<ストーリー>
クーパー(クリス・マークエット)はようやく父親のコネで就職したものの、あまりに勤務態度が悪くて解雇通告を受ける。だが、その瞬間にひどい耳鳴りがして意識を失い、目を覚ますと全身が繭のようなものに覆われていた。なんとか自力でそこから脱出し、状況が飲み込めないまま放心している彼を突然襲ったのは、巨大化した昆虫だった。

<感想>
これは非常に面白かった。もともとyahooレビューなどで高評価だったので気にはなっていた映画だった。そして先日無事レンタルすることができて観ることになった。まず主人公クーパーのキャラが面白い。クーパーは虫にいつ襲われるかわからないという緊迫感のある中でいちいちボケる。そしてそのボケは決して空回りせず、ツボにハマってくるのでアッという間に時間が過ぎてしまう。

私はこの映画を時間を気にしながら観た。それは退屈で早く終わって欲しいのではなく、この楽しい時間が終わってほしくない、勿体無いと思ったからだ。それほどまでに楽しくて、過ぎ去ってほしくない時間だったのだ。映画自体はいわゆるB級テイスト満開だが、しかしストーリーは破綻してないし、途中でダレることもない。アナコンダなどと一緒でいわゆるB級の中でも優れた映画だと言える。

しかしいつでも巨大虫に襲われてもおかしくないという緊迫感のある状況でボケるという、緊張と緩和は実に見事だったし、これほどまでハマるんだなぁと思ってしまった。本来ならば、水と油で一歩間違えれば悪乗りになってしまう危険性もあったのだが、しかしクーパーのボケは滑ることなく最後までやり遂げるのである。そんな映画に4つ星をつける★★★★☆。