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ブログをお読みいただきありがとうございますクローバー

 

 

 

不登校・ひきこもり専門カウンセラーのなかがわひろかです。

 

 

 

不登校の数の中で最も多いのが中学校の不登校です。

 

 

 

どんな特徴があるのか、文科省のデータを参考に、

私なりの私見を述べていきます。

 

 

キーワードは「思春期」「進路」「人間関係」です。

 

 

 

 

中学校の不登校

 

 

 

小中高の中で

最も不登校の数が多いのは中学生の163,442人2021年度文部科学省)です。

この数は年々増え続けています。

数年前までは中学3年生が一番人数が多かったのですが、

ここ数年は中学2年生と大きく違いがありません。

 

 

 

中学1年生からの継続もありますが、

ある程度中学校生活ができてくるようになってから

不登校になるケースも多くなっています。

 

 

 

急増する中学生の不登校において、

その特徴について2021年度の文部科学省「不登校の要因」のデータを元にお伝えします。

 

 

 

(対応については次回のブログでお伝えします)

 

2021年度「不登校の要因」について(中学校のみ抜粋)

 

 

 

 

中学生の不登校の特徴

 

 

 

 

 

①思春期に差し掛かることで起こる心理不安

 

 

 

 

不登校の要因において「無気力、不安」は49.7%と

最も高い値となっています。

 

 

 

中学生は思春期ど真ん中です。

高校生も思春期の区分には入りますが

中学校は最も変化が大きい時期です。

 

 

 

体の成長もありますし、

考え方も急に大人びてきます。

親から離れようとし、

親の考え方に反抗もしてきます。

 

 

 

この時期には考え方はいくら大人びてきたとしても

人生経験は乏しいため人間関係などの問題が起こったときに

うまく対応することができません。

 

 

 

頭は大人、けれど心はまだ子どもという

アンバランスな心理状態になります。

 

 

 

些細なことでもイライラし、

自分自身も自分に振り回される時期になります。

ストレスも感知しやすく、発散がうまくいかないと

溜め込んでしまう傾向があります。

その蓄積があるとき「学校に行く体力がない」状態になり、

行きしぶりから不登校に進むと考えられます。

 

 

 

 

②進路について考えないといけない心理

 

 

 

 

小学校の間は「将来お医者さんになりたい、警官になりたい」と

無邪気に言えます。

 

 

 

しかし中学生も後半になってくると

高校進学現実味を帯びてきます。

小学校までとは違い学校でも

「将来何になりたいかを決めよう」と

急かされます。

 

 

 

まだ働いたことのない子どもたちにとって

将来の目標を決めないといけないのは

かなりのプレッシャーです。

 

 

 

要因として「進路に係る不安」は0.9%と低い数値になっていますが

表立って顕在化していないだけで、特に中学3年生にとっては

無意識下で根強くある不安であると考えられます。

 

 

 

なかなか見出せないと、

自分だけ出遅れている不安を感じます。

この将来に対する不安が

気力を奪ってしまうこともあります。

 

 

 

 

③人間関係のつまづき

 

 

 

 

小学校と違い中学校は皆が思春期に差し掛かります。

大人に隠れてタバコ、お酒などにも興味を持ち始めます。

またスマホを持つことで

大人の目の届かないSNSの世界で

いじめも起こり陰湿化していきます。

 

 

 

不登校の要因として「いじめ」は0.2%、

「いじめを除く友人関係をめぐる問題」は11.5%となっています。

 

 

 

子どもたちにとっての学校は

決して楽しい場所ではありません。

微妙なパワーバランスを汲み取りながら、

うまく立ち回らないと

自分がいじめの対象になってしまいます。

 

 

 

何も考えずに過ごせる場所ではないのです。

目立ちすぎると叩かれる、

暗すぎるとそれもそれでいじられる。

 

 

 

ちょうどいい状態を日々模索しながら

生活しています。

これは相当にストレスフルな状態になります。

 

 

 

中学生の不登校の一番の要因は「無気力・不安(49.7%)」ですが、

無気力になる背景には人間関係のトラブルが隠されていることもあります。

 

 

 

 

④勉強面のつまづき

 

 

 

 

勉強面も見逃せません。

中学校の不登校の要因として「学業の不振」は6.2%に過ぎませんが、

小学校と違い予習・復習を求められ、教科担任制により、

それぞれの先生から宿題も出されます。

中学1年生の2学期くらいから勉強は急に難しくなり、

小学校と同様の勉強法では追いつけなくなります。

 

 

 

気を抜くとすぐについていけなくなるというプレッシャーが

気力を奪うということも考えられます。

 

 

 

 

⑤先生によるハラスメント

 

 

 

残念ながらいじめは生徒同士だけで起こるわけではありません。

先生の高圧的な態度に圧倒されてしまう子どもたちもいます。

担任は配慮してくれても

他の教科の先生は厳しく、嫌味を言ってくることもあります。

 

 

 

「教職員との関係をめぐる問題」は0.9%に過ぎませんが、

要因として挙げるほどではないけれど、

先生の態度が気になる生徒さんは少なくないのです。

 

 

 

 

⑥親子関係に関すること

 

 

 

 

親子関係が不登校に影響を与えることも

考えられます。

「家庭に係る状況」によると

「家庭の生活環境の急激な変化」が2.3%、

「親子の関わり方」が5.5%

「家庭内の不和」が1.7%となっています。

どれも先生との関係性よりも高い数値となっています。

 

 

 

もちろん家庭だけに要因があるとするのは間違いです。

ただ例えば夫婦間の仲が悪かったり、

虐待(身体的・心理的・ネグレクトなど)がある場合において

不登校の要因となることはあります。

 

 

 

――――――――――――――-

 

 

 

 

以上が中学校の不登校の特徴となります。

これら全てが絡まり合っていることも考えられます。

一つ一つ解きほぐしながら対応を進める必要があります。

 

 

▶︎こちらのブログでは6つの特徴に対する対応についてお伝えしています

 

 

 

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