タイトル「トライアウト」って?

一般的には適性検査 あるいは試験興行を意味するもの

でも 日本のプロ野球界では「戦力外通告」を受けた選手が

再度 他の球団から声を掛けてもらうための試験興行のことを指すようです

なかなかツライ

 

フリーで仕事をしていたので注文がある間は現役

注文がなくなったら 引き際が大切と30代の頃から考えていました

運よく 仕事が途切れないうちに自分で仕事をセーブしてフランスへ

何とか 生きてこられた (笑

 

この本では 精神的にぎりぎりな生活を暮らす、、、

それぞれ女性と男性が登場

男性はプロ野球選手

一方 シングルマザーとして新聞社で働く女性

この ふたり

ともに 気合を入れて生きている ある意味で痛々しさまで感じました

もっと ラクな生き方もあるだろうに

 

読み応えがありました

意地もあるし 気骨もあってなかなかの充実読書で終了

(ふむふむ)

 

この辺りでお仕舞に

金曜日も なっかなか~っです(今 半分くらい読んだところ)

金曜日に更新します

 

( ↓ 木々の間に朝陽 独特の雰囲気)

 

 

 

明治は江戸の終焉とか文明開化とか

昭和は ちっと「いにしえ」ノスタルジック?

大正は1912~1926年の14年間と短い

なので 儚い夢のような時代とも思われてしまふ

でも あながち間違いではないような?

竹久夢二のイラストみたいな「あやうさ」や狂気じみた幻想までも感じてしまふ

 

今日の本はまさに そんなイメージが付き纏う短編集

死者の生者の恋

あぶな絵の絵師と薄幸で残忍な少女の恋

8篇の短編集ではあるけれど それぞれが微妙に絡まり合うような、、、連作のような、、、

 

現実から切り離される思考に陥りそうな時間を過ごしてしまった

 

この辺りでお仕舞に

来週も火曜金曜の更新を予定しています

 

( ↓ 風で合歓の木の花が庭に  ふわりとピンクがやわらかい)

 

野坂昭如の「火垂るの墓」を思い出した

妹の骨をサクマドロップの缶に入れて腰にぶら下げるお兄ちゃんの話し

(正確にはサクマド式ロップスと呼ぶらしい)

子供が戦争に巻き込まれるのは悲惨

今でも世界のどこかで同じ境遇に陥っている子供がいる、、、

イスラエルとか ウクライナとか

日本が それを支持して援助さえしている事実が辛い

 

 

この「夢見る帝国図書館」という本はストーリを追ってサクサク読める本じゃない

明治の文豪たちの若き姿が登場し その本を追憶させたりもする

(樋口一葉 宮沢賢治 など 近代文学の巨匠たちの若き日々の姿が、、、)

話しの案内役は小説家 デビュー前のフリーライター

図書館近辺で知り合った女性がキーとなる

この女性がサクマドロップを追憶させた経験の持ち主

ある意味 この女性の一生を探るミステリとも呼べる本でもある

 

複雑な読書感を抱いた本でした(ちょっと 疲れた ^^)

 

さて この辺りでお仕舞に

想像力豊かにこの本を読んでいただきたいと切に祈ります

 

( ↓ 45℃回転された四角い窓 これだけのことで可愛らしい)

 

金曜日の今日 UPしたかった 中島京子「夢見る帝国図書館」

この本の中に登場する童話『としょかんのこじ』が読みたい

架空の本だから読めないけれど、、、

 

第二次世界大戦の混乱時に親とはぐれ 孤児になった女の子が主人公

復員兵のおいちゃんに拾われて 図書館に寝泊まり

っで 彼が紡ぐ童話

 

夜 近所の動物園から動物たちが図書館へ本を読みに来る……

いいなあ こんな『おはなし』

ぜひぜひ 読んでみたい

 

なあんて

今日はフワフワの更新

中島京子の本編は来週の火曜日に

(何だか 童話に惹かれちゃいました)

この辺りでお仕舞に

 

< ↓ 毎週 水曜日に行くマルシェで売られているローストチキン 美味しい~っ!>

 

小学校の高学年あたりから子供嫌いでした

自分がイヤだったのかも

なので お腹の大きな人を見ると「よく産むなっ」と心の中で思ったものです

自分に似た子供、、、信じられない

ぷらす 積極的に病気になるような感じがした

 

この感じ 今も変わらず、、、日本の人口が少なくなる訳です

 

今日の本は めんめんと続く家族の話し

同潤会アパートメントが出来 初代の入居者となる新婚夫婦から始まり

70年 4世代まで

アパートが取り壊され更地となって お話しも終了

 

ココに登場する人たちは何のてらいもなく家族として続けている

不幸もあるけれど助け合っての健全な流れ

 

ワタクシ自身にとっては 非常に他人事だけれど

涙を流して読んじゃう箇所も多かったです

温かく仕合わせ 非常に理想的?

っですっです

 

この辺りでお仕舞いに

今週も今日と金曜日の2回更新予定

歴史建造物が舞台 上野の図書館 次回もよろしくっ

 

( ↓ スーパーの脇の溝に咲いていた黄色の花 名知らず)