野坂昭如の「火垂るの墓」を思い出した

妹の骨をサクマドロップの缶に入れて腰にぶら下げるお兄ちゃんの話し

(正確にはサクマド式ロップスと呼ぶらしい)

子供が戦争に巻き込まれるのは悲惨

今でも世界のどこかで同じ境遇に陥っている子供がいる、、、

イスラエルとか ウクライナとか

日本が それを支持して援助さえしている事実が辛い

 

 

この「夢見る帝国図書館」という本はストーリを追ってサクサク読める本じゃない

明治の文豪たちの若き姿が登場し その本を追憶させたりもする

(樋口一葉 宮沢賢治 など 近代文学の巨匠たちの若き日々の姿が、、、)

話しの案内役は小説家 デビュー前のフリーライター

図書館近辺で知り合った女性がキーとなる

この女性がサクマドロップを追憶させた経験の持ち主

ある意味 この女性の一生を探るミステリとも呼べる本でもある

 

複雑な読書感を抱いた本でした(ちょっと 疲れた ^^)

 

さて この辺りでお仕舞に

想像力豊かにこの本を読んでいただきたいと切に祈ります

 

( ↓ 45℃回転された四角い窓 これだけのことで可愛らしい)