<ストーリー>
ある心理実験に協力するため4人の男女が実験室に集められるが、突然、被験者の1人が博士(ピーター・ストーメア)に銃で撃ち殺される。部屋のドアはロックされ、繰り出される問題に正解しないと容赦なく殺されるという。やがて、限界を超えた恐怖に彼らが理性を失っていく様子が、背後のモニタールームですべて記録されていた……。

<感想>
密室から抜けだしというシチュエーションサスペンスが好きなのだが、これは一風変わったというか、よくある安いサスペンス映画ではなかった。かなり真面目に作ったというか、2000年代あたりから、量産されてきたポップコーンとコーラを飲みながら気軽にハラハラしながら観られる映画ではなかったのだ。だからこそ展開もかなり重厚だ。それだけその安っぽいサスペンス好きとしては展開にイライラしてしまったのである。

映画は序盤に4人の人間が個室に集められる。男3人と女1人である。この段階では彼れは治験のバイトをしにきたと思っている。しかし最初に一人の参加者である女性が撃ち殺された瞬間から緊張感は連続する。しかしその緊張感は最後まで続かない。なぜなら彼らは4人→3人→2人→1人と最終的に一人だけ生き残ることができると宣言され、一人が死んだ段階で「テスト」を課せられることになる。しかし全米の人間がもっとも選んだ「好きな数字は?」という安易な質問は興味をそそられないし、なによりもそれを正解したところで、殺されてしまうのである。

つまりその質問自体まったく価値がないことが序盤でわかった段階で、質問を解くためのやりとりに意味が見出せなくなってしまった。よって中盤のやりとりがダラダラになってしまったのである。またその簡単な事実に気づかないプレーヤーも問題である。最後はなんとなく予期していたラストに収束してしまうのが残念である。しかし映画の作りは重厚感があってA級だし、そういった心理的なサスペンスではないと思ってみればラストの恐怖も味わえるだろう。しかし中盤のダラダラによって★★☆☆☆とした。