ブログをお読みいただきありがとうございます
不登校・ひきこもり専門カウンセラーのなかがわひろかです。
将来の選択に悩む時期
不登校かそうかにかかわらず、
中高生にとって、
「自分は将来何になりたいのか」
「自分がやりたいことはなんなのか」
という問いは悩ましいものです。
私は高校生の頃はバンドを組んでいたので
「いつかメジャーデビューできたら」という思いを
抱きつつも「まあ無理だよな」という思いも持っていました。
音楽以外でなりたい道はなく、
なんとなく大学に進学し、
大学生活を送っていたように思います。
今でこそキャリアアドバイスも行いますが、
自分は目標に向かって一心に進んできた人間ではありません。
紆余曲折をしまくった中
今この仕事をしています。
やりたいことが見つからない方に
私が言えることはただ一つです。
目の前のことをやってみる
「やりたいことを見つけないといけないという強迫観念から逃れること」
キャリア教育が叫ばれて久しいですが
学校でも早い段階から将来何になりたいかを決め「させる」風潮があります。
高校1年生の段階から、オープンキャンパスに行き、
どんな大学のどんな学部かを決めさせます。
決まっていない人間は「ダメなやつだ」と言わんばかりです。
今の時代に私が高校生だったら、
とっくに劣等生のレッテルを貼られていたことでしょう
（まあ当時もあまり変わりませんが（笑））。
けれど、やりたいことなんてそんな簡単に見つかるでしょうか？
そもそも仕事をしたことがない人間が
「この仕事が天職だ！」なんて思えるはずがありません。
私自身働き出してから「なるほどこういう仕事もあるんだな」と
思うことが今でもあります。
せいぜい学校とアルバイトくらいの生活環境しかない高校生が
将来の目標など簡単に決められるものではありません。
本来大人はこのように伝えるべきではないでしょうか。
「何をしたいかなんて簡単にはわからない。
だから「なんとなくいいかな」
くらいの気持ちで選んでいい。
そして道が違うなと思ったら修正したらいい。
修正できない人生なんてないんだから」
そしてさらにこう伝えることです。
「やりたいことがないなら、
とりあえず今目の前にあることを全力でやってみれば？」です。
学生で、目の前に「勉強」が転がっているならば
思いっきりやってみるのです。
部活動をやっているなら、全力を費やすのです。
それがゲームでも、音楽でも、絵でも、漫画でも、アニメでも。
なんでも構いません。
若い時代というのは
そういったものに全力を尽くすだけの時間があるのです。
将来仕事になるかどうかは置いといて、
徹底して納得いくまでやってみるのです。
たまたまの出会いで決まることもある
私は大学時代に嫌々行った就職セミナーで
「起業」という新たな選択肢を得ることができました。
あのとき、やることもなく、怠惰に日々を過ごしていた私にとって
やるべきことは友達に誘われた就職フェアに
参加することだったのでしょう。
そこで火がつき、そこからの就活は本当に面白かったです。
そこでの出会いが今の自分につながっていると思います。
嫌だなあと思うことでも
一度全力を尽くしてみるのです。
とことんやってみるのです。
そうすればそこから「何か」につながります。
「どうせやっても意味がないから」と思ってやらないでいる限り
「本当にやりたいこと」が見つかることもありません。
今目の前にあるものは
やりたいことを見つけるための
「チャンス」なのです。
チャンスの神様は前髪しかないと言われます。
チャンスは掴まなければ
今の場所から抜け出すことは叶いません。
今目の前にあるものはなんでしょうか。
勉強、部活、習い事、趣味、受験。
まずはそこに全力を尽くすのです。
そして人生はいくらでも修正ができるということ。
このことをも覚えておいてくださいね。
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