最後まで読み終えて、この結末!!
個人的にすごく好きな展開だった、
秋吉 理香子さんの【暗黒女子】

映画化もされた、湊かなえさんの「告白」
に似たような感じかな。




名門女子高で、カリスマ的存在である
「いつみ」が死んだ。

その一週間後、いつみが所属していた
文学サークルで闇鍋形式の定例会が
開かれる。
参加者は6名。

闇鍋を食しながら、それぞれが持ち寄った
創作小説を朗読していく。
テーマは「いつみの死」

事実に基づいた創作小説のはずなのに
それぞれの主張や名指しされる犯人の
名前が異なる。
そして誰も予想できない大どんでん
返しの結末が待っている!



イヤミスという、嫌な気分にさせる
ミステリーと呼ばれている本作。
でも私には美しい語り口で進められる
先に待っている結末が、どす黒いって所が
とても心地よい読後感でした。

6人それぞれの語り口調が違うところも
本作の魅力だと思います。

闇の中でたんたんと進められていく
朗読会。
是非、私も参加してみたいです。


あぁ、面白かった。