最後まで読み終えて、この結末!!
個人的にすごく好きな展開だった、
秋吉 理香子さんの【暗黒女子】

映画化もされた、湊かなえさんの「告白」
に似たような感じかな。




名門女子高で、カリスマ的存在である
「いつみ」が死んだ。

その一週間後、いつみが所属していた
文学サークルで闇鍋形式の定例会が
開かれる。
参加者は6名。

闇鍋を食しながら、それぞれが持ち寄った
創作小説を朗読していく。
テーマは「いつみの死」

事実に基づいた創作小説のはずなのに
それぞれの主張や名指しされる犯人の
名前が異なる。
そして誰も予想できない大どんでん
返しの結末が待っている!



イヤミスという、嫌な気分にさせる
ミステリーと呼ばれている本作。
でも私には美しい語り口で進められる
先に待っている結末が、どす黒いって所が
とても心地よい読後感でした。

6人それぞれの語り口調が違うところも
本作の魅力だと思います。

闇の中でたんたんと進められていく
朗読会。
是非、私も参加してみたいです。


あぁ、面白かった。
今回も辻村深月さんの本です

最近、辻村さんの本が多いのは
この順番で読むのがオススメと
いうものを見たのが始まりです




確かに、この順番で読むと前作とリンク
する箇所を見付けることが出来てその度に
心がはずみます!!


さて、今回読んだ名前探しの放課後は
主人公、依田いつかが違和感を感じる
ところから始まります。

撤去されたはずの看板がある。
もしかして過去に戻された??

動揺する、いつかの中で1つの記憶が
浮かびます。

今から同級生が一人自殺する。
でも、それが誰なのか思い出せない。

一人では抱えきれずにクラスメートや
信頼のおける友達に相談して、それが
誰なのか探し始めます。
どうしても、それを止めたい!!






結末を読んだとき、再読せずには
いられません。

それぞれの登場人物がどんな想いで
行動を起こしているのか?再読すると
別の楽しみが待っています。

登場人物が
今までの作品「凍りのくじら」「ぼくの
メジャースプーン」とリンクしている
所があるので、この作品を読んでから
今作を読むと、これはあの子達だな
って、少し懐かしい気持ちになります。

私はだいぶ終わりの所まで、あの子だ!
って気付けませんでしたが(^-^;。

私はすごく好きな作品だったので
時間があるときに、是非また再読
したいと思います。





この物語は、うさぎ好きの私には
きつーい描写が多々あるけど、
読んで良かったと思えます。

とても考えさせられる話でした。




ある日、主人公「ぼく」の学校で
うさぎが惨殺されるという悲惨な
事件が起きる。

幼なじみの「ふみちゃん」はその
ショックで口がきけなくなる。

不思議な力を持つぼくだけが出来る
ことがある。

犯人に力を使うこと。
チャンスは一度きり。

どのように使うか僕が思い悩む様子が
描かれています。

犯人は何に執着して、何を罰と感じる
のか??
復讐は自己満でしかないのか??

最後にぼくがとった行動は予想を
大きく裏切られ、ぼくの覚悟の
強さに驚かされます。


この話には辻村深月さんの前作
【子供たちは夜と遊ぶ】に出てくる
秋山先生が出てきます。
前作では明かされなかった秋山先生の
真実が分かるので読む順番は必ず
前作を読んでから!

2倍以上は楽しんで読めます!

秋山先生の話し方がすごく好きだったから
今回も会えて嬉しかったな。
考え方も興味をひかれる人物です。

動物好きにはキツイ事件で犯人に
かなりの怒りを覚えますが、
オススメの作品です!



やっと下巻も読みました




上巻の終わりからほぼ一気読みをしたく
なる内容です。
上巻読んだら、絶対に下巻まで読んで
欲しい。

そして、あまり推理しないで話を純粋に
楽しむ方が面白いんでないかとも思った。

殺人ゲームしている相手の正体も
明らかになる訳ですが、そう来たか⁉
って感じでした。
この辺りはちゃんと読み込まないと誰が
誰なのか???ってなります。

少しネタバレですが、ここが兄妹なんて
分かるかよ!!と完全に作者に騙され
ました。
書き方で先入観って持ってしまうもの
なんですよね。
まいりました!!


それぞれの片思いの模様も切なくて
見所です。

みんな居場所がなくなること、ひとり
ぼっちになること、必要とされなくなる
事を怖いと思う。
それが殺人ゲームにつながってしまい
ます。
でも、最後に救われる部分もあるので
読後感は悪くないです。


一人一人の登場人物が好きになれた。
だから、読み終わるの寂しかったな。。








上巻を読み終えたとき

「やばぃ、面白くなってきちゃった」

そう思った。
下巻まだ手元にないんだよー。





この話は意味深な少し背筋が寒くなる
ようなプロローグから始まる。

大学生の数人が悲しい連続殺人に
巻き込まれていく。
大人になりきれない子ども達が、残酷な
ゲームを進めていく先の結末はどうなる
のか??すっごく気になる!!


今回の本も「冷たい校舎の時は止まる」
同様分厚いのでまずは上巻を読んだとこで
ブログに記録しょうと思う。

ただの連続殺人ではなく、謎解きを残し
ながら何かを象徴するような殺害現場を
残していくとこが、個人的に見所だと
わくわくしてしまっている。

悲しい結末にならなければいいんだけど、
どうかな??

上巻では表に出てこない「i」という
殺人ゲームを始めた存在が気になる。


明日は下巻を買いに行こう!!