぼい生物であまり盛り上がらなかった。ストーリー的にも全体を通じて緊張感がなく、せっかく大掛かりなセットでお金を掛けて作られた映画なのにもったいないと思ってしまった。ラストは典型的なハリウッド的なハッピーエンドで終了。もっとイマイチ惜しい映画であった。★★☆☆☆


<ストーリー>
ある心理実験に協力するため4人の男女が実験室に集められるが、突然、被験者の1人が博士(ピーター・ストーメア)に銃で撃ち殺される。部屋のドアはロックされ、繰り出される問題に正解しないと容赦なく殺されるという。やがて、限界を超えた恐怖に彼らが理性を失っていく様子が、背後のモニタールームですべて記録されていた……。

<感想>
密室から抜けだしというシチュエーションサスペンスが好きなのだが、これは一風変わったというか、よくある安いサスペンス映画ではなかった。かなり真面目に作ったというか、2000年代あたりから、量産されてきたポップコーンとコーラを飲みながら気軽にハラハラしながら観られる映画ではなかったのだ。だからこそ展開もかなり重厚だ。それだけその安っぽいサスペンス好きとしては展開にイライラしてしまったのである。

映画は序盤に4人の人間が個室に集められる。男3人と女1人である。この段階では彼れは治験のバイトをしにきたと思っている。しかし最初に一人の参加者である女性が撃ち殺された瞬間から緊張感は連続する。しかしその緊張感は最後まで続かない。なぜなら彼らは4人→3人→2人→1人と最終的に一人だけ生き残ることができると宣言され、一人が死んだ段階で「テスト」を課せられることになる。しかし全米の人間がもっとも選んだ「好きな数字は?」という安易な質問は興味をそそられないし、なによりもそれを正解したところで、殺されてしまうのである。

つまりその質問自体まったく価値がないことが序盤でわかった段階で、質問を解くためのやりとりに意味が見出せなくなってしまった。よって中盤のやりとりがダラダラになってしまったのである。またその簡単な事実に気づかないプレーヤーも問題である。最後はなんとなく予期していたラストに収束してしまうのが残念である。しかし映画の作りは重厚感があってA級だし、そういった心理的なサスペンスではないと思ってみればラストの恐怖も味わえるだろう。しかし中盤のダラダラによって★★☆☆☆とした。


<ストーリー>
人気のない古びたビルのエレベーターに閉じ込められた3人の男女。危篤の祖母がいる病院へ向かうクラウディア。恋人を父親の虐待から救おうとする青年トミー。娘を迎えるため家路を急ぐ医師カール。刻々と過ぎていく時間の中で明らかにされる、3人がそれぞれの場所へ急ぐ“本当の理由”。暗闇に浮かぶ完全なる密室を、焦りと狂気が埋め尽くしていく。そして、ついにひとつの真実が暴かれる。<シリアル・キラーがこの中にいる>。そのとき、物語は驚愕の結末へ向かって急降下を開始する!

<感想>
ソウでハマってしまった密室モノだということで以前から気になっていたが、今回レンタルすることができた。単純にストーリーだけみれば非常に面白そうだと思う反面、エレベーターというかなり狭い密室の中では大きな出来事を起こしづらいと思ってしまった。つまりその限られた制約の中でどれだけ新しい現象を起こせるのか?展開を起こせるのか?楽しみにしていたのである。

そして観終わった感想はやはり失敗してしまったなと思った。密室の中での出来事は全体の半分ほどしか占めておらず、その大部分が過去の出来事、つまり三人がエレベーターに閉じ込められる以前のことなのだ。そしてこの部分が非常につまらない。どうでもいい展開や会話が長々と続きさっさと終わって欲しいと思ってしまった。

そんな中で、一番のキーとなる人物が実は。。。ということなのだが、それも話の過程ですぐに正体がバレバレ(というかバレてしまう)で最後の方でダレてしまった。またいわゆる異常者のような行動も端々でわかってしまい、三人の中で誰が殺人者なのか?という謎解きもまったくなかったのである。そして最後もほとんど分かりきったような、どこかで観たような展開で終わっていまう。もっとエレベーター内での心理描写や緊迫した状況を楽しみたかった。やはりエレベーターという制約された状況では厳しかったのかもしれない。


<ストーリー>
クーパー(クリス・マークエット)はようやく父親のコネで就職したものの、あまりに勤務態度が悪くて解雇通告を受ける。だが、その瞬間にひどい耳鳴りがして意識を失い、目を覚ますと全身が繭のようなものに覆われていた。なんとか自力でそこから脱出し、状況が飲み込めないまま放心している彼を突然襲ったのは、巨大化した昆虫だった。

<感想>
これは非常に面白かった。もともとyahooレビューなどで高評価だったので気にはなっていた映画だった。そして先日無事レンタルすることができて観ることになった。まず主人公クーパーのキャラが面白い。クーパーは虫にいつ襲われるかわからないという緊迫感のある中でいちいちボケる。そしてそのボケは決して空回りせず、ツボにハマってくるのでアッという間に時間が過ぎてしまう。

私はこの映画を時間を気にしながら観た。それは退屈で早く終わって欲しいのではなく、この楽しい時間が終わってほしくない、勿体無いと思ったからだ。それほどまでに楽しくて、過ぎ去ってほしくない時間だったのだ。映画自体はいわゆるB級テイスト満開だが、しかしストーリーは破綻してないし、途中でダレることもない。アナコンダなどと一緒でいわゆるB級の中でも優れた映画だと言える。

しかしいつでも巨大虫に襲われてもおかしくないという緊迫感のある状況でボケるという、緊張と緩和は実に見事だったし、これほどまでハマるんだなぁと思ってしまった。本来ならば、水と油で一歩間違えれば悪乗りになってしまう危険性もあったのだが、しかしクーパーのボケは滑ることなく最後までやり遂げるのである。そんな映画に4つ星をつける★★★★☆。


【ストーリー】
『デス・フロント』のマイケル・J・バセット監督によるバイオレンスアクション。犯罪に手を染め、鑑別所に収監された少年・少女たちが、更生プログラムと称して無人島に送り込まれる。彼らを待っていたのはトレーニングという名の虐待だった…。犯罪に手を染め、鑑別所に収監された少年・少女たち。彼らの更生プログラムとして計画された無人島でのキャンプは、遊びではなかった。過酷な大自然の中で強制されるトレーニングという名の虐待は、少年・少女たちを体力や精神力を追いつめていく。だがこの島には、そんな彼らをしごく鬼教官ですら知らない恐怖が待ち受けていたのだった。一人、また一人と虐殺される少年・少女たち。犯人は一体誰なのか?

【感想】】
前作の『デス・フロント』が面白かったのでもう一度バセット監督の処刑島をレンタルした。前作のデス・フロントは終盤の圧倒的なオチによって、ある種の観念的なメッセージを感じた。それは善人は天国に行き、悪人は地獄に行くという単純なメッセージだったが、それにいたるまでの展開が全く予知せぬ物語だっただけにラストでカタルシスを得ることができたのだ。

そんな中で今回の処刑島はそういった観念的なメッセージを廃した典型的な娯楽作だった。前作の監督とはとても思えない内容だったが、単純なB級映画として振り返ればまずまずの内容だった。よって★★★☆☆とした。


この映画はネタバレになってしまうが、途中で犯人がわかってしまう。それも物語の中盤あがりからはっきりと誰か犯人なのかわかってしまうために緊張感がなくなってしまうのである。そこから失速してしまうのが残念だ。やはり犯人がわかった段階で殺人ゲームをしても意味が無いのである。

その殺人ゲームのあまり緊張感がなく、どこかでみたようなシーンの連続である。だからポップコーンとコーラを飲みながら深夜にみるような映画だ。しかしそのような映画だと思わないでみただけにやはり評価は厳しめになってしまった。ただ映画単体としてみるとまずまずの優れた映画だと言える。