2週間くらい前に読み終えてたけど
なかなか書けなかった。。。

辻村深月さんのゼロ、ハチ、ゼロ、ナナ。





地元を出た娘と残った娘。
幼馴染みの二人の人生はもう交わる
事がないと思っていた。
しかし、チエミが母親を殺し逃げて
いるという事件が起こる。
みずほの脳裏にチエミと交わした約束が
浮かび、みずほはチエミを探し始める。


チエミが逃げる理由が分かって、
事件の真相が分かるとき、その時に
この題名の意味が分かります。

題名の意味が分かったとき。
胸がキュッとなりました。

母は母で、娘は娘ってことはずっと
変わらないんだな。


この作品は母娘の事だけでなく女同士の
事もリアルに書かれています。
女友達に向けられた悪意や、自分の
位置付けなどなど、
特にアラサー女性には共感できる部分が
沢山あるんじゃないかな、って思います。



作品に出てくる二人の娘に
この先、希望がありますように。


いま、アメブロを書くと何か
あるらしい。。。というので
久しぶりにウサギblog書きます!




相変わらず仲良しの2羽。
見てるとほんっっとーに癒されます。






ハロウィン近いから、ハロウィン仕様の
スティッチとパシャリ

私がスティッチを好きなのは
耳がうさぎみたいだから?

いや、スティッチを好きになった方が
先だから、このフォルムが好きなのかな

ハロウィン当日
うさぎさんと何かしょうかな。

去年はハロウィンでパニックになる
渋谷付近を車で通らなくてはいけなくて
運転に苦労したなぁ

アメリカと違って日本は独自の
ハロウィン文化がありますね。



今度、映画化もされる湊かなえさんの
少女 を読みました。

読み終えたとき、湊かなえさんの作品の
中で一番好きだ、って作品全部を読んだ
訳でもないのに感じました。




「人が死ぬのを見てみたかった」
友人の自殺に遭遇したという転校生の
告白を自慢のように感じた由紀は
人が死ぬ瞬間を見たいと思った。
自殺を考えたことがある敦子は、死体を
見たら死を悟ることが出来て、強く
なれるのではないかと考える。
それぞれが赴いたボランティア先で
出会いがある。
そんな少女たちの夏のミステリー。


色々な伏線があって最期にそれがうまく
回収されていくところが、さすがでした。
特に終章では、すべてがひっくり返される
ので衝撃です。
読み返さずにはいられませんでした。

因果応報という言葉が何回か出てくる
んだけど、まさに因果応報の展開に
何度も、え?え?って驚かされて私は
楽しかったです。

因果応報がこの小説のもうひとつの
テーマなんだと思います。

知らないうちに人の人生をめちゃくちゃに
した少女の悪意には


どんな罰が待ってるのでしょう?
続きが気になる!!
この話どんな結末になるの??って
いう気持ちが私の本を読み進める
原動力になっています。

でもこの「何者」に関してはそんな
気持ちを持ち合わせなくても、どんどん
先まで読んでいってしまいました。

純粋に面白いって思えました。






就活を目前に控えた主人公の拓人は
光太郎、瑞月、理香、隆良らと
集まるようになる。
だが、一緒に就活をしていくなかで
SNSや面接で発する言葉の奥に見え隠れ
する本音や自意識が彼らの関係を
変えていく。。。


初めは客観的に読んでいました。
こういうやついるよねー、みたいに
思いながら。

意識だけやたら高い人、他人の成功
って言葉に素直に喜べずに悪いところを
エゴサーチして安心する人。
自分は他人と違うからいつか誰かが
見つけてくれるって待っている人。

でもラストになって客観的に見ていた
話の当事者が自分に変わります。
そこで、ドキッとさせられました。

主人公の中に自分と少し似ている
ところがある!??
そう感じました。
私にもそんな事があったかもしれない。

理香の「私たちは、何者かになんて
なれない。自分は自分にしかなれない。
カッコ悪い自分のままであがくんだよ」
というセリフが好きです。

自分がいかにダサくてカッコ悪いか
分かっていて、その自分のままで
必死に悪あがきするってカッコイイ!!


初めて湊かなえさんの本を読みました。

高校入試




入試前日に教室の黒板に
「入試をぶっつぶす!」と
書かれた貼り紙がされた。

迎えた入試当日。
試験内容や学校の様子などが
ネット掲示板に次々と書かれていく。

保護者からの糾弾や不安がる生徒の
ために奔走する教師たち、

一体誰がなんのために?
嘘をついているのは誰なのか?

ミステリーです。



登場人物が多くて、誰が誰とか
その関係がなかなか頭に入って
来ずに、冒頭の人物相関図を何度も
開きました。

語り手も変わっていくのですが、
時系列通りに進められているので
状況はつかみやすかったです。

犯人の中の一人の動機が、そこまで
するほどの動機??
と少し思いましたが私たちにとって入試ってなんだっただろう?と考えさせられました。

入試は人生の通過点に過ぎないけど
人の人生を変えるものでもあるんですよね。

最後まで読んだとき、改めて読み
返して犯人達がどんな言動をとって
いたか注目したいって思いました。