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不登校・ひきこもり専門カウンセラーのなかがわひろかです。
学校はコスパ高い
どなたの言葉か忘れてしまったのですが、
「学校というものはコスパ（コストパフォーマンス）としては良くできている」
というものがありました。
不登校を経験した方の言葉なのですが、
学校に行かずして、行く人たちと同じくらいの教育レベルを
得ようと思うと、コストがかかる、と。
勉強面だったら家庭教師を雇ったり、
体験系であったら、自分で費用を払って参加しないといけない。
このように考えると、（公立の場合は）低コストで
最大限の体験と教育を得られる。
そのため学校は「コスパがいい」とのことでした。
確かにこれは的を射ています。
例えば勉強をやろうと思って家庭教師を雇うと
いくら安いところでも月数万円はかかります。
さらに給食がないので、食事も自前になります。
体を動かそうと思ったらランニングくらいならシューズと
シャツとパンツくらいでいいですが
水泳となるとプール代がかかります。
学校では他にもマット運動や跳び箱、鉄棒もあります。
自前で用意することもできますが、
なかなかそれも大変です。
社会見学や修学旅行も、特別な費用がかかります。
また友達と会うのだって、その場所に行こうと思ったら
フリースクールなどの場所に行くことになり
これもまた費用がかかります。
その意味で学校は確かにコスパに優れている場所だと言えます。
割り切って考えるのも大事
この発言を知ったとき、
「そのように割り切るのもありだなあ」と感じました。
つまり学校を
「友達とうまくやらないといけない。
勉強をしないといけない」という場所として考えず、
「コスパに優れている場所」と考えてみる、
というか割り切ってみるのです。
家で勉強するよりも、学校だったらとりあえずは進めてくれる。
一人だったら運動もサボってしまうけれど
学校だったらとりあえずメニューを組んでくれる。
社会見学や修学旅行なども学校がある程度準備してくれる。
そもそも友達と会って話すこともできる。
面倒なこともあるし不自由なこともあります。
「しんどいな」と思ったら休んだらいいのです。
それでまた行こうかと思ったら行けばいいのです。
このくらいの気持ちで学校を捉えるのも
大切な視点だと思います。
不登校を経験する方にとって
学校は非常に「重い」存在になります。
行かないといけない。
そう思うとより行くのが苦痛になります。
「学校はコスパに優れている」と
思ってしまえばそれほど重要な場所でもなくなります。
ちょっと気楽になってくれたらなと思います。
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