「僕は以前、コリー犬だったんだ...」
読了
マーク・ストランド【犬の人生】

中央公論新社 2001年11月
翻訳 村上春樹
まいどの情報ナシで手に取った一冊。
手に取れよと、背のタイトルが呼びかけてきました(笑)
エッセイの類をイメージしていましたが、短編小説集でした。
14作品はどれもシュールです。ときに散文詩の体で、読み
手の重力を奪いますね。
(お気に入りでないと訳さないw)村上さんの翻訳もきっと
大きく貢献しているようです。
ガッツリした筋立ての小説にちょっと疲れたときに変りダネ
の一冊としてとってもおすすめです。
めずらしくも、著者のマークさんはどんな方かナァと思いた
ってググッてみました。こんなかたでした。

目元はちょっとクリント・イーストウッドに似ている? (^∇^;)
残念なことですが、昨年の暮れにお亡くなりになっていました。
不思議なんですね
普段は作者の容姿などに興味は湧かないのですが。
死去の記事に出会うために思い立ったように感じています。
作品もそう多くはないようです。残念です。
現代詩人。いろんな意味でそう感じています。 合掌。
マーク・ストランド【犬の人生】

中央公論新社 2001年11月
翻訳 村上春樹
まいどの情報ナシで手に取った一冊。
手に取れよと、背のタイトルが呼びかけてきました(笑)
エッセイの類をイメージしていましたが、短編小説集でした。
14作品はどれもシュールです。ときに散文詩の体で、読み
手の重力を奪いますね。
(お気に入りでないと訳さないw)村上さんの翻訳もきっと
大きく貢献しているようです。
ガッツリした筋立ての小説にちょっと疲れたときに変りダネ
の一冊としてとってもおすすめです。
めずらしくも、著者のマークさんはどんな方かナァと思いた
ってググッてみました。こんなかたでした。

目元はちょっとクリント・イーストウッドに似ている? (^∇^;)
残念なことですが、昨年の暮れにお亡くなりになっていました。
不思議なんですね
普段は作者の容姿などに興味は湧かないのですが。
死去の記事に出会うために思い立ったように感じています。
作品もそう多くはないようです。残念です。
現代詩人。いろんな意味でそう感じています。 合掌。
昭和の新宿。
読了
宮沢章夫 【ボブ・ディラン・グレーテスト・ヒット第三集】

新潮社 2011年 8月
タイトルに惹かれて読んでみました。
西新宿の雑居ビルで中古レコード店を営む店主と、店員というか、
たむろする若者というべきかそんな登場人物らの暮らしぶりです。
世間をにぎわす事件と関係して緩いのだけれど、気持ちはキリキリ。
タイトルの『ボブ・ディラン・グレーテスト・ヒット第三集』は、この物語
りを象徴するような、店内で行方不明のアルバム・タイトルです。
新宿の発するエネルギーは喧騒と猥雑感。
新宿という町は小説にも割に多く登場しますが...
考えると最近のものではなくて、昭和の時代 (^▽^;)
最近の新宿といえば、ダークな感じは払拭されてきたと思いますか。
もう一作は『返却』。
30年も前に借りていた本を図書館へ返しに行くお話し。二冊の貸し
出しのうち、一冊は『アメリカの鱒釣り』というタイトル。
あー、作中のこの本、どうだか読みたくなってしまいました(笑)
リチャード・ブローディガン。この先、きっと読めそうな気がします。
ギタリストの打田十紀夫さんのアルバムタイトル『思い出の鱒釣り』
を連想してるのできっと忘れないでしょう。
いいなぁ。イイカンジです。ご縁がないと読まないわけですが読めて
よかった。こんな小説は好きですね、あらためて思いました。
作品は、たしか昨年に読み直した、梶井基次郎『檸檬』を思い出した
のですが...どこが通じるところなのか?は
判然としないなぁ (^▽^;)
宮沢章夫 【ボブ・ディラン・グレーテスト・ヒット第三集】

新潮社 2011年 8月
タイトルに惹かれて読んでみました。
西新宿の雑居ビルで中古レコード店を営む店主と、店員というか、
たむろする若者というべきかそんな登場人物らの暮らしぶりです。
世間をにぎわす事件と関係して緩いのだけれど、気持ちはキリキリ。
タイトルの『ボブ・ディラン・グレーテスト・ヒット第三集』は、この物語
りを象徴するような、店内で行方不明のアルバム・タイトルです。
新宿の発するエネルギーは喧騒と猥雑感。
新宿という町は小説にも割に多く登場しますが...
考えると最近のものではなくて、昭和の時代 (^▽^;)
最近の新宿といえば、ダークな感じは払拭されてきたと思いますか。
もう一作は『返却』。
30年も前に借りていた本を図書館へ返しに行くお話し。二冊の貸し
出しのうち、一冊は『アメリカの鱒釣り』というタイトル。
あー、作中のこの本、どうだか読みたくなってしまいました(笑)
リチャード・ブローディガン。この先、きっと読めそうな気がします。
ギタリストの打田十紀夫さんのアルバムタイトル『思い出の鱒釣り』
を連想してるのできっと忘れないでしょう。
いいなぁ。イイカンジです。ご縁がないと読まないわけですが読めて
よかった。こんな小説は好きですね、あらためて思いました。
作品は、たしか昨年に読み直した、梶井基次郎『檸檬』を思い出した
のですが...どこが通じるところなのか?は
判然としないなぁ (^▽^;)
思い出の集積
読了
吉田直哉【敗戦野菊をわたる風】

筑摩書房 2001年4月
古希を迎えた著者が人生を振り返るエッセイ。幼少から青年期までの
思い出が綴られています。昭和一桁生まれの吉田さんの場合、それは
戦争の時代と重なるものです。タイトルがステキですね。
記憶に残る折々の出来事がまとめられています。著者の吉田さんは、
NHKのディレクターとして数々の番組、例えば「NHK特集」、大河ドラマ
「太閤記」などなどを世に送り出してこられた方です。
「東京までの汽車」が印象的。
13歳の少年が一人、長崎から東京へ向かう列車の中で若い女性と乗り
合うその車中での思い出話し。印象深いのは、わたしも同じ類の思い出
をもっているからでもあります。旅情というのはステキなものです。
もっと幼い頃の「ドン白粉(おしろい)」も、ほっこりさせられるお話し。
黒塗りの板看板に白ペンキで大きく書かれた「ドン白粉」が不気味に映っ
て直視できない。それなのに漢字混じりではじめて書けた文字が“白粉”
だったというものです。小学校に上がる前に“蠟石”ろうせきを漢字が書け
たというのだからすごいですね。むかし神童いま只のひと、というわけで
すが、いえいえ楽しく読ませてもらえるエッセイでした。
2008年にお亡くなりになっていました。残念ではありますが、あとがきの
思いは、このエッセイで達せられましたね。
「私が死ぬと、私の中で、思い出とともに生きてきた人々も
死んでしまう。すでに失われた風景も永遠に消えてしまう」
吉田さんと同じ思いを持っている自分がおります。
誰しも書き留めておくことは、必要なのかもしれません。
あぁ、現代はブログって便利なモノがありましたかっ! (^-^)/
吉田直哉【敗戦野菊をわたる風】

筑摩書房 2001年4月
古希を迎えた著者が人生を振り返るエッセイ。幼少から青年期までの
思い出が綴られています。昭和一桁生まれの吉田さんの場合、それは
戦争の時代と重なるものです。タイトルがステキですね。
記憶に残る折々の出来事がまとめられています。著者の吉田さんは、
NHKのディレクターとして数々の番組、例えば「NHK特集」、大河ドラマ
「太閤記」などなどを世に送り出してこられた方です。
「東京までの汽車」が印象的。
13歳の少年が一人、長崎から東京へ向かう列車の中で若い女性と乗り
合うその車中での思い出話し。印象深いのは、わたしも同じ類の思い出
をもっているからでもあります。旅情というのはステキなものです。
もっと幼い頃の「ドン白粉(おしろい)」も、ほっこりさせられるお話し。
黒塗りの板看板に白ペンキで大きく書かれた「ドン白粉」が不気味に映っ
て直視できない。それなのに漢字混じりではじめて書けた文字が“白粉”
だったというものです。小学校に上がる前に“蠟石”ろうせきを漢字が書け
たというのだからすごいですね。むかし神童いま只のひと、というわけで
すが、いえいえ楽しく読ませてもらえるエッセイでした。
2008年にお亡くなりになっていました。残念ではありますが、あとがきの
思いは、このエッセイで達せられましたね。
「私が死ぬと、私の中で、思い出とともに生きてきた人々も
死んでしまう。すでに失われた風景も永遠に消えてしまう」
吉田さんと同じ思いを持っている自分がおります。
誰しも書き留めておくことは、必要なのかもしれません。
あぁ、現代はブログって便利なモノがありましたかっ! (^-^)/
おりこうさん勢ぞろい。
ドッグショーへ行ってきました。
愛玩ではないショー・ドッグ。若い女性の見学が多いのはトリミング
を学んでいる学生さんたちだろうと察します。
どういう個体が評価されるのか。ジャッジを予想しながら見学する
のが楽しいですね (^∇^)


大形犬の優雅なことサラブレッドのごとし。小形犬の愛らしさ天使のよう。
...ちょっと言いすぎました (^▽^;)
チワワでは、都内に暮らしていた頃に伺ったことのある
ブリーダーさんがエントリーされていて蔭ながら応援しました。


美しさと情熱。純血種の継承維持。わたしは意味をみます。優秀な個体は、
平均的なサラリーマンより稼ぐといいますからね。命あるものを扱うビジネス
としてみると、受け容れがたいという発想もあるようです。


時として、非情としかいえない虐待や、まるでモノのように扱う悪徳業者が
世間を騒がせます。一部です。どんな業界にも会社にも経営者にも利得
だけでルールを無視する輩はいますから。ペット業界においても同じ。
愛情を十二分に注いでいるブリーダーさん、愛犬家の方々は
それはそれは多くいらっしゃいます。
楽しかったです (^-^)/
愛玩ではないショー・ドッグ。若い女性の見学が多いのはトリミング
を学んでいる学生さんたちだろうと察します。
どういう個体が評価されるのか。ジャッジを予想しながら見学する
のが楽しいですね (^∇^)


大形犬の優雅なことサラブレッドのごとし。小形犬の愛らしさ天使のよう。
...ちょっと言いすぎました (^▽^;)
チワワでは、都内に暮らしていた頃に伺ったことのある
ブリーダーさんがエントリーされていて蔭ながら応援しました。


美しさと情熱。純血種の継承維持。わたしは意味をみます。優秀な個体は、
平均的なサラリーマンより稼ぐといいますからね。命あるものを扱うビジネス
としてみると、受け容れがたいという発想もあるようです。


時として、非情としかいえない虐待や、まるでモノのように扱う悪徳業者が
世間を騒がせます。一部です。どんな業界にも会社にも経営者にも利得
だけでルールを無視する輩はいますから。ペット業界においても同じ。
愛情を十二分に注いでいるブリーダーさん、愛犬家の方々は
それはそれは多くいらっしゃいます。
楽しかったです (^-^)/
無理は承知のどんでん返し。
読了
沢村浩輔 【夜の床屋】

東京創元社 2014年6月
タイトルの「夜の床屋」からはじまる短編7作品。
連作であることは、二本目の主人公が同じ名前、佐倉ですから
すぐにわかります。...ということは、連作なんだなと読み進め
ることにもなります。
面白いです。率直な感想 (^∇^)。
ネタバラシは不本意ですので、ココロモチだけですがお薦めでき
る要点をば述べてみたい、いや、語らせてください(笑)
「葡萄荘のミラージュⅡ」から、文章が変わります。変わったよう
な印象を受けるのは、意図され術中に填まったのかも知れません。
ただ単に創作活動のタイムラグが作者自身の発色を変えたのかも
しれない。...わかりませんが転換があることは確かでしょう。
入れ子となるお話しが「眠り姫を売る男」。
場面転換が大きいので、ははん連作だなと思ったことを暫し忘れ
て読み進みました。そして一気に紡ぎなおされる「エピローグ」。
通し読みがおすすめです。それぞれの短編の余韻を(香りを、という
とネタバラシに近づいてしまいますw) 残したまま、次々と読み進め
ることで、最後の「エピローグ」を堪能できます。
ちょっと変わった連作を楽しみたい方には、是・非・に ♪
沢村浩輔 【夜の床屋】

東京創元社 2014年6月
タイトルの「夜の床屋」からはじまる短編7作品。
連作であることは、二本目の主人公が同じ名前、佐倉ですから
すぐにわかります。...ということは、連作なんだなと読み進め
ることにもなります。
面白いです。率直な感想 (^∇^)。
ネタバラシは不本意ですので、ココロモチだけですがお薦めでき
る要点をば述べてみたい、いや、語らせてください(笑)
「葡萄荘のミラージュⅡ」から、文章が変わります。変わったよう
な印象を受けるのは、意図され術中に填まったのかも知れません。
ただ単に創作活動のタイムラグが作者自身の発色を変えたのかも
しれない。...わかりませんが転換があることは確かでしょう。
入れ子となるお話しが「眠り姫を売る男」。
場面転換が大きいので、ははん連作だなと思ったことを暫し忘れ
て読み進みました。そして一気に紡ぎなおされる「エピローグ」。
通し読みがおすすめです。それぞれの短編の余韻を(香りを、という
とネタバラシに近づいてしまいますw) 残したまま、次々と読み進め
ることで、最後の「エピローグ」を堪能できます。
ちょっと変わった連作を楽しみたい方には、是・非・に ♪
年末年始読書♪
読了
青木更吉【根郷と宿 みりんの香る街・流山】

崙書房出版 2009年2月
郷土史。なかなかいい響きを感じます。
著者の青木さんは元小学校の先生。江戸川流域の歴史、
民族文化について詳しい本になっていますが、
こういった方は大切だなぁ。良いお仕事をされています。
自動車が陸路運輸の主役になるまで、江戸への物資運送は
河川、海上交通だったわけです。行徳、浦安もその時代には
新勝寺参りの渡し舟で賑わっていたという行を
佐伯さんの時代小説を思い出したりしました。
読了
永井するみ 【年に一度、の二人】

講談社文庫 2010年6月
三部編。二組の男女が紡ぐストーリー。
七夕の織姫彦星よろしく、年に一度の再開を約束する。
来年の今月今夜の・・・それは金色夜叉(笑)
香港の競馬場は華やかさが伝わってきますね。
鎌ヶ谷から都心へ向かう道筋に、中山競馬場がありまして
勝手にイメージを転写していました(笑)
どうなるんだろうとの憶測もサラサラと終盤へ。
甘美な逢瀬もリアルをなぞっていくと、
大きなどんでん返しもなく収束 (^∇^)
読了
芹沢銈介 【文様図譜】

平凡社 2014年9月
今年、2015年は、芹沢氏の生誕120周年だそうです。
庶民の生活の中で身近に感じられる図案、紋様ばかり。
生活の断片はあたたかいのに鋭く、生体の描画には
温もりや緩さを感じられたり。テキスタイルにみる
抜群の昇華。古くないなぁ。
うーん、刺激になります (^-^)/
青木更吉【根郷と宿 みりんの香る街・流山】

崙書房出版 2009年2月
郷土史。なかなかいい響きを感じます。
著者の青木さんは元小学校の先生。江戸川流域の歴史、
民族文化について詳しい本になっていますが、
こういった方は大切だなぁ。良いお仕事をされています。
自動車が陸路運輸の主役になるまで、江戸への物資運送は
河川、海上交通だったわけです。行徳、浦安もその時代には
新勝寺参りの渡し舟で賑わっていたという行を
佐伯さんの時代小説を思い出したりしました。
読了
永井するみ 【年に一度、の二人】

講談社文庫 2010年6月
三部編。二組の男女が紡ぐストーリー。
七夕の織姫彦星よろしく、年に一度の再開を約束する。
来年の今月今夜の・・・それは金色夜叉(笑)
香港の競馬場は華やかさが伝わってきますね。
鎌ヶ谷から都心へ向かう道筋に、中山競馬場がありまして
勝手にイメージを転写していました(笑)
どうなるんだろうとの憶測もサラサラと終盤へ。
甘美な逢瀬もリアルをなぞっていくと、
大きなどんでん返しもなく収束 (^∇^)
読了
芹沢銈介 【文様図譜】

平凡社 2014年9月
今年、2015年は、芹沢氏の生誕120周年だそうです。
庶民の生活の中で身近に感じられる図案、紋様ばかり。
生活の断片はあたたかいのに鋭く、生体の描画には
温もりや緩さを感じられたり。テキスタイルにみる
抜群の昇華。古くないなぁ。
うーん、刺激になります (^-^)/
Place of mind.
今年一年ありがとうございました。
今年は家人の入院、手術など想定外の出来事も
あって慌しくすごした一年でした。
そんな中にも、久しぶりのステージ演奏あり、
出会いもあり前向きになれることもありました。
迎える新年、気持ちも新たに
たくさんの出会いにも期待をこめて (^-^)/




