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不登校・ひきこもり専門カウンセラーのなかがわひろかです。
何もなく成功なんてしない
一夜にして有名になった芸人を見て、
上場した会社の若手社長を見て、
オーディションに受かったアイドルを見て、
「羨ましい」という感情を持つことがあると思います。
この羨ましいがやがて嫉妬に変わり
「楽して儲けている」と批判の対象となり
その人の発言の揚げ足をとり、炎上させることに
発展することがあります。
成功している人の結果だけを見るから
そうなってしまうのです。
ある分野で成果を上げようと思ったら
相当の努力が必要です。
よく「1万時間の法則」や「10年の沈黙」と言われますが、
ある技能を高めプロフェッショナルとして
稼げるレベルまで高めようとしたら
1万時間の練習が必要と言われます。
一日3時間練習したとして一年間毎日やって1,095時間。
1万時間しようと思ったら約10年の月日が必要になります。
この間は、地道な練習をひたすら続ける努力の時期です。
そのため表世界には出てきません。
誰も「成功者」などとは呼びません。
「どれだけやれば成功できる」と考えているうちはだめ
しかしこれだけの時間を費やした人のなかで
世の中に出てくる人がいます。
世に出た時点で認知されるので、
「成功した状態」しか世の中の人は知らないことになります。
そして成功した人、を徹底して批判し、貶めようとする人が出てきます。
その背景に絶え間ない努力があることが
想像できていないのです。
テレビに出ているどんな有名人も、
必死の努力があってその場にたどり着いているわけです。
ちょっとやそっとの努力ではありません。
以前地元の新聞のコラムに
「浅田真央ちゃんみたいになろうと思ったら、毎日何時間練習しないといけませんか？」という質問がありました。
その回答は「何時間、と言っている段階でなれない。とにかくひたすら練習することができないと到底辿り着けるレベルではない」でした。
一万時間はあくまで目安、というより「最低ライン」です。
ここまでの努力ができない人に
「成功」の状態など訪れることはないのです。
医者になろうと思ったら
幼少の頃から勉強する習慣をつけておかないと
とてもじゃないですが現役で医大に受かることはできません。
プロ野球選手になろうと思ったら、
練習の虫になることは大前提です。
成功した状態だけを見ると
その背景にある絶え間ない努力が見えなくなります。
成功したいと思うのならば、
いますぐに始めて、継続し続けることです。
そしてそもそもですが、
「成功」などありません。
努力し続けることができる人にとって
ゴールなどないのです。
羨ましがる暇があるならば
嫉妬する時間があるのならば、
今から始めましょう。
愚直に続けることです。
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